天人峡温泉の天人峡温泉
北海道

天人峡温泉

温泉自然街歩き
温泉紅葉自然と過ごす街歩きひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ

旭川から車で1時間半。 道が細くなり、山が深くなり、気づいたら別世界に入っている。 天人峡温泉は、そういう場所だ。 忠別川が削り出した柱状節理の断崖が、温泉街をぐるりと囲んでいる。 冬に来ると、その迫力が倍になる。 雪と岩と、湯けむりだけがある。

滝の轟音が渓谷に響き渡り、飛沫が顔にかかるほど近くまで迫れる。柱状節理の断崖が幾重にも連なる峡谷に、明治時代から湯治客が絶えない無色透明の湯が静かに湧く。冬は雪の岩肌と湯気が交錯する幽玄な気配に包まれる、天人峡ならではの湯だ。露天風呂からは高さ100メートル近い柱状節理を見上げられ、落差約90メートルの天ノ沢滝が谷全体に水音を響かせる。忠別川沿いの散策路ではアイヌ語由来の地名標識をたどりながら、川が研ぎ澄ました岩肌に触れられる。拠点は札幌駅で、バスも通じるがレンタカーが便利。

Best Season
断然、冬(12〜2月)がおすすめ。 凍りかけた滝と柱状節理の断崖、雪の静寂は冬にしか見られない。 人が少ない分、自然と正面から向き合える。
Stay
・2泊以上

天人峡温泉のおすすめスポット

01
天人峡温泉の天人峡温泉|断崖に抱かれながら、湯に沈む夜

天人峡温泉|断崖に抱かれながら、湯に沈む夜

チェックインしてすぐ、湯へ向かった。

宿の内湯より先に、外が気になった。

露天風呂から見上げると、高さ100m近い柱状節理の断崖がそこにある。

冬だ。

崖は雪をかぶり、空は暗く、湯気だけが白く揺れている。

あまりにも静かで、声を出すのがはばかられた。

泉質は硫黄泉と食塩泉が混ざった複合泉。

pH8.2のアルカリ性で、肌がじんわりなめらかになる感覚がある。

温度は41〜42℃ほど。

長く浸かっていられる温度だ。

深夜0時近くまで入れる宿が多い。

誰もいない深夜の露天風呂で、断崖と二人きりになった。

あの静けさは、正直なところ怖かった。

でも出られない。

そういう引力が、この湯にはある。

■ 天人峡温泉(東川町) 住所:北海道上川郡東川町天人峡 日帰り入浴:宿泊施設により異なる(500〜800円程度) 営業時間:宿泊施設による(深夜0時頃まで可の宿あり) 旭川空港から車で約70分
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02

羽衣の滝|冬、凍りかけた滝を見に行く

天人峡には、日本の滝百選に選ばれた「羽衣の滝」がある。

落差270mと言われている。

数字だけ見てもピンとこなかったが、実際に見て息が止まった。

冬の羽衣の滝は、半分凍っている。

白い岩肌に、氷の柱と水が混在している状態だ。

アイスブルーの氷が光を受けてきらきらしている。

夏とは完全に別の滝だ。

温泉街から歩いて約15分。

遊歩道は整備されているが、冬は凍結箇所がある。

軽アイゼンを持っていくべきだった、と後悔した。

滝の前に立つと、水しぶきが冷気と混ざって顔に当たる。

マイナス10℃の朝だ。

それでも、10分以上立ち尽くしている。

圧倒されると、寒さを忘れるらしい。

帰りにすぐ温泉に飛び込んだのは言うまでもない。

■ 羽衣の滝 住所:北海道上川郡東川町天人峡(天人峡温泉街から徒歩約15分) 入場料:無料 冬季は遊歩道が凍結する場合あり。軽アイゼン推奨 滝まで往復約30〜40分
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03

天人峡の冬景色|誰もいない、それが正解だ

正直に言うと、天人峡は冬にほとんど人がいない。

ピーク時の面影があちこちに残っている。

廃業した旅館の建物が、雪に埋もれている。

さびしいかというと、そうでもない。

人の少なさが、この場所の本質を際立たせている。

柱状節理の断崖は、誰にも邪魔されずに見られる。

雪の重みで折れた木が、道に横たわっていたりする。

手が入っていない自然の気配がそこらじゅうにある。

夕方4時を過ぎると、谷が暗くなる速度が早い。

断崖が影になって、温泉の湯けむりだけが光る時間帯がある。

15分くらいの出来事だ。

その15分を見るためだけに、また来てもいい。

冬の天人峡は、来る人を選ぶ。

選ばれた人だけに見せる顔がある。

そう感じた2日間だ。

■ 天人峡温泉エリア(散策) 住所:北海道上川郡東川町天人峡 入場料:無料 冬季は日没が早く(16〜17時頃)、道路凍結に注意 最寄りのコンビニは旭川市内(約60km)。食料・飲料の事前購入を推奨
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モデルコース

Day Trip 9:00 旭川発 → 10:30 天人峡着・羽衣の滝へ → 12:00 日帰り入浴(500〜800円) → 13:30 断崖沿い散策 → 15:00 旭川へ向けて出発
1 Night 1日目:旭川発 → 天人峡着・チェックイン → 羽衣の滝(軽アイゼン持参) → 夕食・露天風呂(深夜まで) / 2日目:早朝入浴 → 朝の断崖散策 → 旭川・旭山動物園経由で帰路
Travel Tips 冬季(12〜3月)は道路が凍結する。 スタッドレスタイヤは必須。 軽アイゼンがあると行動範囲が広がる。 宿は数軒しかなく、週末は早めに埋まる。 旭川でガソリンと食料を補充してから向かうこと。

天人峡温泉への行き方

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