山口に来るまで、正直なめている。 カルスト台地って、石がごろごろしてるだけじゃないの、と。 でも実際に立ってみると、言葉を失った。 360度、どこまでも続く草原と白い岩。 地面の下には、日本最大級の鍾乳洞が広がっている。 ここは、地球の時間が見える場所だ。
秋吉台のおすすめスポット
秋芳洞|地下1kmを歩く、1億年の静寂
洞窟の入口に立つと、ひやっとした空気が流れてくる。
年間を通じて気温は約17℃。
真夏に来たのに、思わず腕をさすった。
中に入ると、スケールに頭がついていかない。
全長約1kmの通路が一本伸びていて、
天井は高いところで30m近くある。
「百枚皿」と呼ばれる棚田状の石灰岩が並ぶ場所で、足が止まった。
水が何万年もかけてつくった形。
人工物では絶対に出せない、あの整然とした美しさ。
観光客が多い時間帯でも、洞窟の奥に進むほど静かになる。
照明が当たっていない部分の暗さは、本物の暗さだ。
懐中電灯なしでは指一本見えない。
ゆっくり歩いて往復60〜90分。
入洞料は大人1,300円。
駐車場から洞口まで少し歩くので、歩きやすい靴は必須。
秋吉台カルスト台地|草原に、白い石が刺さっている
洞窟から地上に出ると、別の世界が広がっている。
なだらかな丘の上に、白い石灰岩がぽこぽこと突き出している。
遠目には羊の群れみたいに見えるけど、近づくと人の背丈を超えるものもある。
ここは日本最大のカルスト台地。
東西約16km、南北約6kmにわたって広がっている。
カルスト展望台に上ると、その広さが一気に体で分かった。
どこを見ても同じような景色なのに、飽きない。
風が強くて、写真を撮ろうとするたびに髪が顔に張り付いた。
3月下旬には野焼きが行われる。
台地一帯が真っ黒に焼かれて、翌月には青々とした草原に戻る。
その時期に来た人に話を聞いたら「煙の匂いと新緑のコントラストが忘れられない」と言っている。
次はその時期に来たいと思っている。
台地の遊歩道は無料で歩ける。
1周約2km、40〜50分ほど。
秋吉台サファリランド|動物と、妙な距離感で対峙する
正直、サファリは「ついでに立ち寄った」感じだ。
でも結果的に、子ども連れの友人ファミリーが一番盛り上がっていたのはここだ。
バスに乗り込んで、動物のゾーンへ。
窓の外30cmにライオンが歩いてくる。
ガラス1枚の距離感が、どうにも落ち着かない。
白トラが見られるのはここだけ、という情報も聞いている。
実際に目の前で見ると、色が違うだけで全然雰囲気が変わる。
白いのに、目だけが鋭い。
園内はサファリバスのほか、マイカーでの走行も可能。
ウォーキングサファリエリアでは、ウサギやカピバラに直接触れる。
滞在時間は2〜3時間あれば十分。
大人3,200円。
秋芳洞とセットで一日使えば、かなり濃い旅になる。
食事ができるレストランも洞窟エリアより充実している。
がっつり歩いた後のランチには助かった。
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秋吉台への行き方
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