天橋立の智恩寺
京都府

天橋立

寺社街歩き

Photo by 663highland / Wikimedia Commons (CC BY 2.5)

歴史を辿る寺社めぐり街歩き日帰り最適1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

砂州が、海を二つに分けている。 その細長い陸地の上に、松が生えている。 日本三景のひとつ、天橋立。 写真で何度も見てきたけれど、実際に立つと全然違う。 空気が潮くて、松の香りがして、 足元の砂が白くて眩しかった。 ここに来ないと、わからないことがある。

京都府北部の宮津湾に細長く延びる砂州が天橋立で、日本三景のひとつに数えられる。天橋立駅が起点だ。大阪からは約2時間10分でアクセスできる。砂州は徒歩約50分、レンタサイクルなら約20分で渡りきれる。駅の近くに立つ智恩寺は文殊菩薩を祀る寺で、松林の中に朱塗りの多宝塔と南宋様式の山門がある。天橋立ビューランドはリフト約6分で中腹の展望台へ上がる仕組みで、砂州の全景を一望できる。府中側の傘松公園では「股のぞき」と呼ばれる逆さ見が体験でき、青い海を白砂の松並木が一筋に貫く光景を見下ろせる。松の緑と白砂が交わる、宮津の水辺。

Best Season
春(3〜4月)は松と桜が重なって美しい。 秋(10〜11月)は空気が澄んで遠くまで見渡せる。 夏は混雑するが、早朝の砂州は人も少なく朝靄が幻想的だ。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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天橋立のおすすめスポット

01
天橋立の智恩寺|朱色の門をくぐる前から、もう空気が変わっている
Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0

智恩寺|朱色の門をくぐる前から、もう空気が変わっている

天橋立の入口近く、文殊堂とも呼ばれる智恩寺がある。

正式には天橋山智恩寺。

創建は古く、平安時代にまで遡る。

参道に入った瞬間、周囲の音が変わった。

観光地の騒がしさが、すっと遠のく感じ。

山門は「黄金閣」と呼ばれる三門。

室町時代に建てられたとされている。

あの朱色、写真より実物のほうがずっと鮮やかだ。

本尊は文殊菩薩。

「三人寄れば文殊の知恵」の文殊様だ。

知恵の神様として、受験生が多く訪れるらしい。

境内は広くはないけれど、密度が高い。

多宝塔も残っていて、重要文化財に指定されている。

参拝後、境内の端に腰を下ろしてしばらく過ごした。

観光で来たはずが、なんとなく動けなくなる場所だ。

朝一番に訪れると、人も少なくて静かだ。

9時前に到着するのがおすすめ。

■ 智恩寺 住所:京都府宮津市文珠466 拝観料:無料(境内) 営業時間:境内自由 アクセス:天橋立駅から徒歩約3分
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02
天橋立の天橋立ビューランド|股のぞきをするまで、正直なめている
663highland / CC BY 2.5

天橋立ビューランド|股のぞきをするまで、正直なめている

リフトで山の中腹へ上がる。

所要時間は約6分。

リフトから見える天橋立の全景に、もうこれでいいか。

でも、上に着いてから「股のぞき」をやってみた。

背を向けて、前屈みになって、股の間から天橋立を見る。

正直、最初は恥ずかしかった。

観光地の定番ポーズじゃないか、と。

でも、やってみて驚いた。

本当に、天地がひっくり返って見える。

砂州が空に浮かぶ橋みたいに見えるのだ。

「天橋立」という名前の意味が、初めて腑に落ちた瞬間だ。

展望台エリアには遊戯施設もある。

ジェットコースターや観覧車まであって、ちょっと意外だ。

リフトの往復料金は大人850円。

モノレールという選択肢もある。

日没前後に上がると、光の加減で砂州がオレンジに染まった。

その時間を狙って行く価値は、十分にある。

■ 天橋立ビューランド 住所:京都府宮津市文珠437-1 料金:リフト・モノレール往復 大人850円・小人450円 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動) アクセス:天橋立駅から徒歩約5分
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天橋立の傘松公園|対岸から見る天橋立は、別の生き物みたいだ
663highland / CC BY 2.5

傘松公園|対岸から見る天橋立は、別の生き物みたいだ

天橋立を渡った先、府中側から上る展望台が傘松公園だ。

ケーブルカーかリフトで約4分。

ビューランドとは見える角度が全然違う。

こちら側から見ると、砂州がほぼ横から見える形になる。

扇を広げたような形に見えるため、「飛龍観」とも呼ばれている。

こちらでも股のぞきができる。

ビューランドで一度やっているのに、また感動してしまった。

同じ場所でも、見る方向でまるで別の景色になる。

傘松公園は穴場感がある。

ビューランド側に比べて人が少ない。

ゆっくり座って眺める時間が取れた。

公園内には「かわらけ投げ」もある。

小さな土器の皿を輪っかに向けて投げるやつだ。

3枚投げて、1枚だけ通った。

達成感があって、思いのほか楽しかった。

帰りのケーブルカーから見た海が、夕方でとにかく青かった。

時間があれば、両方の展望台を訪れてほしい。

同じ天橋立が、まったく違う顔を見せてくれる。

■ 傘松公園 住所:京都府宮津市府中319 料金:ケーブルカー・リフト往復 大人680円・小人340円 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動) アクセス:一の宮駅から徒歩約3分、またはバス利用
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モデルコース

Day Trip 9:00 智恩寺参拝 → 10:00 天橋立を徒歩で渡る(約50分) → 12:00 傘松公園でランチ・展望 → 14:30 ビューランドで夕景を待つ → 16:30 帰路
1 Night 1日目:智恩寺 → 天橋立ビューランドで夕景 → 宮津泊(海鮮夕食)。2日目:朝の天橋立を散策(人が少なく最高) → 対岸へ渡り傘松公園 → 元伊勢籠神社参拝 → 帰路。松並木の朝は別格。
Travel Tips 天橋立の砂州を歩いて渡ると約50分かかる。 レンタサイクルなら約20分で快適に渡れた。 料金は1時間500円前後。 松林の中を自転車で走る感覚が、想像以上に気持ちいい。 混雑は連休と夏休みがピーク。 平日の午前中が断然おすすめ。

天橋立への行き方

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天橋立を見下ろす絶景の高台宿。皇族も逗留した歴史を持つ

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