登別の風景
北海道

登別

温泉自然

硫黄の匂いが、鼻をつく。 バスを降りた瞬間、「ここは普通じゃない」と気づく。 地面が白く、湯気が立ち、地球がまだ生きていると実感する場所。 登別は、温泉に入りに行く場所じゃない。 地球のど真ん中に立ちに行く場所だ。

Best Season 冬(12〜2月)が断然おすすめ。 雪と湯気のコントラストが別格。 足湯は雪の中でも楽しめる。 夏は緑と湯気の対比も美しい。 混雑が少ない平日の冬が理想。

登別のおすすめスポット

01

地獄谷|硫黄と湯気の向こうに、地球の本音がある

遊歩道に入ると、すぐに足が止まった。

直径450mの爆裂火口跡。

写真で見ていたより、ずっと広い。

ずっと、うるさい。

ぼこぼこと音を立てながら、地面が沸いている。

触れたら絶対やばいとわかるのに、目が離せない。

湯気の中に赤い岩肌が見える。

温度は約80℃。1日に約3,000トンの熱湯が湧き出している。

冬に来ると、湯気が白くもくもくと広がって、景色が完全に別物になる。

吐く息も白い中、硫黄の匂いだけが濃くなる。

夜にライトアップされる日もあって、その幻想感は昼間とまるで違う。

入場は無料。

ただ歩くだけなのに、こんなに圧倒される場所は他にない。

■ 地獄谷 住所:北海道登別市登別温泉町無番地 入場料:無料 散策自由(遊歩道あり・約15〜20分で一周) 駐車場:あり(有料)
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02

大湯沼|静かすぎて、怖い。130℃の沼が、ただそこにある

地獄谷から歩いて10分ほど。

大湯沼に着いた。

地獄谷より、静かだ。

その静けさが、逆に怖かった。

沼の表面が、ゆっくりと揺れている。

温度は表面で約50℃、深部は約130℃。

ぐらぐら煮えているわけじゃない。

ただ、どろりと、黒く、揺れている。

周囲約1km。

木の遊歩道から眺めていると、自分が小さく感じる。

さらに5分ほど下った先に「大湯沼川天然足湯」がある。

ここが本当によかった。

川底から熱湯が湧いていて、靴を脱いでそのまま足を入れる。

料金は無料。

真冬でも湯温は約40℃前後。

雪の中で足湯に入った。

これ以上ない贅沢だ。

■ 大湯沼・大湯沼川天然足湯 住所:北海道登別市登別温泉町無番地 入場料:無料 足湯:無料・タオル持参推奨 大湯沼川天然足湯は冬季閉鎖の場合あり(要確認)
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03

登別クマ牧場|ヒグマと目が合った。逃げ場はない

ロープウェイで山頂へ。片道7分。

乗り場は登別温泉街から徒歩圏内にある。

到着してすぐ、柵の向こうにヒグマがいた。

大きい。

想像より、圧倒的に大きい。

そして賢い。

観光客がコインを投げると、立ち上がって受け取る。

体重200kg以上の生き物が、器用に前足を使う。

そのギャップに笑ってしまった。

「人のオリ」という展示エリアがある。

人間がガラスの筒の中に入り、ヒグマを下から見上げる構造。

クマに観察される側になる、という逆転の発想。

ヒグマが顔を近づけてきたとき、心臓が跳んだ。

ガラス越しでよかったと本気で思った。

山頂からは太平洋が見える。

冬晴れの日には、水平線まで見渡せた。

料金は大人2,650円(ロープウェイ込み)。

■ 登別クマ牧場 住所:北海道登別市登別温泉町224 営業時間:8:30〜16:30(季節により変動) 料金:大人2,650円(ロープウェイ往復込み) ロープウェイ所要時間:片道約7分 公式サイトで事前確認を推奨
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モデルコース

Day Trip 9:00 地獄谷→10:00 大湯沼・足湯→12:00 温泉街でランチ→13:30 クマ牧場→15:30 日帰り温泉で締め。移動はバスか徒歩圏内でほぼ完結。
1 Night 1日目:地獄谷→大湯沼→足湯→温泉宿チェックイン・夜は地獄谷ライトアップ。2日目:朝風呂→クマ牧場→登別伊達時代村または室蘭方面へ足を延ばす。温泉は夜と朝の2回以上入りたい。
Travel Tips 登別温泉街は徒歩で動ける範囲が広い。 レンタカーより、のんびり歩くのがちょうどいい。 足湯用タオルは必携。 硫黄で衣類が傷む場合があるので、古着推奨。 日曜・祝日は地獄谷の駐車場が朝から混む。

登別への行き方

ICカード利用可
Access Time
札幌から 約1時間30分
hakodateから 約1時間30分
obihiroから 約2時間30分
kushiroから 約3時間
kitamiから 約3時間
鉄道 登別駅へ

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