石狩川が長い年月をかけて削り取った。 その結果が、この絶壁だ。 高さ100メートルを超える岩壁がずっと続く。 見上げると、空が細くなる。 層雲峡は、北海道の中でも別格の場所だ。 温泉もある。滝もある。山もある。 それだけじゃない、冬に来ると全部が変わる。
層雲峡のおすすめスポット
流星の滝|轟音が、先に聞こえてきた
駐車場に車を止めた瞬間、音が来た。
滝の音じゃない。もっと重い、地鳴りみたいな音だ。
歩いて1分もかからない。
それなのに、近づくたびに体に響いてくる。
落差90メートル。
水が岩に叩きつけられて、霧になる。
6月に行ったのに、そこだけ冷えている。
顔が濡れる。でも離れられない。
「流星」という名前の意味が、その場でわかった。
一本の白い線が、まっすぐ落ちてくる。
星が落ちる軌跡に見えなくもない。
ロマンチックというより、圧倒的だ。
冬は凍る。全部じゃない、半分ぐらい。
氷と水が混在する滝は、夏とは別の生き物みたいだ。
1月に再訪したとき、思わず声が出た。
銀河の滝|流星の隣で、静かに存在している
流星の滝と、同じ駐車場から見える。
距離にして400メートルぐらい。
ふたつが並んで見える場所がある。「双瀑台」という。
15分ほど山道を登る。息が切れる。
でも、上から眺めた景色は別次元だ。
銀河の滝は、流星より繊細だ。
落差120メートル、幅が細い。
糸を垂らしたみたいに、すうっと落ちている。
「銀河」という名前、こっちのほうがしっくりくる。
流星が「男滝」、銀河が「女滝」と呼ばれている。
言われてみると、確かにそう見える。
性格が違う。存在感が違う。
片方だけ見て帰るのはもったいない。
双瀑台は整備された遊歩道だけど、
冬は積雪で通行止めになることがある。
事前に確認してから行くべきだ。
黒岳ロープウェイ|7分で、別の世界に着く
層雲峡の温泉街から歩いてすぐの場所にある。
ロープウェイに乗ると、標高1300メートルの5合目まで7分。
たった7分なのに、景色がまるで変わる。
10月上旬、紅葉が始まっている。
乗り込んだときは緑だったのに、
降りると足元が赤と黄色に染まっている。
同じ日の、7分の差だ。
5合目にリフトがある。
それに乗ると7合目まで行ける。
料金はロープウェイとリフトで往復2,800円(大人)。
7合目から黒岳山頂までは徒歩45分ほど。
本格的な登山になる。装備が必要だ。
冬のロープウェイも乗った。
眼下に雪の層雲峡。
渓谷が白く埋まっている。
ここが北海道だということを、改めて思い知らされた。
2月の気温は、山頂付近でマイナス20度を下回る日もある。
覚悟してから行くこと。
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