鳥羽の風景
三重県

鳥羽

街歩き自然離島

潮の匂いがする町だ。 駅を出た瞬間、海が近いとわかる。 鳥羽は派手じゃない。 でも、ずっと海と生きてきた人たちの気配が、 そこら中にある。 真珠、海女、魚、島。 ここに来ると、海の本気を見せてもらえる気がした。

Best Season 5〜6月と9〜10月がいい。 夏は混雑と暑さが重なる。 冬の伊勢湾は風が強く、岬や岩場はきつい。 春秋の晴れた日が、海の色も空も一番きれいだ。

鳥羽のおすすめスポット

01

鳥羽水族館|生き物の顔が、こんなに近かった

入場料は大人2,800円。

高いな。

でも、入って5分で後悔が消えた。

ジュゴンがいる。

日本でここだけ、だそうだ。

ガラスの前に立つと、ゆっくり近づいてきた。

目が合った気がして、動けなくなった。

館内は12のゾーンに分かれていて、

全部まわると2〜3時間はかかる。

カワウソのエリアでは子どもたちが壁になっていて、

大人は後ろから背伸びして見るしかない。

それでも見たかった。

アシカショーは13時と15時の2回。

席が埋まるのが早いので、

10分前には並んでおいた方がいい。

水族館に半日使うのは贅沢に思えるけど、

鳥羽に来たら外せない場所だ。

■ 鳥羽水族館 住所:三重県鳥羽市鳥羽3-3-6 料金:大人2,800円、子ども1,600円 営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:00) 定休日:不定休
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02

ミキモト真珠島|小さな島に、でかい歴史があった

橋を渡って、島へ。

たった数十メートルなのに、非日常感がある。

ここは御木本幸吉が世界で初めて

真珠の養殖に成功した場所だ。

1893年のこと。

その事実をなめている。

パールプラザでは真珠の選別体験ができる。

見た目が同じに見えた真珠が、

ひとつひとつ違うものだと気づくのに時間がかかった。

ランク分けの基準を教えてもらって、

急に目が利くようになった気がした。

海女の実演は11時・14時の2回。

白い磯着を着た海女さんが海に入り、

本当に素潜りで貝を拾って戻ってくる。

観光用の演出だとわかっていても、

あの息継ぎの瞬間に息を止めてしまった。

入場料は大人1,650円。

1時間半あれば、ひと通り見られる。

■ ミキモト真珠島 住所:三重県鳥羽市鳥羽1-7-1 料金:大人1,650円、小学生830円 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動) 定休日:不定休(要確認)
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03

海女小屋|煙と炭火と、おばあちゃんの声

予約して行く場所だ。

当日行っても入れないことがある。

小屋の中は薄暗くて、

中心に大きな炉がある。

煙が天井に向かって昇っていく。

目が少ししみた。

海女さんが炭火でサザエを焼いてくれる。

はまぐり、伊勢えび、干物も出てきた。

トングも皿もない。

直接手でとって、食べる。

「これ、食べたことある?」

と聞かれた。

ない、と答えたら、

一番いい身のところを外して渡してくれた。

海女さんの手が、すごく温かかった。

生き物を扱ってきた人の手だ。

食事込みで3,000〜4,000円が相場。

観光施設というより、

誰かの家にお邪魔している感じだ。

そこがよかった。

■ 海女小屋体験(例:海女小屋はちまんかまど) 住所:三重県鳥羽市石鏡町 料金:3,000〜4,000円程度(内容により変動) 営業時間:要予約・時間応相談 予約:電話または公式サイトより
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04

伊良湖岬|先端まで行ったら、風しかない

鳥羽から車で1時間ほど、渥美半島の先端。

岬の駐車場に停めて、灯台を目指して歩いた。

道は整備されている。

でも人が少ない。

この静けさは予想していない。

灯台に着いたとき、風が強かった。

声が飛んでいく感じがした。

眼下に広がる水平線が、

どこまでも続いている。

伊良湖岬は愛知県側の話だけど、

鳥羽から伊勢湾フェリーで渡れる。

所要時間は約55分。

片道大人2,300円、車を積むと別途かかる。

フェリーの上からの景色が、

旅の中で一番好きだっただ。

遠ざかる鳥羽の島々を眺めながら、

まだ帰りたくない。

■ 伊良湖岬(伊勢湾フェリー利用) 出発地:鳥羽港 到着地:伊良湖港(愛知県田原市) 所要時間:約55分 料金:大人片道2,300円(車両は別途) 運航:1日数便・要時刻表確認
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05

夫婦岩|朝5時に行って、正解だ

鳥羽から車で30分ほど、二見浦にある。

有名すぎて、逆に後回しにしている。

朝5時に着いた。

まだ暗かった。

夜明けと同時に岩が浮かび上がってくる。

しめ縄が張られた2つの岩が、

静かに海の上に立っている。

観光地っぽい写真を想像していたけど、

実物は違った。

もっと荘厳で、もっと静かだ。

カエルの石像がそこら中にある。

「無事帰る」という縁起物で、

みんながここに奉納していくらしい。

よく見ると、表情がみんな違う。

朝のうちは人が少ない。

9時を過ぎると観光バスが来る。

早起きして行くのが絶対にいい。

夜明けの夫婦岩は、

ほとんど誰にも教えたくない光景だ。

■ 夫婦岩(二見興玉神社) 住所:三重県伊勢市二見町江575 料金:境内無料 営業時間:参拝自由(夜明け前からOK) 駐車場:近隣有料駐車場あり
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モデルコース

Day Trip 9:00 鳥羽水族館→12:00 ミキモト真珠島→14:00 海女小屋ランチ→16:00 夫婦岩→17:30 鳥羽駅
1 Night 1日目:鳥羽水族館→ミキモト真珠島→海女小屋夕食→鳥羽泊。2日目:早朝に夫婦岩→伊勢湾フェリーで伊良湖岬へ→鳥羽に戻り夕方解散
Travel Tips 鳥羽は車があると動きやすい。 でも鳥羽駅周辺だけなら徒歩で回れる。 海女小屋は予約必須。 連休は早めに押さえないと埋まる。 フェリーは天候で欠航することがある。 前日に要確認。

鳥羽への行き方

ICカード利用可
Access Time
名古屋から 約2時間10分
岐阜から 約2時間30分
浜松から 約2時間40分
大阪から 約3時間5分
東京から 約3時間35分
鉄道 鳥羽駅へ

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