津和野の太皷谷稲成神社
島根県

津和野

歴史寺社山城

Photo by そらみみ / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

歴史を辿る寺社めぐり自然と過ごす街歩き1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

山陰の小京都、と呼ばれる場所はいくつかある。 でも津和野は、その言葉が一番しっくりくる町だ。 川沿いに泳ぐ錦鯉、石畳の続く武家屋敷跡、山の上に浮かぶ城跡。 どこを切り取っても絵になる。 そして不思議なくらい、静かだ。

朱色の鳥居が山の中腹へ連なる太皷谷稲成神社を擁する、島根県西部の城下町が津和野だ。津和野駅を起点に殿町通りや各スポットが徒歩圏に集まり、車は不要。広島から列車で約1時間30分、駅に降り立てばすぐに町歩きを始められる。太皷谷稲成神社は参道を登り切ると津和野の町を見渡せる展望が待つ。津和野城跡はリフトで山頂へ上がる形式で、石垣だけが残る姿は季節を問わず見ごたえがある。冬季はリフトが休止する場合があるため、事前の確認を忘れずに。殿町通りは白壁の武家屋敷が続き、堀を錦鯉が泳ぐ。のれん宿 明月は百余年の歴史を持ち、津和野駅から徒歩約7分。白壁に差し込む午後の光。

Best Season
春(4月)は桜と白壁のコントラストが美しい。 秋(10〜11月)は紅葉と鳥居の朱色が重なって圧巻。 夏は緑が濃く鯉の色が映える。冬の霧の津和野もまた、別の顔がある。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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津和野のおすすめスポット

01
津和野の太皷谷稲成神社|1000本の鳥居をくぐって、山の神様に会いに行く

太皷谷稲成神社|1000本の鳥居をくぐって、山の神様に会いに行く

参道に入った瞬間、空気が変わった。

連なる朱色の鳥居が、山の中腹へと続いている。

伏見稲荷を思い浮かべる人もいるだろう。

でもここはもっと静かで、もっと深い。

鳥居の数はおよそ1000本。

歩いて登ると15分ほど。

ふもとから参拝する人も多いが、ぜひ自分の足で上ってほしい。

息が上がってきた頃、急に視界が開ける。

眼下に津和野の町が広がる。

瓦屋根の連なりと、田んぼの緑と、津和野川の銀色。

その景色を見るために、登ってよかった。

「稲荷」ではなく「稲成」と書くのもここだけ。

願いが「成る」という意味を込めているそうだ。

細かいことだけど、そういう話を聞くと、もう一度手を合わせたくなった。

■ 太皷谷稲成神社 住所:島根県鹿足郡津和野町後田409 参拝時間:境内自由(社務所は8:00〜17:00ごろ) 料金:無料 アクセス:津和野駅から車で約5分、徒歩約20分
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02
津和野の津和野城跡|リフトで山頂へ。石垣だけが残す、城の記憶

津和野城跡|リフトで山頂へ。石垣だけが残す、城の記憶

城跡に建物はない。

天守も、門も、残っていない。

あるのは石垣だけだ。

リフトで山頂まで上がると、そこは霧の中だ。

晴れていれば町が一望できるらしいが、その日は真っ白。

でも不思議と、悪くない。

霧の中に浮かぶ石垣は、むしろリアルだ。

江戸時代、ここに人が住んでいた。

城があって、侍がいて、生活があった。

その痕跡が、石の積み重なりとして今もそこにある。

リフトの料金は往復500円。

乗車時間は約5分。

短いようで、山の斜面を眺めながらのぼる時間は思いのほか気持ちいい。

城跡から降りた後、ふもとにある「津和野城跡案内板」をちゃんと読んだ。

先に読んでおけばよかったと少し後悔した。

歴史を頭に入れておくと、石垣の見え方が変わる。

■ 津和野城跡 住所:島根県鹿足郡津和野町後田 リフト料金:往復500円 リフト営業時間:9:00〜17:00(冬季短縮あり) 定休日:リフトは火曜(祝日の場合は翌日) アクセス:津和野駅から徒歩約25分またはタクシー
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03
津和野の殿町通り|錦鯉が泳ぐ堀と、白壁が続く午後の道
Naokijp / CC BY-SA 4.0

殿町通り|錦鯉が泳ぐ堀と、白壁が続く午後の道

この道は、朝と午後で表情が違う。

午後の光が白壁に当たる時間が、一番きれいだ。

武家屋敷の白壁が続く殿町通り。

道沿いの堀には錦鯉が泳いでいる。

観光地によくある「鯉の餌やり」的な演出ではなく、ただそこにいる。

のんびりと、深くゆったりと。

通りを歩くのに30分もかからない。

でも何度も立ち止まった。

路地の奥が気になって入ってみたり、格子窓を近くで眺めたり。

途中にあるカトリック教会が面白い。

西洋建築なのに、周りの景色と妙になじんでいる。

明治時代の洋と和が混在した時代の空気が、今もここに残っている気がした。

土産物屋は通り沿いにほどよくある。

名物の源氏巻は、甘さが控えめで食べやすかった。

ひとつ150円前後。おやつに丁度いい。

■ 殿町通り 住所:島根県鹿足郡津和野町後田〜殿町エリア 入場料:無料(散策自由) 見学所要時間:30〜60分 アクセス:津和野駅から徒歩約10分
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モデルコース

Day Trip 9:00 殿町通り散策 → 11:00 太皷谷稲成神社 → 13:00 昼食(町内の食堂) → 14:30 津和野城跡(リフト)→ 16:00 駅周辺でおみやげ → 17:00 出発
1 Night 【1日目】午後着 → 殿町通り散策 → 夕方に太皷谷稲成神社(夕暮れの鳥居が美しい) → 宿泊(津和野温泉の宿で1泊) 【2日目】朝の殿町通りを再散策(人が少なく別の顔が見える) → 津和野城跡 → 昼食後に出発
Travel Tips 津和野駅周辺に駐車場あり。 殿町通りは歩いてまわれるので車は不要。 太皷谷稲成神社は朝一番がおすすめ。 観光客が少なく、静かに参拝できる。 冬は城跡リフトが休止になることがあるので事前確認を。

津和野への行き方

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のれん宿 明月

城下に百余年。和紙の間と檜風呂の純和風「のれん宿」

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