馬の息づかいが、すぐそこにある。 北海道の日高、浦河。 ここは競走馬の産地として知られる土地だ。 その広大な牧草地の中に、馬と泊まれる宿がある。 うらかわ優駿ビレッジAERU。 「乗馬リゾート」という言葉では足りない。 朝靄の中に馬が立っている。 その光景だけで、来た意味があった。
うらかわ優駿ビレッジAERUのおすすめスポット
うらかわ優駿ビレッジAERU|馬と過ごす朝が、ここにある
敷地に入った瞬間、空気が変わった。
牧草の匂い。馬糞の匂い。風の匂い。
全部まとめて「ここの匂い」だ。
施設内には約50頭の馬がいる。
元競走馬も多い。
G1を走った馬が、柵の向こうで草を食んでいる。
そのギャップがおかしくて、なんか切なくて。
乗馬体験は1回30分、3,000円〜。
初心者でも丁寧に教えてくれた。
インストラクターの指示通りに体重を動かすと、
馬がちゃんと反応する。
その感覚が面白くて、もう1回乗りたくなった。
宿泊棟から厩舎まで徒歩5分。
早起きして朝の馬房を見に行った。
6時ごろ、厩務員さんが黙々と働いている。
その静けさが、妙に心地よかった。
「観光施設」というより、本物の牧場に間借りしている感覚。
それがAERUの本質だ。
日高の丘と牧草地|地平線が、こんなに近かった
AERUの敷地は約80ヘクタール。
その広さが、正直ピンとこない。
実際に歩いて初めてわかった。
丘の上まで登ると、牧草地が広がっている。
馬が点々と見える。
空が大きい。
これが北海道だ、と思った瞬間だ。
トレッキングコースもある。
ガイドなしで歩けるコースは約1時間。
途中に展望スポットがあって、
天気が良ければ太平洋まで見える。
日高山脈を背に、海に向かって広がる丘。
その構図が美しすぎて、しばらく動けない。
春から夏は緑が濃い。
秋は草地が黄金色に変わる。
どの季節に来ても、景色は違う顔を見せる。
夜は星がすごかった。
周りに光源がほとんどない。
気温が下がるので、厚めの上着は必須。
9月に行ったが、夜は10度を下回った。
AERUの食堂|馬の産地で食べる、地のもの
夕食は施設内のレストランで食べた。
ジンギスカンと、日高産の昆布を使った料理が並んだ。
地味なビジュアルだ。
でも食べたら美味しかった。
羊肉が臭くない。
それだけで感動した。
ラムはやわらかくて、脂が甘い。
日高の牧草で育った羊だと聞いた。
なんとなく納得した。
スタッフのおじさんが気さくで、
「うちの馬に名前つけていってよ」と言われた。
意味がわからなかったが、なんか嬉しかった。
朝食は和定食スタイル。
品数は多くないが、飯がうまい。
北海道のコシヒカリ、白くてつやつやしている。
AERUは「施設」というよりコミュニティに近い。
スタッフと話す時間が、旅の記憶に残る。
それが普通のホテルとは違うところだ。
モデルコース
うらかわ優駿ビレッジAERUへの行き方
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