空気が違う。 河口湖に着いた瞬間、そう感じた。 富士山が、ただそこにある。 遠くから眺める山じゃなく、生活の中にある山。 冬の朝、湖面に映る逆さ富士を見たとき、 ここまで来た理由がわかった気がした。
富士河口湖のおすすめスポット
河口湖|朝6時、誰もいない湖畔で逆さ富士を見た
早起きしてよかった、と本気で思った。
朝6時の河口湖は、静かすぎるくらい静かだ。
観光客はまだいない。
湖面に風がなければ、富士山がそのまま水面に映る。
逆さ富士、という言葉は知っている。
でも実際に見ると、言葉を失う。
湖岸を歩くと約20km。
全部歩く必要はない。
レンタサイクルが1時間500円前後で借りられる。
冬は空気が澄んでいる分、富士山の輪郭がくっきりする。
夏より断然、冬の河口湖が好きだ。
夕方16時ごろ、西日が富士山に当たる時間帯も見逃せない。
山肌がオレンジに染まる瞬間、カメラを構えていたことも忘れた。
富士山五合目|標高2,305m、そこは別の星だ
バスを降りた瞬間、耳がおかしくなった。
気圧の変化だ。
富士スバルライン五合目は標高2,305m。
平地と気温差が10℃近くある日もある。
冬は完全防寒でないと、普通に危ない。
ここまで来ると、雲が下にある。
当たり前のことなのに、初めて見るとちょっと混乱する。
売店でなめこ汁を頼んだ。350円。
寒い体に、じんわり染みた。
山頂へ向かう登山者と、観光で来ている人が混在している。
登山シーズンは7〜8月だが、五合目は年中行ける。
冬は積雪があるため、スタッドレス必須。
富士山を「見る山」から「行く山」に変えてくれる場所。
ここに来て初めて、富士山が身近になった。
富岳風穴|地面の下に、3,000年前の氷があった
正直、あまり期待していない。
ただの洞窟でしょ、。
入った瞬間、空気が変わった。
気温が急に0℃近くまで下がる。
外が真冬でも、洞内はさらに冷たい。
富岳風穴は全長201m。
奥まで歩いて10分ほど。
壁には溶岩が固まった模様が残る。
天井から下がる氷柱、床に残る氷の塊。
ガイドの説明によると、かつて生糸の貯蔵庫として使われていたそうだ。
天然の冷蔵庫として。
それを聞いて、人間ってたくましいな。
青木ヶ原樹海の中にある。
周囲の森がまた独特の雰囲気で、
洞窟より樹海の空気に圧倒された。
入場料は350円。この規模でこの値段は、かなり安い。
忍野八海|湧き水の透明度に、息が止まった
池の底が見える、とかじゃない。
底の砂粒まで見える。
忍野八海の湧き水は、富士山の雪解け水が地中で約20年かけて濾過されたもの。
それを聞いてから池を見ると、なんか神聖な気持ちになる。
8つの湧水池があり、全部めぐっても歩いて1時間ほど。
一番大きい「湧池」は水深3.5m。
透明度が高すぎて、深さがわからない。
早朝がいい。
朝9時を過ぎると観光バスが来て一気に混む。
8時前に着けば、静かに水面と向き合える。
周辺にお土産屋と食事処が並ぶ。
ほうとうを食べた。950円。
かぼちゃと味噌の組み合わせが、冬の体に効く。
都会の喧騒と関係なく、水はただ湧き続けている。
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