北海道

呼人神社

観光自然

網走湖のほとりに、その神社はひっそりとある。 観光地図にも載っていない。 誰かに教えてもらわないと、たどり着けない場所だ。 湖面からの風が、鳥居をくぐる前から頬に触れる。 静かすぎて、自分の足音が少し恥ずかしくなる。 そんな神社が、北海道の東の端に存在する。

Best Season 5月〜6月の新緑期と、10月の紅葉期がおすすめ。 冬の結氷した湖も別格の美しさ。 夏は緑が濃く、虫対策を忘れずに。

呼人神社のおすすめスポット

01

呼人神社|湖畔の風が、参道を通り抜けていく

呼人という地名を、読める人は少ない。

「よびと」と読む。

網走市の南側、網走湖に面した小さな集落だ。

神社に向かう道は舗装されていない部分もある。

車を降りた瞬間、空気が変わった気がした。

木々の密度が急に高くなる。

参道はおそらく50メートルほど。

長くはない。

でも、歩くたびに湖の気配が増してくる。

拝殿は小さく、古い。

修繕した跡もあるけれど、飾り気がない。

観光向けに整えられた神社じゃないことが、すぐわかる。

ここに来る人は地元の人がほとんどだろう。

訪れた平日の午前10時、誰ともすれ違わない。

静寂がこれほど心地よいのは、久しぶりだ。

湖の方向から鳥の声だけが届いてくる。

それだけで、十分だ。

■ 呼人神社 住所:北海道網走市呼人 料金:無料 営業時間:参拝自由 駐車場:あり(数台分)
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02

網走湖の眺望|神社の先に広がる、水平線のような湖面

神社を参拝した後、湖岸まで歩いてみた。

5分もかからない。

網走湖の広さは、実際に見るまで実感できない。

面積は約32平方キロメートル。

北海道の湖の中では中規模だけれど、目の前に立つと別の話だ。

対岸がかすんで見える。

水の色がグレーがかっていて、北の湖らしい重さがある。

11月に訪れたとき、湖面には風紋が走っている。

冬が近い証拠だ。

気温は5度を下回っている。

でも、寒さが不快じゃない。

澄んだ空気と、視界を遮るものが何もない開放感が、体を軽くする。

夏なら湖畔でワカサギ漁の船が出ているのを見られることもある。

冬になると湖が全面結氷し、ワカサギの穴釣りで賑わう。

その季節とはまったく別の顔だ。

神社と湖をセットで訪れる人は少ない。

でも、この景色を見ずに帰るのはもったいない。

■ 網走湖湖畔(呼人エリア) 住所:北海道網走市呼人(神社から徒歩5分) 料金:無料 備考:冬期はワカサギ釣りエリアあり(別途料金)
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03

呼人浦キャンプ場|湖のすぐ隣で、朝を迎える贅沢

神社から歩いて10分もかからない場所に、呼人浦キャンプ場がある。

ここがまた、良い。

湖岸に直接面した区画があって、テントから網走湖が見える。

そういうサイトは予約が取りにくいのだけれど、平日なら狙える。

料金は大人1人520円。

シャワーや炊事場もある。

キャンプ場としての設備は最低限だが、不便は感じない。

ここで朝を迎えたことがある。

6時ごろ、湖に霧が出ている。

白い靄の中に、鳥の影が浮かんでいた。

カメラを出す前に、しばらく眺めている。

網走市内の観光スポットは車で15〜20分圏内に集中している。

博物館網走監獄、能取湖のサンゴ草、天都山の展望台。

そのすべてを回る拠点としても、このキャンプ場は使い勝手がいい。

観光客が素通りする場所で、最高の朝があった。

そういう旅が、好きだ。

■ 呼人浦キャンプ場 住所:北海道網走市呼人 料金:大人520円/泊、車両310円 営業期間:5月上旬〜10月上旬(年により変動あり) 問合せ:網走市観光協会 0152-44-5849
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モデルコース

Day Trip 午前:呼人神社→湖畔散策(約1時間)→午後:博物館網走監獄(約2時間)→天都山展望台→夕方帰路。車移動が基本。
1 Night 1日目:網走駅着→呼人神社→網走湖湖畔→呼人浦キャンプ場泊。2日目:朝の湖を堪能→博物館網走監獄→能取湖サンゴ草群生地→女満別空港。全行程レンタカー推奨。
Travel Tips 呼人エリアへの公共交通はほぼない。 レンタカーか車が必須だ。 網走駅からは約15分。 神社の駐車スペースは狭いので、大型車は注意。 冬期は路面凍結が激しい。 スタッドレスタイヤは必須。

呼人神社への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間57分
水戸から 約11時間42分
前橋から 約11時間57分
高崎から 約11時間57分
甲府から 約12時間27分
備考 バス

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