知床の風景
北海道

知床

自然秘境

Photo by VKaeru / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

温泉自然と過ごすひとり旅向けカップル向け友達と海を眺める滝の絶景秘境感あり

端っこまで来てしまった。 日本の地図を広げると、知床半島はぎりぎりの場所にある。 ここには道路が途切れる場所がある。 熊が普通に歩いている場所がある。 人間が「お邪魔します」と言わなければいけない、そんな空気がある。 それでもまた来たくなるのは、あの原始的な静けさが忘れられないからだ。

端っこまで来てしまった。日本の地図を広げると、知床半島はぎりぎりの場所にある。ここには道路が途切れる場所がある。熊が普通に歩いている場所がある。人間が「お邪魔します」と言わなければいけない、そんな空気がある。それでもまた来たくなるのは、あの原始的な静けさが忘れられないからだ。風の中にヒグマの気配がある。流氷が砕ける音、硫黄の匂い、誰も踏んでいない雪。ここでは、文明が遠くなる感覚が、妙に心地いい。熊の目撃情報は知床財団のサイトで毎日更新される。出発前に必ず確認すること。熊スプレーはウトロのお土産店でレンタルできる。1日800円ほど。山に入るなら必ず携帯してほしい。電波が入らないエリアが多いので、地図は事前にダウンロードしておくこと。

Best Season
6〜9月が動きやすい。 特に7月は雪解けと新緑が重なって、一番景色が美しい。 冬の流氷シーズン(2月)はまた別の知床がある。 どちらも、一度見たら忘れられない。
Stay
・2泊以上
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知床のおすすめスポット

01
知床五湖|熊の気配を感じながら、5つの鏡を歩く

知床五湖|熊の気配を感じながら、5つの鏡を歩く

朝7時、駐車場に着いた時点でレクチャーが始まる。

ヒグマの目撃情報が出ていれば、その日のルートが変わる。

そういう場所だ。

高架木道は無料で歩ける。

1湖だけなら30分もかからない。

でもそれだけで十分すぎる景色がある。

湖面が完全に静止している。

知床連山が逆さに映っている。

カメラを構えながら、息を止めた。

地上遊歩道は5月から。

ガイドと一緒に歩くルールがある。

そのガイド料、1人4,500円。

高い。

でも歩きながら「ここ3日前に熊が出た場所です」と言われた時、4,500円の意味がわかった。

春先は雪解け水で湖が満たされて、一番透明度が高い。

9月になるとヒグマが多く出没する。

どの季節も、気は抜けない。

■ 知床五湖 住所:北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩宇別549 料金:高架木道 無料 / 地上遊歩道 ヒグマ活動期(5〜7月中旬)はガイド同行必須・約4,500円〜 営業時間:季節により変動(4月下旬〜11月上旬) アクセス:ウトロ温泉バスターミナルから路線バスで約40分
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02
カムイワッカの滝|温泉が滝になっている、という意味がわからない

カムイワッカの滝|温泉が滝になっている、という意味がわからない

「滝を登って温泉に入れる」と聞いた時、正直ピンとこない。

でも実際に足を踏み入れた瞬間、全部わかった。

川の水が、温かい。

滑る岩を踏みながら上を目指す。

素足か、マリンシューズがいい。

ビーチサンダルで来た人を見たが、すぐ後悔している。

一の滝の滝つぼまでは歩いて15分ほど。

硫黄のにおいが段々と強くなっていく。

その滝つぼに入ると、下半身がじんわり温かくなる。

上半身には冷たい滝水が落ちてくる。

その温度差が、なんとも言えない気持ちよさだ。

現在は環境保全のため一の滝までのみ立ち入れる。

シーズンは7月〜9月。

知床五湖とセットで動くのが定番のルートだ。

ただし道路状況によってアクセス方法が変わるので、必ず事前に確認してほしい。

■ カムイワッカの滝(湯の滝) 住所:北海道斜里郡斜里町大字遠音別村 料金:無料(駐車料金別途かかる場合あり) アクセス:7〜9月はシャトルバス運行あり(知床自然センター発)※マイカー規制期間あり 注意:滑りやすい岩場あり。マリンシューズ推奨。硫黄成分で金属が変色するためアクセサリーは外すこと
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03
羅臼岳|知床を全部見たいなら、ここを登るしかない

羅臼岳|知床を全部見たいなら、ここを登るしかない

標高1,661m。

知床連山の最高峰だ。

木下小屋をスタートしたのが朝5時半。

登山口にノートがある。

ヒグマ目撃情報が手書きで残されている。

3日前、山頂付近で親子グマの目撃情報。

足が止まった。

それでも登った。

熊鈴を鳴らしながら、ひたすら登った。

大沢の雪渓を越えたあたりで景色が一気に開ける。

オホーツク海が広がっている。

反対側には根室海峡。

知床半島の稜線がずっと続いている。

「全部見えた」という感覚があった。

これまで地上で見てきた湖も、滝も、全部ここから繋がっている。

往復で9〜10時間かかる本格的な登山だ。

軽い気持ちでは登れない。

でも登り切った後の景色は、それだけの価値がある。

初心者はガイドと一緒に行くのが絶対いい。

■ 羅臼岳 登山口:岩尾別温泉・木下小屋前(北海道斜里郡斜里町岩宇別) 料金:登山自体は無料。ガイドツアーは1人15,000円〜 所要時間:往復約9〜10時間 シーズン:7月〜9月(残雪・天候により変動) 注意:ヒグマ生息地。ガイド同行または熊鈴・熊スプレー必携
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モデルコース

Day Trip 午前:カムイワッカの滝(シャトルバス利用)→ 昼食:ウトロ市街でウニ丼 → 午後:知床五湖(高架木道) → 夕方:知床自然センター立ち寄り
1 Night 1日目:知床五湖(地上遊歩道・ガイドツアー)→ カムイワッカの滝 → ウトロ温泉泊。2日目:早朝5時出発で羅臼岳登山(ガイド同行推奨)→ 下山後、羅臼でホッケ定食を食べてから帰路へ
Travel Tips 熊の目撃情報は知床財団のサイトで毎日更新される。 出発前に必ず確認すること。 熊スプレーはウトロのお土産店でレンタルできる。1日800円ほど。 山に入るなら必ず携帯してほしい。 電波が入らないエリアが多いので、地図は事前にダウンロードしておくこと。

知床への行き方

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移動 知床斜里駅へ

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