明石海峡大橋を渡ると、空気が変わる。 本土の喧騒が、するりと抜けていく感じ。 淡路島は「島」と呼ぶには大きすぎるし、「観光地」と呼ぶには静かすぎる。 海があって、神話があって、自然の暴力みたいな渦潮がある。 そのどれもが、ちゃんと本物だ。
淡路島のおすすめスポット
鳴門の渦潮|怖いくらい、海が生きている
観潮船に乗ったのは午前10時すぎ。
潮の流れが速い時間帯を狙って予約した。
正直、最初は「渦潮って、そんなに大したことないんじゃ」。
その考えは、船が渦に近づいた瞬間に消えた。
直径20メートルを超える渦が、目の前でぐるぐると回っている。
音がする。
ゴポっ、ゴポっと、海が鳴いている。
観潮船は「うずしお号」に乗った。
乗船料は大人2,200円。
所要時間は約30分。
甲板の最前列を陣取ったら、波しぶきが顔にかかった。
それが、最高だ。
干潮・満潮のタイミングで渦の大きさが全然違う。
出発前に潮見表を必ず確認してほしい。
ハズれた日の渦潮は、ただの早い川になる。
淡路夢舞台|安藤忠雄が、自然に謝った場所
設計した安藤忠雄本人が「自然破壊への贖罪として建てた」と言った場所。
その言葉を知ってから来ると、見え方が変わる。
百段苑と呼ばれる棚田状の花壇を、ひたすら上る。
段数は100段以上。
息が切れる。
上りきったとき、目の前に大阪湾が広がった。
風が強くて、思わず声が出た。
ここは入場料が無料のエリアも多い。
温室植物館「奇跡の星の植物館」だけ入場料500円かかる。
おすすめは夕方16時以降。
観光客が減って、コンクリートに夕陽が当たる。
その色が、異様にきれいだ。
ホテルも併設されている。
泊まって朝のここを歩くのが、たぶん正解。
朝7時のここには、ほとんど人がいない。
伊弉諾神宮|日本で一番古い神社に、人が少ない
日本神話で「最初に生まれた国土」とされる淡路島。
その中心にあるのが、伊弉諾神宮。
創建は紀元前とも言われる。
数字にするとよくわからなくなるけど、とにかく古い。
境内に入ると、樹齢800年を超える夫婦楠が立っている。
根元で二本の木が繋がっている。
見上げると、空が見えなくなる。
参拝客は多くない。
あの伊勢神宮に比べると、静かすぎるくらい静かだ。
その静けさが、逆に本物っぽかった。
御朱印は500円。
待ち時間なしですぐもらえた。
神社の駐車場は無料。
ここが穴場すぎる。
朝8時ごろに行くと、参拝者は地元の人だけだ。
手を合わせたとき、ひんやりした空気が漂っている。
あれは何だったのか、いまも説明できない。
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淡路島への行き方
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