早朝5時台の電車に乗った。 理由は単純で、混む前に内宮に着きたかったから。 宇治橋を渡った瞬間、空気が変わった。 湿っていて、冷たくて、杉の匂いがする。 2000年続く場所というのは、こういう空気をしているのか。 伊勢は、何度来ても最初の一歩が新鮮だ。
伊勢のおすすめスポット
伊勢神宮(内宮)|朝6時、玉砂利を踏む音だけが聞こえる
おすすめは間違いなく早朝参拝だ。
6時台の内宮は、人がまばらだ。
玉砂利を踏む音が静かに響く。
五十鈴川の御手洗場で手を清めると、水が透き通っていて思わず声が出た。
正宮に近づくほど木が高くなる。
樹齢何百年という杉が両脇に並んで、自然と背筋が伸びた。
正宮は外から拝むだけで中には入れない。
それでいい、という気がした。
帰り道、荒祭宮に立ち寄った。
ここは個人的なお願いができる場所らしく、参拝者の顔が少しだけ柔らかかった。
内宮だけで1時間半はかかる。
急がないほうがいい。
外宮も忘れずに。
豊受大御神を祀る外宮は内宮より静かで、落ち着いて歩ける。
「外宮から参る」というのが正式な順序だと、地元の人に教わった。
おかげ横丁|食べ歩きで1000円消えた、でも後悔ゼロ
内宮の参拝を終えると、自然とここに流れ着く。
おかげ横丁は、江戸〜明治の街並みを再現したエリアだ。
テーマパークっぽいかなと思っていたら、そうでもない。
赤福本店には行列ができている。
朝9時で20人待ち。
並んで買ったお餅は、できたてで柔らかかった。
店内で食べる赤福は1皿2個で210円。
川が見える縁側席に座れたのはラッキーだ。
伊勢うどんも外せない。
コシのないうどんと聞いて不安だったが、食べてみると全然違う。
たまり醤油のタレと絡んで、妙にクセになる味だ。
1杯600円前後。
食べ歩きで気がついたら1000円以上使っている。
伊勢えびせんべい、てこね寿司の小皿、みたらし団子。
どれも小さいから油断する。
午後は混雑がひどい。
11時前に到着するか、16時以降を狙うのが正解だ。
二見浦|夫婦岩と、波と、夕暮れの静けさ
伊勢市駅から電車で約5分。
二見浦は、意外と観光客が少ない穴場だ。
二見興玉神社の境内に入ると、いきなりカエルだらけになる。
「無事かえる」の縁起物で、あちこちに置いてある。
思わずひとつひとつ確認してしまった。
夫婦岩は、注連縄で結ばれた2つの岩だ。
高さ9メートルと3.6メートル。
間から富士山が見える日があるというが、その日は曇っている。
それでも、海に向かって立つ岩の存在感はずしっとくる。
夕方に来てよかった。
観光客がいなくなって、波の音と風だけになる。
岩に打ちつける波しぶきが顔にかかって、冷たかった。
近くの二見シーパラダイスは子連れに人気だ。
大人1800円、子ども900円。
アシカのショーが思ったより本格的で、大人でも楽しめた。
あの場所に1時間以上いた。
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