浜益岳の風景
北海道

浜益岳

自然絶景

稜線の向こうに、石狩湾が光っている。 標高1,258m。北海道の日本海側に静かに立つ山。 観光客はほぼいない。 リフトもロープウェイもない。 自分の足だけで登る、それだけの山。 でも、その頂上に立った瞬間に全部わかった。 ここに来るべき理由が。

Best Season 冬(1月〜3月)のパウダースノーと海の絶景の組み合わせが最高。 ただし難易度は一気に上がる。 初心者には残雪期の4月〜5月がベター。稜線歩きが楽しめる。

浜益岳のおすすめスポット

01

浜益岳登山口|静寂から始まる、3時間の孤独

早朝4時半、車で登山口に着いた。

駐車スペースには2台だけ。

ほぼ誰もいない。

登山口の標高はおよそ700m。

そこから頂上まで約3時間のコース。

距離にして片道6〜7km。

最初の1時間は樹林帯が続く。

風もない。

音もない。

自分の呼吸と雪を踏む音だけ。

冬場はトレースが消えていることもある。

GPSを持ってこないと、本気で迷う。

そういう山だ。

樹林帯を抜けると、急に視界が開ける。

そこから先は別世界だ。

白い斜面が続いて、稜線がはっきり見えてくる。

足は重いのに、止まれない。

あの感覚は言葉にならない。

■ 浜益岳登山口 住所:北海道石狩市浜益区幌(幌登山口) 料金:無料 駐車場:あり(10台程度) 登山ポスト:あり ※冬期は積雪状況の事前確認が必須
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02

浜益岳山頂|標高1,258m、海が見える頂上

山頂に着いたのは出発から2時間50分後。

気温はマイナス8度。

風が強くて、立っているのがやっとだ。

でも、そこに広がっていたのは—。

石狩湾。

日本海。

水平線。

海が見える山頂、って聞いてはいた。

実際に目で見るまで、信じていない。

晴れた日は増毛の山々まで見渡せる。

反対側には暑寒別岳の稜線。

360度、遮るものが何もない。

持ってきたカップ麺のお湯が、すぐに冷めた。

それでもおいしかった。

なぜか笑けてきた。

30分ほど頂上にいた。

体は限界だったけど、動きたくない。

そういう頂上がある。

■ 浜益岳 標高:1,258m 所在地:北海道石狩市浜益区 登山難易度:中級(冬期は上級) 往復所要時間:5〜7時間(ルートにより異なる) ※アイゼン・ワカン・GPSは冬期必携
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03

浜益温泉|下山後の600円は、格別だ

山から下りて、体の感覚が戻ってくるのに30分かかった。

指先が痛い。

膝も笑っている。

そのまま向かったのが浜益温泉。

登山口から車で約15分。

入浴料は600円。

地元のお年寄りが数人いた。

観光地っぽさはゼロ。

湯は塩化物泉。

ぬるっとした感触で、冷えた体に染みてくる。

山に行った日の温泉は、なぜか2倍効く。

脱衣所で地元のおじさんに話しかけられた。

「今日、浜益岳か?風強かっただろ」

なんで知ってるの、という感じだ。

小さな地域に、こういう文化がある。

山があって、温泉があって、人がいる。

浜益ってそういう場所だ。

■ 浜益温泉 住所:北海道石狩市浜益区浜益(石狩市浜益保養センター) 電話:0133-79-2311 料金:大人600円 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30) 定休日:火曜日(祝日の場合翌日) 駐車場:あり
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モデルコース

Day Trip 4:30登山口出発 → 7:30山頂(絶景・軽食)→ 10:00下山 → 10:30浜益温泉(600円)→ 12:00昼食・帰路
1 Night 1日目:札幌発→浜益着→周辺散策→増毛か雄冬の宿で1泊。2日目:早朝4:30登山スタート→山頂で石狩湾を眺める→下山後に浜益温泉→昼食後に帰路。宿泊は増毛町の民宿が1泊2食7,000円前後から。
Travel Tips 冬の浜益岳は天気が命。 前日から天気予報を3サイト以上で確認した方がいい。 風速10m以上の予報が出たら即撤退も選択肢に入れる。 アイゼンとワカンは両方持って行くこと。 GPSアプリ(ヤマップ等)は必ずオフラインでマップを落とす。 電波がほぼ来ない。

浜益岳への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間2分
水戸から 約10時間47分
前橋から 約11時間2分
高崎から 約11時間2分
名古屋から 約11時間15分
備考 バス

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浜益岳へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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