有馬温泉の風景
兵庫県

有馬温泉

温泉歴史

神戸から電車で30分。 そこに、日本三名泉のひとつがある。 有馬温泉は、山の奥にひっそり潜んでいる。 六甲山を越えた先、標高約350m。 冬の朝、湯気が路地に漂う光景は、 来るたびに「ああ、また来てしまった」と思わせる。 歴史と湯と、小さな商店街。 それだけで、十分すぎるほど満たされる場所だ。

Best Season 冬(12〜2月)がいちばんいい。 雪がちらつく路地と湯気の組み合わせは、有馬でしか見られない。 体が芯から冷えている日ほど、金泉のありがたみが倍になる。

有馬温泉のおすすめスポット

01

金の湯|真っ赤な湯に、最初は驚いて、次に笑った

初めて見たとき、正直ビビった。

湯船が、赤い。

というか茶色に近い、濃い鉄さび色。

「本当に入って大丈夫?」と一瞬思う。

これが有馬名物、含鉄泉。

鉄分と塩分を多く含んだ「金泉」と呼ばれる湯だ。

温度は約42度。

熱めでピリッとくる。

浴槽は2種類。

熱めと少しぬるめ、交互に入るのがいい。

5分もすれば、体の芯がじわじわ温まってくる。

冬の夜、外から入ってきた体には特に効く。

上がった後も、なぜかずっと温かい。

湯冷めしにくいのが金泉の特徴だと地元の人に聞いた。

タオルが黄ばむので、白い高級タオルは持ち込まないほうがいい。

これ、マジな話。

料金は大人800円。

朝8時から営業しているので、朝風呂にもいい。

湯上がりに路地を歩くと、体から湯気が立つのが見える。

それがまた、気持ちいい。

■ 金の湯 住所:兵庫県神戸市北区有馬町833 料金:大人800円、小学生400円 営業時間:8:00〜22:00(受付21:30まで) 定休日:第1・3火曜日 アクセス:有馬温泉駅から徒歩約5分
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02

銀の湯|透明な湯に、静けさが沈んでいた

金の湯から歩いて3分。

銀の湯は、静かな路地の奥にある。

湯は、透明だ。

金の湯を見た後だと、なんか地味に見える。

でも入ると、全然違う。

炭酸水素塩泉とラジウム泉のブレンド。

すべすべとした感触が、肌に残る。

いわゆる「美人の湯」系の泉質だ。

温度は約42度。

金の湯より少し柔らかく感じた。

建物の中が静かで、落ち着いた雰囲気がある。

金の湯に比べると観光客が少ない。

地元の常連らしいおじさんが、のんびり湯に浸かっている。

そういう空気が、むしろ好きだ。

料金は大人650円。

金の湯とセット券(1,150円)もある。

両方入るなら絶対セット券がお得。

ハシゴするのが、有馬温泉の正しい楽しみ方だ。

湯から上がって、縁側みたいな場所でぼーっとした。

冬の空気が冷たくて、体がじんわりしている。

それだけで十分だ。

■ 銀の湯 住所:兵庫県神戸市北区有馬町1039-1 料金:大人650円、小学生340円 営業時間:9:00〜21:00(受付20:30まで) 定休日:第1・3木曜日 アクセス:有馬温泉駅から徒歩約7分
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03

太閤の湯殿館|豊臣秀吉が、ここで湯を浴びている

有馬温泉と豊臣秀吉の関係は、かなり深い。

秀吉は生涯で数十回、有馬に湯治に来たと記録が残っている。

太閤の湯殿館は、その秀吉ゆかりの遺構を展示している施設だ。

入館料は大人300円。

安い、。

館内に入ると、まず床に注目してほしい。

発掘された当時のままの湯殿の遺構が、そのまま床下に保存されている。

「ここに秀吉が来ていた」という現実が、じわじわ押し寄せてくる。

石を組んだ浴槽の跡。

配管の跡。

400年以上前の「お風呂」が、そこにある。

展示は派手じゃない。

こぢんまりしている。

でも、ここでしか見られないものがある。

それで十分だ。

冬に来ると、観光客が少なくてゆっくり見られた。

ガイドの方が丁寧に説明してくれた。

「秀吉はここを本当に気に入っていたんですよ」という言葉が、なぜか頭に残っている。

温泉に入る前か後、30分だけ立ち寄る価値がある場所だ。

■ 太閤の湯殿館 住所:兵庫県神戸市北区有馬町1642 料金:大人300円、小・中学生150円 営業時間:9:00〜17:00(入館16:30まで) 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日) アクセス:有馬温泉駅から徒歩約8分
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モデルコース

Day Trip 10:00 太閤の湯殿館 → 11:00 街歩き・炭酸せんべい購入 → 12:00 昼食 → 14:00 金の湯 → 15:30 銀の湯 → 17:00 解散
1 Night 1日目:太閤の湯殿館 → 散策 → 宿でチェックイン → 夕食前に金の湯 / 2日目:朝6時に宿の温泉 → 朝食 → 銀の湯(朝風呂)→ 10:00チェックアウト → 商店街でお土産 → 帰路
Travel Tips 金の湯は湯が鉄分で濃いため、白いタオルや水着は避けたほうがいい。 駐車場は少なく週末は激混み。 神戸電鉄か、神戸市営バスで来るのが正解。 冬の平日は空いていて、湯もゆっくり楽しめる。

有馬温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
大阪から 約55分
himejiから 約1時間10分
wakayamaから 約1時間25分
名古屋から 約1時間50分
岐阜から 約2時間10分
鉄道 三ノ宮駅へ
移動 有馬温泉駅へ

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