徳舜瞥山の風景
北海道

徳舜瞥山

自然絶景

雪をまとった山頂が、青空に突き刺さっている。 北海道・伊達市の奥に、そんな山がある。 徳舜瞥山、標高1309m。 名前を読めなくてもいい。 一度登れば、絶対に忘れられない山になる。 冬の北海道の本気を、ここで見た。

Best Season 冬(12月〜3月)が最もドラマチック。 雪の稜線と青空の対比が圧倒的。 夏(7〜8月)は高山植物も見られる。 冬山初心者には3月下旬の春山シーズンがおすすめ。

徳舜瞥山のおすすめスポット

01

徳舜瞥山登山口|夜明け前、誰もいない駐車場に立つ

登山口の駐車場に着いたのは朝5時半。

外気温はマイナス8度だ。

車から出た瞬間、息が白くなる。

手袋をしていても、指先がじんじんする。

駐車場は砂利敷きで10台ほど停められる。

トイレはない。

事前に済ませておくのが鉄則だ。

空はまだ暗かった。

ヘッドライトをつけて歩き出す。

雪が締まっていて、足音がキュッキュッと鳴る。

その音だけが、静寂の中に響く。

登り始めてすぐ、体が温まってくる。

アウターを一枚脱いだ。

樹林帯の中は風がなく、静かだ。

枝に積もった雪が、時折ふわりと落ちてくる。

その美しさに、何度も立ち止まった。

登山道は整備されているが、冬は完全に雪の下。

トレースがなければ道迷いのリスクもある。

先行者のトレースを確認してから出発したい。

■ 徳舜瞥山登山口 住所:北海道有珠郡壮瞥町字滝之町 料金:無料 駐車場:約10台(無料) ※冬季はトイレなし ※登山届の提出を忘れずに
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02

五合目の急登|ここからが本番だと、足が教えてくれる

五合目を過ぎたあたりから、斜度が変わる。

ぐっと急になる。

一歩一歩、アイゼンの爪を雪に刺していく。

標高差は約800m。

コースタイムは登り2時間30分ほど。

体力に自信があっても、油断はできない。

七合目で振り返った。

洞爺湖が見える。

丸い湖が、白い雪原の中に青く光っている。

その瞬間、しんどさが吹き飛んだ。

風が出てきた。

バラクラバを引き上げる。

顔の露出部分が痛い。

それでも足は止めたくない。

稜線に出ると、突然視界が開ける。

有珠山、昭和新山、羊蹄山。

全部見える。

北海道の山が、全部並んでいる感じがした。

山頂まではあと少し。

体は限界に近いのに、なぜか笑えてくる。

冬山って、こういうものだ。

■ 徳舜瞥山 山体情報 標高:1309m 登山口〜山頂:往復約5〜6時間 難易度:中級(冬季は上級) 必要装備:アイゼン・ピッケル・ゲイター ※冬季単独行は非推奨
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03

山頂|360度、北海道が全部ある

山頂に着いたのは午前9時15分。

登り始めから3時間45分かかった。

風が強かった。

体感気温はマイナス20度を下回っている。

立っているだけで、体が冷えていく。

それでも、景色から目が離せない。

洞爺湖、昭和新山、有珠山。

羊蹄山、ホロホロ山。

太平洋まで見える。

水平線がはっきりと見える。

ここまで来てよかった。

その一言しか出てこない。

山頂には小さな標識があるだけ。

避難小屋もベンチもない。

長居は体が危ない。

写真を撮って、10分で下山を始めた。

下山は思ったより早かった。

1時間45分で登山口に戻った。

車に戻ってヒーターをつける。

手の感覚が戻ってくる。

そのあたたかさが、最高においしく感じた。

コンビニのおにぎりが、ごちそうになった。

■ 徳舜瞥山 山頂 標高:1309m 眺望:洞爺湖・羊蹄山・有珠山・太平洋 山頂設備:標識のみ ※風が強く長時間滞在は危険 ※下山後の着替えと防寒対策を忘れずに
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モデルコース

Day Trip 5:30 登山口出発 → 9:15 山頂 → 11:00 登山口下山 → 12:00 壮瞥温泉で体を温める → 13:30 洞爺湖エリアで昼食。日帰りでも十分に達成感がある。
1 Night 1日目:札幌または伊達市泊 → 早朝移動で登山口へ。2日目:夜明け前スタートで山頂アタック → 下山後、壮瞥温泉「ホロホロ山荘」で一泊。翌日は洞爺湖や昭和新山を観光。冬山の余韻をゆっくり引きずれる。
Travel Tips 冬季はアイゼン・ピッケル必須。 12本爪以上のアイゼンを用意したい。 スタートは日の出前推奨。 トレースがない日は無理しない判断も大事。 下山後の着替えは車に必ず積んでおく。 最寄りのコンビニは伊達市内まで約30分。

徳舜瞥山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約8時間49分
水戸から 約9時間34分
前橋から 約9時間49分
高崎から 約9時間49分
名古屋から 約10時間4分
備考 バス

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