白川郷の風景
岐阜県

白川郷

寺社

雪が降る前日、白川郷に着いた。 合掌造りの集落を見下ろしたとき、息が止まった。 ここは、日本の原風景がそのまま残っている場所だ。 観光地っぽさより、生活の匂いがする。 冬でも秋でも、来るたびに顔が違う。 それが白川郷の正体だ。

Best Season 冬(12〜2月)の雪景色は圧倒的。ライトアップ期間は予約必須。秋(10〜11月)は紅葉と合掌造りの組み合わせが美しく、人も冬より少なめ。

白川郷のおすすめスポット

01

荻町城跡展望台|村全体が、絵になっている

吊り橋を渡って、山道を15分ほど歩く。

息が上がりかけたところで、視界が開けた。

合掌造りの屋根が、いくつも並んでいる。

川が光っている。

田んぼが広がっている。

その全部が、ひとつの絵みたいだ。

冬に来たとき、雪が積もった屋根が白く輝いている。

秋は、山の赤と集落の茶色が混ざって、また違う顔だ。

ここは何時間でもいられる。

ベンチに座って、ぼーっとしている。

観光客がどんどん来て、どんどん去っていく。

それでもここにいたかった。

早朝に来ると、人が少なくて霧がかかっていることもある。

そのときの景色は、もう言葉にならない。

午前8時前に来ることをすすめたい。

■ 荻町城跡展望台 住所:岐阜県大野郡白川村荻町 料金:無料 営業時間:制限なし(夜間は足元注意) アクセス:荻町合掌集落内の吊り橋を渡り徒歩約15分
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02

神田家|中に入って、はじめてわかること

外から見るのと、中に入るのは全然違う。

神田家に入ったとき、そう思った。

築200年以上の合掌造り。

中に足を踏み入れると、かすかに煙の匂いがした。

いろりの煙が、何百年もかけて木に染み込んでいる。

その匂いが、なんとも言えずよかった。

1階から見上げると、太い梁が何本もある。

釘を一本も使っていない、という話を聞いた。

じっと見ていたら、怖いくらいの迫力だ。

冬は雪の重さを、夏は台風を、ずっと受け止めてきた建物。

それが今もここに立っている。

係の人が丁寧に説明してくれた。

質問すると、もっと詳しく教えてくれる。

ガイドブックより、その話のほうがずっとおもしろかった。

入場料は大人400円。

30分もあれば回れるけど、もっといたくなる。

■ 神田家 住所:岐阜県大野郡白川村荻町796 料金:大人400円、小人200円 営業時間:9:00〜17:00(12〜2月は16:00まで) 定休日:木曜(祝日の場合は翌日)
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03

明善寺|静けさの中に、時間が止まっている

集落の中で、明善寺だけ空気が違う。

門をくぐった瞬間、ざわざわした気持ちが落ち着いた。

境内に入ると、鐘楼がある。

屋根が合掌造りの形をしている。

こんな鐘楼、見たことがない。

本堂の縁側に腰掛けた。

誰もいない。

風だけが通り抜けていった。

庫裡の中も見学できる。

昔の農具や生活道具が並んでいて、生活の歴史がわかる。

ただ展示してあるだけじゃなくて、まだ息がある感じがした。

秋は、境内の木が色づいて美しい。

冬は雪が積もって、静寂がもっと深くなる。

どちらの季節も、ここに来てよかったと思う理由になった。

拝観料は300円。

観光地の喧騒から抜け出したくなったら、迷わずここへ。

■ 明善寺 住所:岐阜県大野郡白川村荻町679 料金:大人300円、小人200円 営業時間:9:00〜17:00 定休日:不定休(要確認)
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モデルコース

Day Trip 9:00 展望台→10:00 神田家→11:30 明善寺→12:30 集落散策・昼食→14:00 バスターミナルで解散。展望台は朝イチが絶対におすすめ。
1 Night 1日目:15:00チェックイン→夕暮れの集落散策→合掌民宿で囲炉裏ディナー。2日目:早朝6:30に展望台へ→9:00 神田家→10:30 明善寺→昼食後解散。朝霧の展望台は別格の景色だ。
Travel Tips 駐車場は集落外の有料駐車場を使う。 冬季はシャトルバスのみ乗り入れ可(1回200円)。 土日は人が多い。 平日・早朝が断然いい。 合掌民宿は1〜2ヶ月前には予約を。

白川郷への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間40分
大阪から 約2時間40分
名古屋から 約2時間55分
岐阜から 約3時間15分
水戸から 約3時間25分
鉄道 金沢駅へ
移動 白川郷へ

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