北海道

イソサンヌプリ山

自然絶景

北海道の道北、稚内からも遠い場所に、その山はある。 イソサンヌプリ。 アイヌ語で「岩の山」を意味するその名のとおり、ごつごつとした稜線が冬空に刺さっている。 人が少ない。リフトもない。整備された登山道もほぼない。 それでもここに来る人がいる。 来てしまう理由が、登ればわかった。

Best Season 2月〜3月上旬が狙い目。 積雪が安定し、晴天率が上がる。 3月中旬以降は雪が重くなる。 厳冬期ほどの静けさと視界の広さが同時に手に入る。

イソサンヌプリ山のおすすめスポット

01

イソサンヌプリ山|誰もいない、雪原のてっぺんで

標高1,322m。

数字だけ見ると、それほど高くない。

でも冬のイソサンヌプリは別物だ。

トレースがない日は、ひざ上まで雪に埋まる。

1歩踏み出すたびに、ズボッと沈む。

それを繰り返しながら、3時間かけて頂上へ。

着いた瞬間、声が出ない。

360度、遮るものが何もない。

利尻島が見える。礼文島も見える。

オホーツク海の白い水平線が、どこまでも続いている。

風が強い日はマイナス20度を超える。

それでも止まれない。

この景色を、誰とも分け合わずに独占している。

スノーシューかワカンは必携。

アイゼンだけでは厳しい場面もある。

ガイドなしで入るなら、天気予報と地形図は何度も確認すること。

■ イソサンヌプリ山 住所:北海道天塩郡幌延町・遠別町境 標高:1,322m 登山口:幌延側登山口が一般的 入山料:無料 冬期は積雪・降雪状況の確認必須 最寄りの気象情報:旭川地方気象台(参考)
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02

登山口周辺|朝5時、誰もいない駐車場からすべてが始まる

幌延側の登山口に着いたのは朝5時40分。

車は1台も止まっていない。

気温はマイナス17度。

ドアを開けた瞬間、顔が痛い。

そういう朝だ。

ヘッドライトをつけて歩き始める。

樹林帯の中は風がなく、静かだ。

自分の呼吸音と、雪を踏む音だけ。

1時間ほど歩くと、木々が低くなる。

視界が開けてくる。

そこから先は、風との戦いになった。

装備の確認は駐車場で済ませておくこと。

手袋を外せる時間は限られている。

スマホのバッテリーは寒さで一気に減る。

モバイルバッテリーは内ポケットに入れておくべきだ。

登山口にトイレはない。

幌延市街のコンビニで済ませてから向かうこと。

■ イソサンヌプリ山 幌延側登山口 住所:北海道天塩郡幌延町(幌延市街から約40〜50分) 駐車場:数台分あり(無料) トイレ:なし 最寄りコンビニ:幌延市街のセイコーマートが最終補給地点
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03

幌延町の宿|下山後の温泉が、すべてを解放してくれる

下山して、車に戻ったのは午後2時過ぎ。

全身がきしんでいた。

幌延町の宿に入り、温泉に直行した。

「どんぐりの湯」まで車で15分ほど。

入湯料は550円。

体が溶けていくような感覚があった。

筋肉が、一気にゆるむ。

あの冷気の記憶が、じわじわと遠ざかっていく。

幌延町は小さな町だ。

飲食店は数えるほどしかない。

夜に開いている店は限られる。

事前に調べておくか、宿の夕食をお願いしておくのが正解。

翌朝、外を見たら新雪が10cm積もっている。

またあの山が変わった顔をしている。

もう一度登りたいと、素直に思った。

そういう山だ。

■ どんぐりの湯(幌延町温泉) 住所:北海道天塩郡幌延町字幌延474-1 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30) 入湯料:大人550円 定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日) 電話:01632-5-1126
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モデルコース

Day Trip 早朝5時に登山口出発→3時間で登頂→下山後どんぐりの湯で温泉→幌延市街で夕食。日帰りは体力的にギリギリ。
1 Night 1日目:幌延入りして装備確認・どんぐりの湯で前泊。2日目:早朝5時出発→登頂→下山→温泉→稚内か旭川へ移動。翌朝の天気次第で行動を変える余裕がある1泊2日が現実的。
Travel Tips 冬のイソサンヌプリはガイドなしだとリスクが高い。 初めて行くなら地元ガイドに依頼するのが賢い。 天気が急変しやすいので、登山当日の朝に必ず最新の気象情報を確認すること。 スノーシューのレンタルは稚内市内で可能。

イソサンヌプリ山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約11時間34分
水戸から 約12時間19分
前橋から 約12時間34分
高崎から 約12時間34分
名古屋から 約12時間49分
備考 バス

札幌の宿を探す

イソサンヌプリ山へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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