北海道

木挽山

自然絶景

雪に埋もれた山道を進むと、突然、視界が開ける。 北海道・木挽山。 標高は高くない。 でも、冬にここへ来ると、なぜか言葉を失う。 雪原と空と針葉樹だけの世界。 リフトも売店もない。 そういう山が、まだ北海道にはある。

Best Season 1月下旬〜2月末が雪質・積雪量ともにベスト。 晴天率は2月が高め。 ただし気温はマイナス10度以下になる日もあるため、防寒装備は過剰なくらいでちょうどいい。

木挽山のおすすめスポット

01

木挽山山頂|誰もいない雪原で、自分の息の音だけが聞こえる

登山口から山頂まで、歩いて約1時間20分。

そんなに長くない。

でも、冬は別物だ。

膝まで沈む雪。

トレースがない日は、自分で道をつくる。

それがまた、妙に楽しい。

山頂に着いたのは午前10時ごろ。

だれもいない。

ほんとうに、だれも。

視界に入るのは、白い稜線と青空だけ。

遠くに日高山脈らしき影。

風が止んだ瞬間、完全な静寂があった。

スマホをしまった。

写真より先に、この空気を肺に入れたかった。

下山後、足は棒みたいになってた。

それでも「また来よう」。

そういう山だ。

■ 木挽山(こびきやま) 所在地:北海道沙流郡日高町付近 標高:約900m前後 登山口まで:日高町市街から車で約20分 入山料:無料 冬期は降雪状況により登山道状況が変わるため、出発前に地元の情報を確認すること
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02

雪中トレッキングルート|ラッセルしながら、森の奥へ

登山道の中腹に、針葉樹の密林が続くエリアがある。

樹高20メートル以上はあるだろうか。

エゾマツとトドマツが交互に立ってる。

雪が積もると、枝が白い塊になる。

その重さで少し枝が垂れて、トンネルみたいになる。

そこを歩くのが、最高だ。

気温はマイナス8度。

息が白い。

でも、樹林帯の中は風がなくて、思ったより寒くない。

ここで出会ったのは、エゾリスが1匹だけ。

こっちをじっと見てから、木の上に消えた。

早朝スタートをすすめる。

7時台に入山すると、誰も踏んでいない雪の上を歩ける。

その気持ちよさは、ちょっとした特権だ。

アイゼンかスノーシューは必携。

軽アイゼンで十分な日もあるけど、降雪直後はスノーシューが正解だ。

■ 木挽山 雪中トレッキングルート 難易度:中級(冬期) 所要時間:往復約3〜4時間 装備:スノーシューまたは軽アイゼン、防寒着(体感温度マイナス15度想定) 注意:単独入山は非推奨。冬期は入山記録をどこかに残してから出発すること
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03

日高町の麓エリア|下山後の温泉と豚丼で、体が戻ってくる

山を下りると、急に体が冷えてくる。

不思議なことに、歩いてる間は気づかない。

日高町の中心部まで戻って、温泉に入った。

「沙流川温泉ひだか高原荘」。

日帰り入浴が700円。

泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、肌がつるつるになった。

露天風呂から見える山並みが、また良かった。

さっき自分が歩いてきた方向を眺めながら湯に浸かる。

そういう時間は、なかなか替えがきかない。

夕食は町内の食堂で豚丼を食べた。

800円。

ボリュームがおかしかった。

ご飯の山に肉が積み上がってる。

北海道の食堂って、なぜこんなに量が多いんだろう。

冬の山を歩いてきた体には、ちょうどいいだ。

満腹で宿に戻って、21時には寝てた。

■ 沙流川温泉 ひだか高原荘 住所:北海道沙流郡日高町字富川東2丁目 日帰り入浴:700円 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30) 定休日:不定休(要確認) TEL:0145-42-2400
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モデルコース

Day Trip 7:00登山口スタート→10:00山頂→12:00下山→13:00温泉→14:30食堂で昼食→16:00帰路。日没が早い冬は午後3時には山を出たい。
1 Night 1日目:札幌から車で約2時間→日高町着・宿チェックイン→夕食。2日目:7:00早朝登山スタート→山頂→下山→温泉→昼食→帰路。雪道運転に慣れていない場合は鉄道+レンタカーの組み合わせが安心。
Travel Tips 冬の木挽山は天気の変化が速い。 晴れ予報でも午後から雲が出ることが多い。 山頂は午前中に狙うのが正解。 また、北海道の山では熊鈴より重要なのが、地元の登山者との情報交換。 登山口付近で会ったら、積極的に声をかけてみてほしい。

木挽山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約9時間16分
水戸から 約10時間1分
前橋から 約10時間16分
高崎から 約10時間16分
名古屋から 約10時間31分
備考 バス

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木挽山へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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