小樽の風景
北海道

小樽

歴史

石畳を踏むたびに、時代が戻っていく気がした。 小樽は、北海道なのにどこか懐かしい街だ。 運河沿いのレンガ倉庫、坂の上から見える日本海。 ここには、派手な観光地にはない「重さ」がある。 海の匂いと歴史の匂いが混ざった、あの感じ。 一度来たら、また来たくなる街だ。

Best Season 6〜8月がベスト。積丹ブルーの海が最も美しく、ウニ漁も解禁される。 冬(12〜2月)は神威岬が閉鎖されるが、雪の小樽運河は別格の美しさ。防寒は必須。

小樽のおすすめスポット

01

小樽運河|夕暮れどき、レンガと水面が金色に染まる

朝の運河と夜の運河は、まるで別物だ。

昼間に行ったとき、観光客が多くてやや興ざめした。

だから夕方17時ごろ、もう一度歩いてみた。

光が傾いてくると、水面がオレンジ色に変わる。

レンガ倉庫の壁が、その色を吸い込んでいく。

全長1,140mの運河沿いに、ガス灯が並んでいる。

点灯するのは日没後。

その瞬間を待っていた人たちが、一斉にカメラを向けた。

ぼーっと橋の上に立っていたら、30分が過ぎている。

そういう場所だ、ここは。

運河沿いの「小樽倉庫No.1」ではビールを飲める。

地元の麦芽を使ったアンバーエールが680円。

冷えた体に、じわっと染みた。

■ 小樽運河 住所:北海道小樽市港町 入場料:無料 散策:24時間可 ガス灯点灯:日没〜22時ごろ 最寄り:JR小樽駅から徒歩約10分
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02

堺町通り|ガラスと菓子の路地で、財布が軽くなる

正直に言う。

堺町通りは、想像以上に「買わされる」通りだ。

全長約800m。

ガラス工芸の店、六花亭、北一ホールズ、ルタオ。

歩くたびに試食を渡される。

そして気づくと手提げ袋が増えている。

ルタオの「ドゥーブルフロマージュ」は1,836円(6号)。

2層のチーズケーキで、下がベイクド、上がレア。

店の前で食べた一口目、思わず声が出た。

北一ホールズは明治時代の石油倉庫を改装した建物。

中に入ると167本のランプが灯っている。

ひんやりした空気と、あの揺れる炎の雰囲気。

しばらく動けない。

買い物目的じゃなくても、建物を見るだけで楽しめる。

ただし休日の昼間は人が多い。

平日の午前中が断然おすすめだ。

■ 堺町通り 住所:北海道小樽市堺町 営業時間:店舗により異なる(概ね9〜18時) 定休日:店舗により異なる 最寄り:JR小樽駅から徒歩約15分 北一ホールズ入場料:300円
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03

天狗山|街と海が、足元に広がるあの感覚

ロープウェイで532mの山頂へ。

所要時間は約4分。

頂上に着いた瞬間、風が強くてよろけた。

そして目の前に広がる景色に、言葉を失った。

小樽の街並みが箱庭みたいに見える。

その奥に石狩湾。

晴れた日は積丹半島まで見渡せる。

「こんなに海が近い山だったのか」

地図で見ていても、実際に見るまでわからない迫力だ。

天狗山はスキー場として有名だが、夏も面白い。

リス園があって、エゾリスが普通に歩き回っている。

餌をあげられる(100円)ので、子どもがいる旅行者にも◎。

ロープウェイの最終は20時30分(夏季)。

夜景目的なら17時以降のロープウェイに乗るべきだ。

山頂から見る小樽の夜景は、宝石を撒いたみたいだ。

■ 天狗山 住所:北海道小樽市天狗山1番地 ロープウェイ料金:往復1,300円(大人) 運行時間:9:00〜21:00(夏季)※季節により変動 最寄り:JR小樽駅からバス約20分「天狗山ロープウェイ前」下車
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04

神威岬|風が強くて、立っていられない

小樽から車で約90分。

積丹半島の先端、神威岬に着いた。

駐車場から岬の先端まで、片道約20分歩く。

その道が「チャレンカの小道」と呼ばれている。

細い尾根道で、両側は断崖絶壁だ。

風速10m以上で通行規制になる。

その日は規制ギリギリだ。

帽子を押さえながら、岩場を進んだ。

岬の先端に立ったとき、目の前に「神威岩」が見える。

高さ40mの岩柱が、海からそそり立っている。

あれは本当に不思議な形をしている。

積丹ブルーと呼ばれる海の青さも、ここで初めて理解した。

沖縄の青とは違う。

もっと深くて、冷たい青だ。

怖いくらいの場所だったけど、来てよかった。

北海道の「端っこ感」がある場所だ。

■ 神威岬 住所:北海道積丹郡積丹町神岬町 入場料:無料 開放時間:8:00〜17:00(季節により変動) 冬季(12〜4月上旬)は閉鎖 アクセス:小樽駅から車で約90分、バスは積丹ターミナルから約20分
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05

積丹岬|島武意海岸の透明度に、現実を忘れる

積丹岬は神威岬から車で15分ほど。

セットで回ることが多い。

岬そのものより、隣の「島武意海岸」が衝撃だ。

トンネルを抜けると、突然視界が開ける。

眼下に白い砂浜と、あの青。

思わず「うわっ」と声が出た。

海岸まで降りる急な階段が約100段ある。

降りてみると、海の透明度が異常だ。

足元まで見える。岩も海藻も全部見える。

ここで泳いでいる地元の人がいた。

うらやましかった。

積丹はウニが有名で、旬は6〜8月。

近くの「みさき食堂」でウニ丼を食べた。

ムラサキウニの丼が3,800円。

高いけど、後悔は全くない。

海の青さとウニの甘さ、どちらも本物だ。

遠くても来る価値のある場所だ。

■ 積丹岬・島武意海岸 住所:北海道積丹郡積丹町西河町 入場料:無料 遊泳期間:7月上旬〜8月下旬 アクセス:小樽駅から車で約80分 ウニ漁解禁:6月第1日曜〜8月中旬(年により変動)
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モデルコース

Day Trip 午前:小樽運河・堺町通りでショッピング → 昼:寿司か海鮮丼 → 午後:天狗山でロープウェイと夜景。電車でアクセス可能なコース。
1 Night 1日目:小樽運河(夕景)→ 堺町通り → 天狗山夜景。2日目:車で積丹半島へ移動 → 神威岬 → 島武意海岸 → 積丹でウニ丼 → 小樽経由で帰路。レンタカー必須。
Travel Tips 積丹方面はレンタカーがないと厳しい。 小樽駅周辺でレンタルして朝イチで出発を。 神威岬は風が強い日が多いので防風ジャケット必携。 ウニ丼は6〜8月限定。時期を外すと冷凍ウニになる店も。 堺町通りの試食は全部受け取っていい。

小樽への行き方

ICカード利用可
Access Time
札幌から 約40分
obihiroから 約1時間40分
kushiroから 約2時間10分
kitamiから 約2時間10分
東京から 約7時間25分
鉄道 小樽駅へ

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