北海道

奥手稲山

自然絶景

札幌市内から車で1時間もかからない。 なのに、そこはもう別の世界だ。 奥手稲山。 標高1,000mを超える稜線に、誰もいない雪原が広がっている。 リゾートでも観光地でもない。 ただ、山がそこにある。 それだけで、来る理由になる場所だ。

Best Season 12月下旬〜3月上旬が最高。 雪が締まっていて歩きやすく、晴れた日の稜線は息をのむ白さ。 4月以降は雪が腐って歩きにくくなる。

奥手稲山のおすすめスポット

01

奥手稲山登山口|都市の端っこで、静寂が始まる

手稲ICを降りて、住宅街を抜けていく。

しばらくすると、急に道が細くなった。

舗装が終わり、砂利道になる。

そのあたりから、空気が変わる。

登山口に着いたのは朝8時すぎ。

駐車スペースには先客が2台だけ。

週末でもこの人の少なさが、奥手稲の正直なところだ。

ここは手稲山の奥、さらに奥にある。

「奥手稲」という名前そのまま。

アクセスが悪い分、静けさが保たれている。

冬は積雪が2mを超えることもある。

スノーシューがないと、まず動けない。

レンタルは事前に札幌市内で調達しておくべき。

1日2,000〜3,500円が相場だ。

準備不足で来る場所じゃない。

でもちゃんと備えてくれば、あとは山が全部やってくれる。

■ 奥手稲山登山口 住所:北海道札幌市手稲区手稲本町(手稲山ロープウェイ奥) 料金:無料 駐車場:あり(無料・台数少なめ) アクセス:手稲ICより車で約20分 ※冬季はスタッドレス必須。路面状況は事前に確認を
地図で見る →
02

雪の稜線|ここまで来たか、と思った瞬間がある

樹林帯を1時間ほど歩くと、木々が切れる。

突然、視界が開ける。

そこから先が、奥手稲山の本番だ。

白い斜面が、空に向かってまっすぐ伸びている。

足跡がない。

風が雪面をなでている音だけがある。

山頂まではさらに1時間。

標高は1,045m。

たいした高さじゃない。

甘かった。

ラッセルで太ももが燃えるように痛かった。

それでも止まれない。

稜線の先に、何かがあると確信していたから。

山頂に立つと、札幌の街が見える。

石狩湾も見える。

こんな近くに、こんな景色があったのか。

気温はマイナス12℃。

でも風がなかったので、体感は思ったより穏やかだ。

晴れた日を選んで来ること。これが絶対条件。

■ 奥手稲山山頂(標高1,045m) 登山口からのコースタイム:約2〜2.5時間(冬季スノーシュー使用時) 難易度:中級(冬季は体力・装備必須) 必要装備:スノーシューまたはスキー、防寒具、行動食、水 ※登山届の提出を強く推奨
地図で見る →
03

下山後の手稲温泉|あの疲れを、湯が全部引き受けてくれた

下山後、まっすぐ温泉へ向かった。

手稲区内にいくつか日帰り温泉がある。

「手稲温泉ほのか」は登山口から車で20分ほど。

入浴料は770円。

タオルは持参したほうがいい。

露天風呂に浸かりながら、空を見上げた。

雲がゆっくり動いている。

足の感覚が、じわじわと戻ってきた。

山の中では気づかなかったけど、かなり消耗している。

湯船の中で初めてわかった。

館内の食堂で食べた味噌ラーメンが850円。

普通のラーメンだ。

でも、あれほどおいしく感じたことはない。

奥手稲山は、山だけじゃ完結しない。

下山後のこの一連があって、ようやく一日が終わる。

そういう旅だ。

■ 手稲温泉ほのか(参考施設) 住所:北海道札幌市手稲区手稲本町4条2丁目 営業時間:10:00〜翌1:00 料金:大人770円(岩盤浴は別途) TEL:011-682-4126 ※混雑状況は公式サイトで確認を
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 8:00 登山口出発 → 10:30 山頂 → 13:00 下山 → 13:30 手稲温泉で疲労回復 → 15:30 札幌市内へ帰還。日帰りでも十分に完結する。
1 Night 1日目:登山口8:00出発 → 山頂 → 下山 → 手稲温泉 → 札幌市内泊。2日目:大倉山展望台や円山など市内観光。体を動かして、街に戻って、食べて飲む。これが正解の流れ。
Travel Tips 冬の奥手稲は天候が命。 曇りの日は景色ゼロになる。 前日夜に天気予報を必ず確認。 スノーシューは前日までにレンタル済みにしておくこと。 行動食は多めに。山頂で食べるチョコは格別に甘い。

奥手稲山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約9時間19分
水戸から 約10時間4分
前橋から 約10時間19分
高崎から 約10時間19分
名古屋から 約10時間32分
備考 バス

札幌の宿を探す

奥手稲山へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →