積丹の海を初めて見たとき、言葉が出ない。 青というより、もっと深くて透き通った色。 「積丹ブルー」という言葉を聞いたことはあったけど、 実物はその言葉さえ追いつかない。 岬の先端まで歩いて、風に吹かれて、 そこでやっと「ああ、来てよかった」と思えた。 北海道の中でも、ここはちょっと特別な場所だ。
積丹のおすすめスポット
神威岬|風が強くて、足がすくんで、それでも先端まで歩いた
駐車場から岬の先端まで、片道約1km。
そこそこ歩くと思って舐めていたら、全然違った。
「チャレンカの道」と呼ばれる遊歩道は、
細くて、左右が断崖で、風がもろに当たる。
晴れた日でも手すりをしっかり握った。
途中で何度か止まって海を見下ろした。
エメラルドというか、インディゴというか。
とにかく見たことのない青さで、ずっと立ち止まっていたくなる。
先端に神威岩がそびえている。
高さ約41m。
近くで見ると圧倒される大きさだ。
波の音と風の音しかしない。
スマホをしまいたくなる場所って、なかなかない。
ここはそういう場所だ。
遊歩道は強風時や荒天時は閉鎖される。
行く前に必ず確認すること。
それだけは絶対に覚えておいてほしい。
島武意海岸|トンネルを抜けたら、そこだけ別世界だ
正直、最初は「島武意海岸ってどこ?」という感じだ。
神威岬や積丹岬に比べて、知名度が低い気がして。
でも行ってみて、すぐに後悔した。
なんでもっと早く来なかったんだろうと。
駐車場から細いトンネルを歩いて抜ける。
暗くて、ひんやりしていて、30秒くらい。
そのトンネルを出た瞬間、海が広がった。
見下ろす形になっている。
コバルトブルーの透明な海と、白い岩肌と、
ぽつんと浮かぶ小さな島。
声が出た。
一緒に行った友人も黙っている。
そういう場所だ。
階段を降りて浜に下りることもできる。
水は冷たいけれど、底まで見えるくらい透き通っている。
ここを「穴場」と書くのが惜しい気もするし、
広まりすぎてほしくない気もする。
そういうわがままを感じさせる海だ。
積丹岬・女郎子岩|観光客が少なくて、海を独り占めできる
神威岬ほど有名じゃないぶん、人が少ない。
それが正直、いちばんよかった点だ。
積丹岬の先端には「女郎子岩」がある。
悲しい伝説が残る岩で、静かに海に立っている。
遊歩道を歩くと、松林の中を抜けていく場所がある。
潮の香りと松の香りが混ざって、独特の空気だ。
ここだけで深呼吸したくなる。
海の透明度は神威岬や島武意に負けていない。
むしろ人が少ないぶん、ゆっくり見られる。
岩場から海をのぞくと、底に海藻と魚の影が見える。
周辺にはウニ漁の番屋が並んでいる。
積丹はウニが有名で、6〜8月の漁期には
その日獲れたウニが食べられる食堂が開く。
ウニ丼1杯3,000〜5,000円が相場。
高いとは思わない。
食べたら、理由がわかった。
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積丹への行き方
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