北海道

十勝川温泉

温泉自然街歩き

真冬の十勝平野は、笑えるくらい寒い。 気温マイナス15度。吐く息が白いどころか、まつ毛が凍る。 そんな場所に、なぜか来てしまった。 目当ては「モール泉」と呼ばれる、植物性の黒い温泉。 入った瞬間、寒さのことをすっかり忘れた。

Best Season 断然、冬(12〜2月)。雪景色と黒い温泉のコントラストは冬にしか見られない。白鳥の越冬時期と重なる1〜2月が最高のタイミング。

十勝川温泉のおすすめスポット

01

十勝川温泉 モール温泉|黒くて、ぬるっとして、なぜか肌がすべすべになる

お湯の色が、最初は信じられない。

黒い。本当に黒いのだ。

十勝川温泉のお湯は「モール泉」という珍しい泉質で、太古の植物が溶け込んでいる。

世界的に見ても、ここまで濃いモール泉はほとんどないらしい。

実際に入ると、ぬるっとした感触がある。

pHは約8.5のアルカリ性。肌の角質を溶かす作用があるそうで、出た後の肌が明らかに違う。

湯温は41〜42度前後。

長めに浸かっても、のぼせにくい。

気づけば1時間以上、湯船にいた。

窓の外は雪景色。

お湯は黒。自分の手が見えないくらいに濁っている。

その不思議な体験だけで、ここまで来た価値があった。

■ 十勝川温泉(各旅館・日帰り入浴施設) 住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉 日帰り入浴:施設によって異なる(目安500〜1,000円) 営業時間:施設により異なる(多くは10:00〜21:00前後)
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02

白鳥まつり|マイナス15度の河原で、350羽の白鳥を見た

正直、なめている。

「白鳥が見られる」くらいの気持ちで行った。

河原に着いた瞬間、声が出た。

白鳥が、多すぎる。

十勝川温泉近くの十勝川では、毎年11月下旬〜3月頃にかけてコハクチョウが越冬する。

多い日で350羽以上が集まるという。

水面を埋め尽くす白い塊が、静かに揺れている。

飛び立つ瞬間は、何十羽もが一斉に羽ばたく。

バサバサという音が、冷たい空気を震わせた。

「白鳥まつり」は例年1〜2月頃に開催。

観光客より地元の人が多い印象だ。

温泉街から歩いて10〜15分。

カメラを持って、ぜひ朝イチで行ってほしい。

朝の光と白鳥の組み合わせは、本当に反則だ。

■ 十勝川白鳥まつり(開催地:十勝川温泉第一駐車場・十勝川河川敷) 住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉北15丁目周辺 開催時期:例年1月下旬〜2月上旬(年により変動あり) 入場無料 白鳥の越冬期間:11月下旬〜3月頃
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03

温泉街の夜散歩|-10度の静けさが、妙に心地よかった

チェックインしてひと風呂浴びてから、外に出た。

21時過ぎ。温泉街はしんとしている。

賑やかな歓楽街ではない。

コンビニも、チェーンの居酒屋もない。

あるのは、旅館の灯りと雪だけ。

それが、思いのほか良かった。

雪が積もった歩道を歩くと、ぎゅっぎゅっと音がする。

気温はたぶんマイナス10度前後。

5分で指先が痛くなった。

温泉街沿いに十勝川が流れていて、夜でも川面が光って見える。

満天とまではいかないけれど、星もいくつか出ている。

売店で買った「十勝ワイン」を部屋で飲んだ。

750mlのロゼが1,500円くらい。

温泉上がりのワインは、格別だ。

寒い夜にしか味わえない贅沢がある。

■ 十勝川温泉街(温泉街エリア散策) 住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉 散策自由(無料) 十勝ワインは温泉街の売店・各旅館売店で購入可 防寒具必須(冬季は−15度前後になる日も)
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モデルコース

Day Trip 帯広駅からバスで約40分→モール温泉で日帰り入浴(10時〜)→白鳥観察→温泉街を散策→帯広でジンギスカン夕食
1 Night 1日目:帯広着→白鳥観察(夕方の飛来が狙い目)→旅館チェックイン→モール温泉に2回入る。2日目:朝の白鳥観察(7時頃がベスト)→朝風呂→帯広へ移動→六花亭本店でモーニング
Travel Tips 冬の移動はレンタカーが圧倒的に楽。 バスは本数が少なく、路面は凍結している。 スタッドレス必須。 帯広空港からのアクセスが起点になる。 旅館の日帰り入浴は、週末は混むので平日午前が狙い目。

十勝川温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約9時間37分
水戸から 約10時間22分
前橋から 約10時間37分
高崎から 約10時間37分
甲府から 約11時間7分
備考 バス

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