定山渓温泉の風景
北海道

定山渓温泉

温泉自然街歩き

札幌から車で約1時間。 それだけで、こんなに世界が変わるのか。 豊平川沿いに湯けむりが立ち上り、冬は雪と温泉が混ざり合う。 街全体が「温まりに来た人」しかいない場所。 ここは観光地というより、ただ、ゆっくりしに来るところだ。

Best Season 冬(12〜2月)が一番おすすめ。 雪と湯けむりが混ざる風景は冬だけのもの。 紅葉の10月も渓谷の色が鮮やかで見ごたえがある。

定山渓温泉のおすすめスポット

01

定山渓温泉街|湯けむりと雪と、なにもしない時間

温泉街の中心部を歩くと、あちこちから白い湯気が上がっている。

足湯が無料で開放されていて、靴を脱いでそのまま浸かった。

外気温はマイナス5度だ。

なのに足だけ、じんわり熱い。

その温度差がおかしくて、一人で笑った。

川沿いの遊歩道は除雪されていて、夜でも歩ける。

街灯の光が雪に反射して、昼間より明るいくらいだ。

コンビニはない。

チェーンの居酒屋もない。

そのかわり、小さな土産屋と温泉宿が肩を並べている。

「何もない」と感じる人もいる。

でも、何もしないために来る場所なんだと、2時間歩いてようやくわかった。

夜9時、宿に戻る前にもう一度足湯に浸かった。

誰もいない。

■ 定山渓温泉街(足湯) 住所:北海道札幌市南区定山渓温泉 足湯:無料・24時間開放(冬季は一部閉鎖あり) 札幌駅前からじょうてつバス「快速定山渓温泉線」で約70分・大人1,100円
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02

二見公園の吊り橋|真冬の渓谷に、ひとりで立つ

定山渓といえば「二見岩」と聞いている。

実際に歩いて行ったら、思ったより近い。

温泉街から徒歩10分もかからない。

吊り橋を渡ると、真下に豊平川が流れている。

雪解けの手前、2月の川は黒くて静かだ。

橋の揺れが思ったよりあって、一歩踏み出すたびにゆらゆら揺れた。

ちょっと怖い。

でもその怖さが、ちゃんと「自然の中にいる」と体に教えてくれる。

二見岩は川の中から2つ並んでそびえている。

高さ約15メートル。

写真で見るより、ずっと存在感があった。

説明看板には「縁結びの岩」と書いてあった。

ひとりで来ていたけど、別にいい。

冬は観光客が少なく、ほぼ貸し切りで渓谷を眺められる。

これは冬に来た人だけの特権だ。

■ 二見公園(二見岩展望台・吊り橋) 住所:北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目 入場:無料 営業:通年(冬季は路面凍結注意・滑り止め必須) 温泉街中心部から徒歩約8分
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03

定山渓神社|雪の参道で、しんと静かになる

温泉街の一角に、小さな神社がある。

派手な案内もなく、普通に歩いていると通り過ぎてしまいそうだ。

参道の両脇に雪が積もっている。

誰かが踏んだ足跡だけが続いている。

その跡をたどって、鳥居をくぐった。

境内に入ると、温泉街の音が急に遠くなる。

静寂というより、「しん」という感覚。

雪が音を吸っているせいだ。

ここは明治時代、定山渓を開拓した美泉定山が祀られている神社だ。

定山渓という地名の由来が、この人の名前だと知ったのは帰り際だ。

温泉が湧く前から、人がここに来ていたということになる。

参拝を終えて出てきたら、ちょうど雪が舞い始めた。

演出みたいで少し笑えたけど、本当に綺麗だ。

観光スポットとしては地味だけど、来てよかったと思えた場所だ。

■ 定山渓神社 住所:北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目 参拝:無料・24時間 温泉街中心部から徒歩約5分 ※冬季は参道が凍結するためスノーブーツ推奨
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モデルコース

Day Trip 10:00 札幌発 → 11:00 定山渓着・二見公園散策 → 13:00 昼食 → 14:00 温泉街ぶらり・足湯 → 15:30 定山渓神社 → 17:00 日帰り入浴(約1,200円〜)→ 19:00 札幌着
1 Night 1日目:14:00チェックイン → 温泉街散策 → 足湯 → 夕食・温泉でのんびり。2日目:朝風呂 → 二見公園・吊り橋 → 定山渓神社 → 昼食後に帰路。欲張らず、ゆっくり動くのがこの街の正解。
Travel Tips 冬に来るなら滑り止めのついた靴は絶対に必要。 温泉街の道は凍結していることが多い。 日帰り入浴は宿によって14時〜16時頃に締め切る場合がある。 事前に電話確認を。 バスの最終便は早いので要チェック。

定山渓温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約9時間11分
水戸から 約9時間56分
前橋から 約10時間11分
高崎から 約10時間11分
名古屋から 約10時間25分
備考 バス

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