鳥取県

智頭

街歩き歴史自然

鳥取県の山奥に、時間が止まったような町がある。 智頭は、かつて因幡と播磨を結ぶ街道の要所だ。 今も残る古い町並みに、足を踏み入れた瞬間わかる。 ここは「整備された観光地」ではない。 本物の時間が、そのまま残っている場所だ。

Best Season 11月上旬の紅葉シーズンが圧倒的におすすめ。 板井原集落の茅葺き屋根と紅葉の組み合わせは、他では見られない景色だ。 新緑の5月もいい。

智頭のおすすめスポット

01

石谷家住宅|2000坪の屋敷に、息を呑んだ

入口の門をくぐった瞬間、スケールが違うとわかった。

建坪700坪以上、部屋数40以上。

山陰随一と言われる大地主の屋敷が、今もそのままある。

庭がとにかくすごい。

縁側に腰を下ろして、ぼんやり眺めていたら30分が過ぎている。

石の配置、苔の色、水の音。

どこを切り取っても絵になる。

内部も圧巻だ。

江戸後期から昭和初期にかけて増築を重ねた建物は、歩くたびに空間が変わる。

畳の部屋、板張りの廊下、土間、蔵。

迷子になりかけた。

入場料は700円。

この規模でこの値段は、正直安すぎる。

見学には1時間は欲しい。

できれば1時間半。

■ 石谷家住宅 住所:鳥取県八頭郡智頭町智頭2064 入場料:700円(大人) 営業時間:10:00〜17:00(最終入場16:30) 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日) アクセス:智頭駅から徒歩約5分
地図で見る →
02

智頭宿|街道沿いに、江戸がある

石谷家住宅から出て、そのまま通りを歩いた。

智頭宿は、因幡街道の宿場町として栄えた場所だ。

驚いたのは、「再現」じゃないこと。

古い建物が今も現役で使われている。

カフェになった蔵、雑貨を売る古民家、現役の酒蔵。

暮らしと歴史が、同じ場所に混在している。

諏訪酒造では、酒蔵の見学もできる。

創業1859年。

建物の中に入ると、木と麹のにおいがした。

試飲もある。

通り全体の長さは1キロほど。

ぶらぶら歩いて1時間から1時間半あれば十分だが、気になる店に入り始めると時間が足りなくなる。

実際、気づいたら2時間以上いた。

平日の午前中は人が少ない。

ゆっくり見たいなら、その時間帯が正解だ。

■ 智頭宿(智頭宿観光案内所) 住所:鳥取県八頭郡智頭町智頭 入場料:無料(施設による) 散策自由 アクセス:智頭駅から徒歩約3分 問い合わせ:0858-75-4112(智頭町観光案内所)
地図で見る →
03

板井原集落|山の奥に、忘れていた景色があった

智頭の市街地から車で約20分。

山道を上ると、突然視界が開ける。

板井原集落は、江戸〜明治期の民家が今も残る集落だ。

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

でも、そんな肩書きより、実際に立ってみた感覚の方が正直だ。

ひっそりとしている。

観光客向けの何かがあるわけじゃない。

茅葺き屋根の家、石垣、細い水路。

それだけ。

それだけなのに、なぜか長居してしまった。

空気が違う。

湿度があって、山のにおいがして、静かだ。

鳥の声しか聞こえない時間帯があった。

集落内を歩くのに30分ほどあれば一周できる。

ただ、来る途中の道も含めて楽しめる。

紅葉の時期は特に良かった。

11月上旬がちょうど見頃だ。

■ 板井原集落 住所:鳥取県八頭郡智頭町板井原 入場料:無料 散策自由 アクセス:智頭駅から車で約20分(駐車場あり) ※公共交通機関でのアクセスは難しい
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 10:00 智頭宿散策 → 11:30 石谷家住宅(1.5時間) → 13:00 古民家カフェでランチ → 14:30 板井原集落(車移動・約30分) → 16:30 智頭駅
1 Night 【1日目】智頭宿&石谷家住宅をじっくり散策 → 町内の古民家宿に宿泊 【2日目】早朝の板井原集落へ。人が来る前の静けさが別格。午前中に撤収して鳥取市内へ移動も◎
Travel Tips 板井原集落へは必ず車が必要。 智頭駅周辺は徒歩圏内にまとまっているが、集落は公共交通機関では厳しい。 レンタカーは鳥取駅で借りて行くのが現実的。 智頭宿の飲食店は数が少ない。 昼食は早め(12時前)か遅め(13時半以降)を狙うと並ばずに入れる。

智頭への行き方

ICカード利用可
Access Time
大阪から 約2時間50分
wakayamaから 約3時間20分
高松から 約3時間40分
名古屋から 約4時間
岐阜から 約4時間20分
鉄道 智頭駅へ

鳥取の宿を探す

智頭へは鳥取から日帰りがおすすめ

ビジネスホテルから旅館まで幅広い選択肢。


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →