北海道

トロッコ王国美深

観光自然

廃線になった鉄道を、自分でこぐ。 そのシンプルな体験が、なぜかずっと頭に残っている。 北海道の山の中、美深町。 観光地らしい派手さは何もない。 でも、あの静けさと風と、トロッコのガタガタいう音は、 ほかのどこでも味わえないものだ。

Best Season 6月〜9月が走りやすい。 特に7〜8月は緑が濃くて気持ちいい。 紅葉の10月初旬も美しいが、朝は冷える。 防寒を忘れずに。

トロッコ王国美深のおすすめスポット

01

トロッコ王国美深|廃線の上を、自分の足で走る

受付を済ませて、いざ乗り込む。

見た目はシンプルな台車。

エンジンじゃなくて、ペダルを踏んで進む。

最初は「これ、ちゃんと動くの?」。

走り出すと、景色が変わった。

両側は深い緑。

ほとんど人工物がない。

風がまっすぐ顔に当たってくる。

コースは全長約12km。

往復すると約1時間かかる。

ゆっくり漕いでいると、なぜか無性に清々しくなってくる。

途中にトンネルがある。

中は真っ暗で、ひんやりしている。

夏でも空気がちがう。

そこだけ、時間が止まったみたいだ。

料金は大人1,500円。

これで1時間、自然の中に放り込まれる。

安い。

むしろ、もっと走っていたかった。

■ トロッコ王国美深 住所:北海道中川郡美深町字仁宇布 料金:大人1,500円・子ども800円(目安) 営業期間:5月下旬〜10月中旬 営業時間:9:00〜16:00(最終受付15:00頃) 定休日:期間中無休(荒天時は運休あり)
地図で見る →
02

仁宇布の森|人の気配が、消えていく場所

トロッコを降りた後、周囲を少し歩いた。

仁宇布(にうぷ)というエリア。

地名の響きからして、すでに別世界感がある。

舗装されていない道。

鳥の声だけが聞こえる。

観光客もほぼいない。

美深町は人口が少ない。

このあたりはさらに奥地になる。

コンビニもガソリンスタンドも、ずっとない。

それが怖いというより、妙に落ち着いた。

都市の情報量を全部シャットアウトされたみたいで、

頭がすーっと静かになっていく感覚があった。

晴れた日に来ると、木漏れ日が地面にぽつぽつ落ちる。

その光を見ながら、ただ立っている。

何かを「する」旅ではなくて、

ただ「いる」旅。

そういう感覚を久しぶりに思い出した。

■ 仁宇布エリア(トロッコ王国周辺) 住所:北海道中川郡美深町字仁宇布 入場料:なし(自由散策) 駐車場:トロッコ王国駐車場を利用可 備考:熊の出没情報あり。単独での深入り注意
地図で見る →
03

美深温泉|ひとりで浸かる、静かな湯

トロッコで足を使った後、美深温泉に立ち寄った。

町の中心部にある、地元密着の温泉施設。

日帰り入浴は大人500円。

派手な演出は何もない。

でも湯がやさしくて、しみじみと気持ちいい。

体の芯から、ほぐれていく感じ。

お湯はモール温泉系の茶褐色。

やわらかくて、肌にのるような質感だ。

北海道の温泉は何度も入っているが、

ここの湯はとくに「しずか」な感じがした。

露天風呂から空が見える。

夕方に入ると、空の色が変わっていくのをぼんやり眺める。

これが最高だ。

入浴後は食堂でラーメンを食べた。

観光地値段じゃない。

地元の人の食事の場所、という空気がある。

そういう場所が、いちばん落ち着く。

■ 美深温泉(びふかアイランド内) 住所:北海道中川郡美深町字仁宇布(※市街地施設は別途確認推奨) 料金:大人500円前後 営業時間:10:00〜21:00(施設により変動あり) 定休日:不定休 備考:宿泊施設「びふかアイランド」と併設
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 旭川または名寄から車で移動→9時にトロッコ乗車→仁宇布周辺を散策→昼食は美深市街→美深温泉で日帰り入浴→夕方に旭川方面へ帰路
1 Night 1日目:旭川から美深へ移動、午後にトロッコ乗車、仁宇布の森を散策、びふかアイランドに宿泊・温泉。2日目:朝の静かな森を歩く、道の駅美深に立ち寄り、名寄や旭川へ移動。時間に余裕を持ったスケジュールがおすすめ。
Travel Tips トロッコは事前予約が確実。 週末は混むが、平日はほぼ貸切状態になることも。 トンネル内が暗いので、上着は必須。 夏でも気温が低い日があるので、一枚多めに持っていくといい。 名寄でガソリンを入れておくこと。

トロッコ王国美深への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約11時間9分
水戸から 約11時間54分
前橋から 約12時間9分
高崎から 約12時間9分
名古屋から 約12時間29分
備考 バス

札幌の宿を探す

トロッコ王国美深へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →