新幹線を降りた瞬間、空気が変わる。 東京から77分。 そこにあるのは、白い世界だ。 越後湯沢は「雪国」の舞台になった土地。 でも来てみると、文学よりもっとリアルな何かがある。 温泉の湯気、地酒の香り、ゲレンデに轟くスキーの音。 冬にしか出会えない、この場所の本気がある。
越後湯沢のおすすめスポット
石打丸山スキー場|コースに立って、初めて雪の本気を知った
標高1,067m。
ゴンドラに乗って山頂に着いた瞬間、視界が一気に開けた。
眼下に広がる雪原と、遠くかすむ山並み。
あ、これは本物だ。
コース数は30本以上。
初心者から上級者まで棲み分けがちゃんとできている。
急斜面の「パノラマコース」は最大斜度35度。
滑り出して2秒で「やばい」と声が出た。
リフト券は1日4,500円(シーズンによって変動あり)。
朝8時30分から滑れる。
平日の午前中がいちばん空いていて、コースを独り占めに近い感覚だ。
ゲレンデ飯も侮れない。
山頂レストランで食べた「へぎそば」が、なぜかスキー場で食べると3割増しでうまかった。
雪の中で食べる温かいものには、補正がかかる。
ぽんしゅ館|500円で、新潟の酒を全部飲もうとした話
越後湯沢駅の改札を出て、すぐ右。
そこにある。
新潟の地酒が約100種類。
コイン5枚(500円)を買って、利き酒コーナーへ。
1コインで1杯飲める。
好きなだけ選んで、好きなだけ飲む。
ここで初めて飲んだのが「雪中梅」だ。
甘口なのにキレがある。
こんな酒が新潟にあるのか、と正直驚いた。
コーナーの奥には塩と味噌も並んでいて、それをつまみながら飲める。
地元のおっちゃんたちが静かに飲んでいて、旅行者だけじゃない場所だとわかった。
売店エリアでは各蔵のボトルも買える。
結局3本抱えて帰った。
スーツケースに酒だけ詰める羽目になった。
時間は10:00〜20:00(年末年始は変動あり)。
新幹線の待ち時間に立ち寄るだけでも、十分すぎる。
河鹿荘|湯に浸かって、ようやく旅が始まった気がした
宿に着いたのは夕方5時ごろ。
スキーで使い果たした脚を引きずって、玄関をくぐった。
河鹿荘は湯沢温泉の老舗旅館。
創業から長い歴史がある宿で、建物に年季がある。
でも手入れがきちんとされていて、古いことがむしろ落ち着く。
温泉は単純温泉。
pHは9前後のアルカリ性で、肌がつるつるになる。
内湯と露天の両方があって、雪見露天が圧巻だ。
湯の温度は42度前後。
静かに雪が降っている。
夕食は部屋食で、地元の山菜と川魚がメイン。
鮎の塩焼きが骨まで食べられるほどやわらかかった。
「これどうやって作るんですか」と女将さんに聞いてしまった。
1泊2食付きで15,000円前後〜。
スキー後の疲れた体を、この宿が全部ほぐしてくれる。
そういう宿だ。
モデルコース
越後湯沢への行き方
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