樽前山のふもとに、こんな場所があったのか。 苫小牧から車で20分ほど走ると、急に視界が開ける。 ジョイランド樽前は、温泉と自然と静けさが重なる場所だ。 観光地らしい賑やかさはない。 でも、それがいい。 冬に来ると、その「何もなさ」がより際立つ。
ジョイランド樽前のおすすめスポット
ジョイランド樽前の温泉|雪景色を見ながら、体の芯まで温まった
露天風呂に入った瞬間、思わず声が出た。
目の前に樽前山が広がっている。
雪をかぶった稜線が、湯気の向こうにぼんやり見える。
泉質はナトリウム・塩化物泉。
ぬるりとした感触で、肌に膜を張るような感覚がある。
「あー、北海道の温泉だな」と思う瞬間だ。
冬の露天は気温がマイナスになることも珍しくない。
顔が冷えて、体だけが熱い。
その落差がたまらない。
内湯もしっかり広く、洗い場は十分ある。
タオルは持参が無難だが、フロントで販売もしている。
平日の午前中に行くと、ほぼ貸し切り状態だ。
地元の人が多く、観光客向けの雰囲気は薄い。
それが居心地よかった。
湯上がりは廊下の窓から外を眺めた。
雪が静かに降っている。
なぜかそれだけで満足した。
樽前山ふもとの冬の散策|音がない、ということに気づいた
温泉の後、少しだけ外を歩いてみた。
完全な静寂だ。
車の音も、人の声も、何もない。
雪が積もった林の中に、細い道が続いている。
ブーツで踏み込むと、ザクッと沈む。
その感触が妙に気持ちよかった。
樽前山は活火山なので冬季は登山禁止区域が多い。
でも、ふもとを歩くだけで十分だ。
木々に雪が積もって、枝がたわんでいる。
それを見ているだけで、時間が過ぎた。
1時間ほど歩いたが、誰にも会わない。
北海道の冬のオフシーズン、という感じがした。
夏とは全然違う顔を見せる場所だ。
防寒はしっかりした方がいい。
手袋がないと10分で限界になる気温だ。
気温はマイナス5〜10度くらいを想定しておく方がいい。
でも、その寒さがあるから、温泉が最高になる。
苫小牧市街の街歩き|港町には、独特の空気が流れている
ジョイランド樽前の帰り道、苫小牧の市街に寄った。
港町だから、どこか武骨な雰囲気がある。
観光地っぽくない、というのが正直な印象だ。
駅周辺を歩くと、昔ながらの商店が残っている。
地元の人向けの定食屋に入った。
ホッキカレーを頼んだ。800円。
苫小牧はホッキ貝の水揚げ量が日本一だ。
カレーに入ったホッキ貝が、ゴロゴロ大きかった。
磯の香りが広がって、これは食べてよかった。
港の方まで歩くと、フェリーターミナルが見える。
冬の港は風が強くて、2分で引き返した。
でも、曇り空と海の色が妙にかっこよかった。
苫小牧は観光地として語られることが少ない。
でも、この生活感のある街を歩くのが、意外と好きだ。
ジョイランド樽前と組み合わせると、
「観光」ではなく「旅」をしている感覚になる。
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ジョイランド樽前への行き方
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