北海道

喜茂別岳

自然絶景

標高1,178m。 そこに立つと、羊蹄山がすぐそこにある。 喜茂別岳は、登山者の間でもまだ「知る人ぞ知る」山だ。 冬、雪に埋もれた尾根を歩いていると、静寂がそのまま空気になる。 誰もいない。風の音だけ。 その孤独が、たまらなく好きだ。

Best Season 冬(12月〜3月)がおすすめ。 雪山ならではの静寂と、羊蹄山の白い姿が同時に楽しめる。 3月は雪が締まって歩きやすく、初めての冬山にも向いている。

喜茂別岳のおすすめスポット

01

喜茂別岳登山口|夜明け前、ここから始まる静かな戦い

冬季の登山口は中山峠側からのアプローチが基本になる。

駐車スペースは5〜6台ほど。

早朝5時台に着いても、すでに先行者のトレースがあったりする。

そういう山だ。

スタートしてすぐ、樹林帯に入る。

足元はラッセルか、運が良ければ締まった雪。

どちらになるかで、体力の消費がまるで違う。

冬装備はしっかり揃えていくこと。

スノーシューかスキー、12本爪アイゼン、ピッケル。

持っていって損はしない。

標高差は約600m。

数字だけ見ると「まあいける」。

でも実際の急登は、数字以上にくる。

息が上がって立ち止まった瞬間、木の隙間から羊蹄山が見える。

それだけで、また歩けた。

■ 喜茂別岳登山口(中山峠側) 住所:北海道虻田郡喜茂別町(中山峠周辺) 料金:無料 駐車スペース:5〜6台程度 備考:冬季は積雪状況の事前確認必須。登山届は必ず提出すること
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02

喜茂別岳山頂|360度、言葉が出ない

山頂に出た瞬間、視界がひらける。

それまでの樹林帯がうそみたいに、空しかない。

羊蹄山が正面にドンと構えている。

距離にして約10km。

こんなに近く見えるのか。

洞爺湖も見える。

噴火湾も、天気が良ければ見える。

この日の気温はマイナス12度。

風が強い日は体感でマイナス20度を超えることもある。

停滞は危険だとわかっていても、しばらく動けない。

それくらい、景色が引き留めてくる。

山頂標識は小さい。

主張しない。

でも確かにそこにある。

写真を撮って、行動食を一口食べて、また下山を始めた。

帰り道のほうが、不思議と長く感じる山だ。

■ 喜茂別岳山頂 標高:1,178m 山頂到達の目安:登山口から約3〜4時間(雪のコンディションによる) 備考:山頂は遮るものがなく強風になりやすい。防風対策を万全に
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03

中山峠 道の駅|下山後の定番、あげいもで生き返る

下山してそのまま車に乗って向かう場所がある。

中山峠の道の駅だ。

登山口から車で10分もかからない。

ここの「あげいも」は有名だ。

1本200円。

ホクホクのじゃがいもに、サクッとした衣。

凍えた体に、じんわりと染みる。

3本食べた。

後悔はしていない。

建物の前から見える羊蹄山も、また格別だ。

山頂から見た羊蹄山とは違う角度。

下から見上げる羊蹄山は、やっぱりでかい。

冬はトイレや施設が一部制限されることもある。

開店は9時から。

下山後のタイミングと合わせて計画しておくと、待たずに済む。

温かい飲み物もある。

コーヒーを片手に、山の余韻に浸る時間がいちばん好きだ。

■ 道の駅 望羊中山 住所:北海道虻田郡喜茂別町字川上345 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動あり) あげいも:200円/本 電話:0136-33-2671
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モデルコース

Day Trip 5:30 登山口発 → 9:30 山頂着(約4時間)→ 12:00 下山完了 → 12:30 道の駅であげいも&休憩 → 午後帰路
1 Night 【前日】ニセコ or 留寿都に前泊して体を休める。【当日】5:30 登山口発 → 山頂 → 下山 → 道の駅で昼食 → 中山峠温泉で疲れを流す → 札幌方面へ。行動食と水は前日に準備しておくこと
Travel Tips 冬の喜茂別岳は単独行より複数人がベスト。 ラッセルを分担できるし、いざという時に心強い。 トレースがない日のコースタイムは1.5倍以上と思って計画すること。 スマホのバッテリーは寒さで一気に落ちる。 予備バッテリーは必須だ。

喜茂別岳への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間11分
水戸から 約10時間56分
前橋から 約11時間11分
高崎から 約11時間11分
名古屋から 約11時間19分
備考 バス

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喜茂別岳へは札幌から日帰りがおすすめ

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