津和野の太皷谷稲成神社
島根県

津和野

歴史寺社

Photo by そらみみ / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

歴史を辿る寺社めぐり自然と過ごす街歩き1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

山陰の小京都、と呼ばれる場所はいくつかある。 でも津和野は、その言葉が一番しっくりくる町だ。 川沿いに泳ぐ錦鯉、石畳の続く武家屋敷跡、山の上に浮かぶ城跡。 どこを切り取っても絵になる。 そして不思議なくらい、静かだ。

石畳の水路を錦鯉がゆき、赤瓦と白壁の路地に懐かしい静けさが落ちてくる。山の上には城跡が浮かび、どこを切り取っても絵になる。「山陰の小京都」の名が一番しっくりくる町は、ここをおいて他にない。朱色の鳥居が山の中腹へ連なる太皷谷稲成神社、リフトで上がる石垣だけの津和野城跡、武家屋敷の白壁が午後の光に映える殿町通り。朝一番の参拝は観光客が少なく静かで格別だ。拠点は津和野駅で、殿町通りは徒歩で回れるため車は不要。冬は城跡リフトが休止することがあるので事前確認を。

Best Season
春(4月)は桜と白壁のコントラストが美しい。 秋(10〜11月)は紅葉と鳥居の朱色が重なって圧巻。 夏は緑が濃く鯉の色が映える。冬の霧の津和野もまた、別の顔がある。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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津和野のおすすめスポット

01
津和野の太皷谷稲成神社|1000本の鳥居をくぐって、山の神様に会いに行く

太皷谷稲成神社|1000本の鳥居をくぐって、山の神様に会いに行く

参道に入った瞬間、空気が変わった。

連なる朱色の鳥居が、山の中腹へと続いている。

伏見稲荷を思い浮かべる人もいるだろう。

でもここはもっと静かで、もっと深い。

鳥居の数はおよそ1000本。

歩いて登ると15分ほど。

ふもとから参拝する人も多いが、ぜひ自分の足で上ってほしい。

息が上がってきた頃、急に視界が開ける。

眼下に津和野の町が広がる。

瓦屋根の連なりと、田んぼの緑と、津和野川の銀色。

その景色を見るために、登ってよかった。

「稲荷」ではなく「稲成」と書くのもここだけ。

願いが「成る」という意味を込めているそうだ。

細かいことだけど、そういう話を聞くと、もう一度手を合わせたくなった。

■ 太皷谷稲成神社 住所:島根県鹿足郡津和野町後田409 参拝時間:境内自由(社務所は8:00〜17:00ごろ) 料金:無料 アクセス:津和野駅から車で約5分、徒歩約20分
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02
津和野の津和野城跡|リフトで山頂へ。石垣だけが残す、城の記憶

津和野城跡|リフトで山頂へ。石垣だけが残す、城の記憶

城跡に建物はない。

天守も、門も、残っていない。

あるのは石垣だけだ。

リフトで山頂まで上がると、そこは霧の中だ。

晴れていれば町が一望できるらしいが、その日は真っ白。

でも不思議と、悪くない。

霧の中に浮かぶ石垣は、むしろリアルだ。

江戸時代、ここに人が住んでいた。

城があって、侍がいて、生活があった。

その痕跡が、石の積み重なりとして今もそこにある。

リフトの料金は往復500円。

乗車時間は約5分。

短いようで、山の斜面を眺めながらのぼる時間は思いのほか気持ちいい。

城跡から降りた後、ふもとにある「津和野城跡案内板」をちゃんと読んだ。

先に読んでおけばよかったと少し後悔した。

歴史を頭に入れておくと、石垣の見え方が変わる。

■ 津和野城跡 住所:島根県鹿足郡津和野町後田 リフト料金:往復500円 リフト営業時間:9:00〜17:00(冬季短縮あり) 定休日:リフトは火曜(祝日の場合は翌日) アクセス:津和野駅から徒歩約25分またはタクシー
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03
津和野の殿町通り|錦鯉が泳ぐ堀と、白壁が続く午後の道

殿町通り|錦鯉が泳ぐ堀と、白壁が続く午後の道

この道は、朝と午後で表情が違う。

午後の光が白壁に当たる時間が、一番きれいだ。

武家屋敷の白壁が続く殿町通り。

道沿いの堀には錦鯉が泳いでいる。

観光地によくある「鯉の餌やり」的な演出ではなく、ただそこにいる。

のんびりと、深くゆったりと。

通りを歩くのに30分もかからない。

でも何度も立ち止まった。

路地の奥が気になって入ってみたり、格子窓を近くで眺めたり。

途中にあるカトリック教会が面白い。

西洋建築なのに、周りの景色と妙になじんでいる。

明治時代の洋と和が混在した時代の空気が、今もここに残っている気がした。

土産物屋は通り沿いにほどよくある。

名物の源氏巻は、甘さが控えめで食べやすかった。

ひとつ150円前後。おやつに丁度いい。

■ 殿町通り 住所:島根県鹿足郡津和野町後田〜殿町エリア 入場料:無料(散策自由) 見学所要時間:30〜60分 アクセス:津和野駅から徒歩約10分
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モデルコース

Day Trip 9:00 殿町通り散策 → 11:00 太皷谷稲成神社 → 13:00 昼食(町内の食堂) → 14:30 津和野城跡(リフト)→ 16:00 駅周辺でおみやげ → 17:00 出発
1 Night 【1日目】午後着 → 殿町通り散策 → 夕方に太皷谷稲成神社(夕暮れの鳥居が美しい) → 宿泊(津和野温泉の宿で1泊) 【2日目】朝の殿町通りを再散策(人が少なく別の顔が見える) → 津和野城跡 → 昼食後に出発
Travel Tips 津和野駅周辺に駐車場あり。 殿町通りは歩いてまわれるので車は不要。 太皷谷稲成神社は朝一番がおすすめ。 観光客が少なく、静かに参拝できる。 冬は城跡リフトが休止になることがあるので事前確認を。

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