奈良の風景
奈良県

奈良

歴史寺社世界遺産
世界遺産歴史を辿る寺社めぐり自然と過ごす工芸文化1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け

修学旅行で来たきり、という人も多いはずだ。 でも大人になって再び訪れると、奈良はまるで別の顔を見せる。 鹿の目が思ったより鋭くて、大仏の大きさに言葉を失って、 山の奥に落ちる滝の音に、しばらく動けなくなった。 歴史という言葉では足りない。もっと、生々しい場所だ。

修学旅行で来たきり、という人も多いはずだ。でも大人になって再び訪れると、奈良はまるで別の顔を見せる。鹿の目が思ったより鋭くて、大仏の大きさに言葉を失って、山の奥に落ちる滝の音に、しばらく動けなくなった。歴史という言葉では足りない。もっと、生々しい場所だ。砂利を踏む音、線香の煙、鹿のぬくもり。ここでは時間が違う速さで流れていて、気づけば何時間も、ただ歩いていた。鹿せんべいは持ったまま歩かないこと。東大寺は朝8時台が一番空いている。赤目四十八滝は近鉄奈良からそのまま行けないので、車かレンタカーが便利だ。春の奈良は修学旅行シーズンと重なるため、平日を狙えると快適だ。

Best Season
3月下旬〜4月の桜と春日大社の藤が重なる時期が最高だ。 新緑の5〜6月は赤目四十八滝が特に美しく、子鹿にも会いやすい。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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奈良のおすすめスポット

01
東大寺|大仏の前で、自分がちっぽけだと知る

東大寺|大仏の前で、自分がちっぽけだと知る

南大門をくぐる前から、すでに圧倒される。

高さ8.4メートルの金剛力士像が左右に立っていて、

その迫力に思わず立ち止まった。

大仏殿に入ると、視界が一気に暗くなる。

目が慣れてきたとき、ようやく全体像が見える。

高さ約15メートルの盧舎那仏。

写真では何度も見ていたのに、

実物は想像の3倍くらいでかかった。

首が痛くなるほど見上げた。

堂内の柱に直径37センチの穴があって、

大仏の鼻の穴と同じサイズだという。

くぐると御利益があるらしく、行列ができている。

大人はけっこうギリギリだ。

朝8時の開門直後に入るのがおすすめだ。

修学旅行生が来る前の静寂の中で、大仏と向き合える。

あの時間は、なかなか贅沢だ。

■ 東大寺 住所:奈良県奈良市雑司町406-1 拝観料:大人1,000円・中学生600円・小学生400円 営業時間:4〜10月 7:30〜17:30、11〜3月 8:00〜17:00 アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約20分、またはバス5分
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02
春日大社|3,000基の燈籠が灯る、静かな森の奥

春日大社|3,000基の燈籠が灯る、静かな森の奥

参道を歩き始めると、空気が変わった。

杉の木が両側に立ち並んで、

日中なのに薄暗い。

燈籠の数が3,000基以上あると聞いていたが、

実際に並んでいると数える気にもなれない。

苔がびっしりついていて、どれも古い。

中には奈良時代からあるものも混じっているらしい。

本殿まで進むと、朱色が鮮やかで思わず声が出た。

春は藤の花が境内に咲いていて、

その甘い匂いが漂ってくる。

春日大社と藤の花は、本当によく合う。

毎年2月と8月の節分と盂蘭盆には「万燈籠」があり、

全ての燈籠に火が灯される。

その日は特別公開で夜18時から参拝できる。

いつか絶対に見に行きたいと思っている。

朝イチで来ると、鹿が参道でのんびりしている。

写真より、ずっといい光景だ。

■ 春日大社 住所:奈良県奈良市春日野町160 参拝料:本殿特別参拝500円(通常参拝は無料) 営業時間:6:30〜17:30(季節により変動あり) アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約25分、またはバス「春日大社本殿」下車すぐ
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03

奈良公園の鹿|かわいいと思っていたら、舐めてた

鹿せんべいを買った瞬間、囲まれた。

10頭以上が一気に近づいてきて、

バッグまで引っ張られた。

鹿は「神の使い」として大切にされているが、

実際に接してみると野生そのものだ。

目が完全に本気だ。

春になると子鹿が生まれる。

5〜6月頃に公園の茂みの中に隠れていることが多く、

たまたま出会えたときは声が出た。

もう、本当に小さくてふわふわしている。

鹿は国の天然記念物なので、

傷つけたり追い回したりするのは厳禁だ。

せんべいを持ったまま走るのも危ない。

渡したら、さっと手を広げて「何もない」を示すのがコツだ。

東大寺と春日大社の間の芝生エリアが、

一番のんびりしている。

シートを敷いて、鹿を眺めながら昼寝したくなる場所だ。

■ 奈良公園 住所:奈良県奈良市登大路町・春日野町ほか 入園料:無料 鹿せんべい:200円(公園内各所で販売) アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約5分 ※鹿は野生動物。近づきすぎや餌の与えすぎに注意
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04
赤目四十八滝|奈良に、こんな場所があったのか

赤目四十八滝|奈良に、こんな場所があったのか

正直、期待値は高くない。

でも渓谷に入った瞬間、「来てよかった」。

全長約4キロの渓谷に、大小様々な滝が続く。

「四十八」は数が多いという意味で、

実際には40以上の滝が点在している。

最初の滝「不動滝」は落差15メートル。

轟音と水しぶきで、すぐ近くまで行けない。

それでも近づくと、全身が冷たくなった。

春は新緑がすごい。

緑のトンネルの中を歩いている感覚があって、

光の差し込み方が美しかった。

最奥の「岩窟滝」まで往復で約3時間かかる。

スニーカーだと足元が滑る場所もあったので、

トレッキングシューズがあると安心だ。

入口で日本サンショウウオが保護・展示されている。

奈良にこんな秘境があるとは思わない。

人があまり多くないのも、よかった。

■ 赤目四十八滝 住所:三重県名張市赤目町長坂861-1 入山料:大人600円・小人400円 営業時間:8:00〜17:00(季節により延長あり) アクセス:近鉄大阪線「赤目口駅」からバスまたはタクシー約10分 ※奈良市内からは車で約1時間。三重県との県境エリア
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モデルコース

Day Trip 8:00 東大寺→9:30 奈良公園(鹿)→11:00 春日大社→13:00 ならまちで昼食→15:00 赤目四十八滝へ移動・散策→17:30 解散
1 Night 1日目:東大寺→奈良公園→春日大社→ならまち散策→奈良市内泊。2日目:朝の奈良公園(鹿が静かで最高)→赤目四十八滝へ移動(車で約1時間)→渓谷散策3時間→帰路。2日目の渓谷は午前中スタートが絶対おすすめ。
Travel Tips 鹿せんべいは持ったまま歩かないこと。 東大寺は朝8時台が一番空いている。 赤目四十八滝は近鉄奈良からそのまま行けないので、 車かレンタカーが便利だ。 春の奈良は修学旅行シーズンと重なるため、 平日を狙えると快適だ。

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