五稜郭の風景
北海道

五稜郭

観光自然

Photo by Goryokaku-Tower / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)

春の絶景歴史を辿る自然と過ごすひとり旅向けカップル向け友達とゆっくり滞在

星の形をした要塞が、北海道の大地にある。 上から見て初めて、その全貌がわかる。 五稜郭タワーに上った瞬間、思わず声が出た。 あの形が、本当に地上にあった。 春は桜、冬は雪。 季節ごとに顔を変えるこの場所に、何度でも来たくなる理由がある。

幕末の箱館戦争で新選組・土方歳三が最後の戦いを繰り広げた五稜郭は、星形の稜堡が函館の歴史を静かに語り続ける場所だ。五稜郭タワーの展望台からその星形を真上に見下ろすと、堀に反射する光がきらめき、春には桜の淡いピンクが城郭を縁取る。函館奉行所の復元された建物の中では、ひんやりとした木の廊下の感触と古い木材の香りが幕府末期の空気を呼び起こす。明治維新の激流が渦巻いた函館の地で、歴史の重みを全身で感じ取れる北海道を代表する史跡だ。

Best Season
桜なら4月下旬〜5月上旬。雪の五稜郭が見たければ1〜2月。夏の緑が堀に映える7月も悪くない。混雑を避けるなら9月が穴場だ。
Stay
・2泊以上
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五稜郭のおすすめスポット

01
五稜郭タワー|107mの高さで、歴史の全貌が見える

五稜郭タワー|107mの高さで、歴史の全貌が見える

エレベーターで上がること、約30秒。

ドアが開いた先に、あの星形が広がっている。

思ったより、ずっと大きかった。

五稜郭タワーの展望台は地上90m。

入場料は900円(大人)。

混雑する週末でも、タワーの中はそれほど待たない。

星形の堀が、緑と水を抱いている。

土塁の高さが、外から見るより全然高いとわかる。

地上にいるだけじゃ、絶対に気づかないことだ。

幕末にこれを造った人間の執念みたいなものを、感じた。

西洋の軍事技術を取り入れて、函館の地に星を描いた。

その事実が、上から見ると一気にリアルになる。

夕方に上るのが個人的にはおすすめだ。

西に傾いた光が堀に反射して、金色に輝く瞬間がある。

その15分のために、また来てもいい。

■ 五稜郭タワー 住所:北海道函館市五稜郭町43-9 料金:大人900円、子ども450円 営業時間:9:00〜18:00(季節により延長あり) アクセス:市電「五稜郭公園前」から徒歩15分
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02
五稜郭公園(春)|1,600本の桜が、堀を埋め尽くす

五稜郭公園(春)|1,600本の桜が、堀を埋め尽くす

4月下旬から5月上旬。

あの堀が、ピンクで満たされる。

公園内に植えられた桜はおよそ1,600本。

ソメイヨシノが中心で、満開の時期は約1週間だけ。

その1週間に当たったとき、正直ちょっと泣きそうになった。

早朝7時台に行くといい。

観光客がまだ少なくて、桜の下をひとり占めに近い状態で歩ける。

土塁の上から堀を見下ろすと、桜が水面に映り込んでいる。

その景色は、写真では絶対に伝わりきらない。

屋台が並ぶのは10時以降。

五稜郭公園は入場無料なので、朝から何度でも出入りできる。

桜の季節に五稜郭タワーに上ると、また違う表情を見せる。

星形の輪郭が、ピンクで縁取られている。

それを見てようやく、「花見の名所」と呼ばれる理由がわかった。

■ 五稜郭公園 住所:北海道函館市五稜郭町44 入場料:無料 開園時間:5:00〜19:00(通年) アクセス:市電「五稜郭公園前」から徒歩15分 ※桜の見頃:4月下旬〜5月上旬
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03

箱館奉行所|復元された建物の中に、幕末の空気が残っている

公園の中心に、白い建物がある。

2010年に復元された箱館奉行所だ。

入場料は500円。

中に入ると、江戸時代の建築技術で再現された梁と柱が目に入る。

復元というと「なんちゃって感」があるイメージだったけど、ここは違った。

当時の資料をもとに、釘を極力使わない伝統工法で造ったらしい。

職人の仕事が、見ればわかる。

天井を見上げると、木の香りが漂ってくる気がした。

館内には幕末の函館に関する展示がある。

土方歳三がここで最期を迎えた地でもある。

展示を見てから外の土塁を歩くと、景色の重みが変わった。

所要時間は1時間あれば十分。

ただ建物を見るより、展示をちゃんと読んでから出ると、公園全体の見え方が変わる。

そういう場所だ。

■ 箱館奉行所 住所:北海道函館市五稜郭町44-3 料金:大人500円、子ども250円 営業時間:9:00〜18:00(11〜3月は17:00まで) 休館日:なし(年中無休) アクセス:五稜郭公園内
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モデルコース

Day Trip 9:00 五稜郭タワー展望台 → 10:30 公園散策・箱館奉行所 → 12:30 函館朝市でランチ → 14:00 元町・旧市街散策 → 16:30 函館山夕景
1 Night 【1日目】午後着 → 五稜郭タワー&公園 → 函館山夜景 → 湯の川温泉泊 【2日目】7:00 函館朝市 → 元町・金森赤レンガ倉庫 → 昼食後に帰路。温泉宿は1泊2食で1万5000円前後が目安。
Travel Tips 市電の1日乗車券(600円)が使いやすい。 五稜郭公園前と函館山、元町エリアをすべてカバーできる。 タワーは夕方以降に空いてくることが多い。 春の桜シーズンは宿が1ヶ月前でも埋まるので早めに動くこと。

五稜郭への行き方

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備考 バス

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