北海道

サマッケヌプリ

自然絶景

名前からして、すでに只者じゃない。 サマッケヌプリ。 アイヌ語で「山の背後にある山」という意味だという。 標高1,061m。 冬になると、山全体が白く静まり返る。 その静けさの中に、誰かが仕掛けたみたいな絶景がある。 行く前から、なんとなく覚悟が必要な気がしている。

Best Season 12月下旬〜2月が樹氷と雪景色のピーク。 特に1月中旬〜2月上旬は積雪量・気温ともに安定しやすく、山頂からの眺めが一番抜けている。

サマッケヌプリのおすすめスポット

01

サマッケヌプリ山頂|白い稜線の上で、言葉をなくした

朝7時、気温はマイナス12℃。

登山口に立った瞬間、息が白くなった。

雪はふかふかで、踏むたびにキュッと鳴る。

その音だけが聞こえる。

風もない。

ただ、白い世界が続く。

山頂まで約3時間。

きつい、というより、ひたすら静かだ。

たどり着いた先は、360度の白。

大雪山系が、ぐるりと広がっている。

スマホを出す気にもなれなくて、しばらくそのまま立っている。

ここに来た人だけが見られるやつだ。

冬山の、あの達成感と静寂は、言葉にしにくい。

でも確かに、体に残る。

■ サマッケヌプリ 住所:北海道上川郡南富良野町 標高:1,061m 登山口までのアクセス:南富良野町市街から車で約20分 入山料:無料 冬季は積雪装備必須。単独入山は非推奨。
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02

樹氷の森|森の中が、別の星みたいだ

山頂だけじゃない。

登山道の途中、標高800m付近から樹氷が現れはじめた。

枝という枝が、白く固まっている。

まるで彫刻みたいに、全部止まっている。

太陽の角度によって、光の入り方が変わる。

午前10時ごろが一番きれいだ。

キラキラ、というより、ひっそり光る感じ。

写真を撮ったけど、全然違う。

あの空気の冷たさと、静寂と、光が一緒にないと、伝わらない。

30分ほどそこで立ち止まっている。

後ろからくる登山者も、着いた瞬間に黙った。

そういう場所だ。

■ 樹氷帯(登山道中腹) 標高目安:800〜900m付近 見頃:12月下旬〜2月下旬 状態は気温・風・積雪量で大きく変わる。 当日朝の気象確認を忘れずに。
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03

南富良野の夜空|山を下りた後に、もう一回やられた

下山後、宿にチェックインしたのが17時。

外はもう真っ暗だ。

夕食を終えて外に出たら、星が出ている。

出ていた、というより、あふれている。

南富良野は街灯が少ない。

コンビニも遠い。

その分、夜が本気を出してくる。

気温はマイナス16℃。

5分で耳が痛くなった。

それでも、しばらく外に立っている。

山の日と、この星空で、旅として完成した気がした。

冬の北海道に来た意味を、ここで回収した。

■ 南富良野町の星空スポット 住所:北海道空知郡南富良野町 料金:無料(宿周辺でも十分見られる) 新月前後の晴れた夜がベスト。 防寒具は「これで十分」の2枚上を着ていくこと。
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モデルコース

Day Trip 6:30 登山口出発 → 9:30 山頂(休憩30分) → 12:30 下山 → 13:30 南富良野の食堂でランチ → 15:00 帰路
1 Night 【1日目】午後に現地入り・登山準備・南富良野で夕食・星空観察 【2日目】6:30出発・山頂へ・樹氷の森でゆっくり・午後に下山・温泉立ち寄り(かなやま湖畔温泉 ルオント:大人600円)→ 帰路
Travel Tips 冬のサマッケヌプリはノーマルタイヤ厳禁。 スタッドレス+チェーンを準備しておくと安心。 アイゼンとスノーシューは必携。 レンタルは富良野市内で前日までに手配を。 天気が崩れやすいので、登山届は必ず出すこと。

サマッケヌプリへの行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間32分
水戸から 約11時間17分
前橋から 約11時間32分
高崎から 約11時間32分
甲府から 約12時間2分
備考 バス

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