流氷が来る町、と聞いて、最初はピンとこない。 でも実際に立ってみると、わかる。 オホーツク海の風は、本州とは別の惑星みたいに冷たくて、 その分、景色の解像度が異様に高い。 網走は「果て」じゃなくて、「始まり」の町だ。
網走のおすすめスポット
博物館網走監獄|塀の中に、時間が止まったままだ
入場料は1,100円。
広い、とは聞いていたけど、予想の2倍あった。
明治時代に建てられた建物が、そのまま残っている。
木の廊下を歩くと、ギシギシと音がする。
囚人たちが実際に使っていた房に入れる。
扉を閉めてみた。
5秒で出た。
展示は再現人形が多いんだけど、これがかなりリアルで正直怖い。
冬の北海道で道路工事をさせられていた歴史は、重くて、でも目を逸らせない。
観光地っぽくしようとしてるのに、本物の「重さ」が滲み出てくる場所。
半日いても飽きない。
売店の「監獄食」(税込780円)は、本当にそっけない飯で、それが妙においしかった。
砕氷船おーろら|氷を割る音は、思ったより静かだ
乗船できるのは冬限定、だいたい1月下旬〜3月中旬ごろ。
料金は大人3,300円。
出港は網走港から、所要約1時間。
出発直後は「ただの船旅」という感じ。
でも15分ほど進むと、白いものが見えてくる。
最初は遠くに薄く。
そのうち船の真下に流氷が来て、ゴリゴリと割れる。
音は轟音じゃなくて、低くて鈍い音。
デッキに出ると、顔が痛い。
体感温度がマイナス15度を超えてる感覚。
でも離れられない。
オホーツク海が、白と青のまだら模様になっている。
これを見るためだけに網走に来てもいい。
防寒は本気でやること。
カイロ、ネックウォーマー、手袋の二重装備は必須。
甘く見ると後悔する。
能取湖|秋になると、湖が赤く燃える
9月中旬〜10月上旬、能取湖の岸が真っ赤になる。
サンゴ草(アッケシソウ)群落のせいだ。
駐車場から歩いて5分もかからない。
無料で入れる。
なのに、視界に入った瞬間、足が止まった。
赤と青の境界線がくっきりしていて、
どっちかが嘘みたいに見える。
ここが北海道だということを、一瞬忘れる。
観光客は多いけど、湖畔は広いから圧迫感はない。
朝イチに来ると光の角度が良くて、写真が全然違う。
8時台がおすすめ。
冬の能取湖も別の顔がある。
全面結氷したワカサギ釣りのシーズン(1〜2月)は、
湖の上に小屋が並んで、異世界みたいな光景になる。
季節を変えてまた来たい場所のひとつになった。
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