北海道

奥尻島

観光自然

フェリーに乗って、2時間半。 本州の地図から切り離されたような場所に、奥尻島はある。 1993年の大津波の傷跡と、それでも続く人々の暮らし。 透き通った海と、何もない道。 ここに来る理由は、うまく説明できない。 でも来てよかったと、船を降りた瞬間に思った。

Best Season 6月〜8月がベスト。ウニが旬で、海の透明度も高い。 冬はフェリーの欠航が多く、孤立するリスクがある。 初めて行くなら7月がいちばん動きやすい。

奥尻島のおすすめスポット

01

なべつる岩|波に削られた時間が、そこに立っている

島の南端に向かって車を走らせると、突然現れる。

高さ約12メートル。

海の中に直立する奇岩が、空にぽっかり穴を空けている。

「なべつる」という名前の通り、鍋の取っ手みたいな形をしている。

写真で見ていたのに、実物は全然スケール感が違った。

駐車場から歩いて3分もかからない。

それなのに、着いた瞬間しばらく動けない。

波の音だけが聞こえる。

観光客はほとんどいない。

夕方4時ごろ、光が横から差し込む時間帯がいちばんよかった。

岩の影が海に伸びて、オレンジ色に染まっていく。

これだけで来た甲斐がある。

入場料も柵もない。

ただそこにある。

■ なべつる岩 住所:北海道奥尻郡奥尻町球浦 料金:無料 見学時間:いつでも可(日没前後がおすすめ) 駐車場:あり(無料)
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02

津波館|1993年7月12日のことを、島は忘れていない

正直、行くか迷った。

観光で来て、被災の記録を見ていいのかという気持ちがあった。

それでも入ってよかった。

1993年7月12日午後10時17分。

マグニチュード7.8の地震が起き、大津波が奥尻島を襲った。

死者・行方不明者は230名。

島の人口の約5パーセントが、一夜で失われた。

館内には当時の映像が流れている。

集落の跡の写真。

変形したコンクリート。

残された時計が、10時17分で止まっている。

言葉が出ない。

復興に5年かかった。

その話も展示されている。

島の人が島を諦めなかった記録だ。

入館料は大人300円。

1時間では足りない。

■ 奥尻島津波館 住所:北海道奥尻郡奥尻町青苗65番地1 料金:大人300円、高校生200円、中学生以下無料 営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:30) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、11月〜4月は冬期休館 TEL:01397-2-3093
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03

島内の海岸線ドライブ|誰もいない道を、ただ走った

奥尻島を一周するのに、車で2時間かからない。

信号は島全体に数えるほどしかない。

レンタカーを借りて、ひたすら海沿いを走った。

料金は1日5,500円(軽自動車)だ。

途中、誰もいない砂浜に車を止めた。

靴を脱いで、砂の上を歩いた。

海の色が異様に青かった。

透明度が高くて、底の石がはっきり見える。

コンビニはない。

自販機も少ない。

人とすれ違わない区間が何キロも続く。

それが怖くなくて、むしろ心地よかった。

島の北部、球浦(たまうら)あたりの海が特によかった。

ガイドブックに載っていない場所だ。

地図を見ながら適当に止まって、それが一番の風景だ。

奥尻はそういう島だ。

■ 奥尻島レンタカー (例)奥尻空港レンタカー、各宿の貸出サービスなど 料金目安:軽自動車1日5,000〜6,000円程度 ※ガソリンスタンドは島内2か所のみ。給油は早めに。 ※カーナビの地図が古い場合あり。紙の地図も持参推奨
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モデルコース

Day Trip 奥尻港着→なべつる岩(夕方)→津波館→島内食堂で夕食→フェリーで帰港。日帰りは江差発着のフェリーを使えばギリギリ可能。
1 Night 1日目:奥尻空港or港着→津波館→海岸線ドライブ(北部)→宿泊。2日目:早朝の砂浜→なべつる岩→島内でウニ丼→フェリーor飛行機で離島。移動に余裕を持つこと。
Travel Tips フェリーは江差港発が1日1便。欠航率が高いので、帰りの便は余裕を持って設定すること。 島内にコンビニはない。 現金が使えない店もあるので、多めに用意しておくと安心。 ウニの旬は6〜8月。この時期に来るなら予約は早めに。

奥尻島への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約8時間12分
水戸から 約8時間57分
名古屋から 約9時間4分
前橋から 約9時間12分
高崎から 約9時間12分
備考 バス

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奥尻島へは札幌から日帰りがおすすめ

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