渚滑岳の風景
北海道

渚滑岳

自然絶景

北海道の果て、紋別郡に渚滑岳はある。 標高1,350m。知名度は低い。 でも、冬のあの山を一度見たら忘れられない。 白く凍った斜面が、朝日を浴びて金色に光る瞬間がある。 誰もいない。風の音だけがする。 そういう場所が、北海道にはまだ残っている。

Best Season 2月〜3月が狙い目。 雪が締まって歩きやすく、晴天率も上がる。 真冬の1月は気温が極端に下がるため経験者向け。夏の緑の山も別格の美しさがある。

渚滑岳のおすすめスポット

01

渚滑岳登山口|静寂の入口、ここから別世界が始まる

国道242号から林道に入ると、急に静かになる。

アスファルトが途切れ、砂利道になる。

車を走らせること約8km。

登山口の駐車スペースに着いた。

冬季は除雪されない。

スノーシューかバックカントリー装備が必要だ。

夏と冬で、まったく別の山になる。

標識は最低限しかない。

地図とコンパスを持ってこなかった人は引き返したほうがいい。

本気でそう思った。

早朝5時半に着いたとき、駐車場には1台も車がない。

その孤独感が、逆に気持ちをシャキッとさせた。

山が「来い」と言っている感じがした。

■ 渚滑岳登山口 住所:北海道紋別郡滝上町渚滑(林道終点付近) 料金:無料 駐車場:数台分のスペースあり(冬期は要確認) 備考:冬期は林道閉鎖の場合あり。事前に滝上町への確認推奨
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02

渚滑岳山頂|360度の雪原、言葉が出ない

登り始めて約3時間半。

樹林帯を抜けると、急に視界が開ける。

山頂直下の斜面は傾斜がきつい。

息が上がる。足が重い。

でも振り返ると、紋別の海が見える。

オホーツク海が、白く凍っている。

山頂は標高1,350m。

気温はマイナス18度だ。

顔が痛い。でも動けない。

どこを向いても雪と空しかない。

大雪山系の峰々が横一列に並んでいる。

北に向けば知床の山影もある。

あの景色は、写真には収まらない。

15分で体が限界になって下山した。

それでも、来てよかった。

心の底からそう思った山頂だ。

■ 渚滑岳山頂 標高:1,350m 登山口からの所要時間:約3〜4時間(冬期・スノーシュー使用の場合) 料金:無料 注意:冬期は完全なバックカントリー装備が必須。単独行は避けること
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03

滝上町市街|下山後の温もり、小さな町の底力

山から下りてきたとき、体の芯まで冷えている。

気温差が20度以上ある。

滝上町の「香りの里たきのうえホテル渓谷」に駆け込んだ。

日帰り入浴が600円で使える。

湯船に浸かった瞬間、声が出た。

何も考えられなくなった。

ただ温かかった。

町は小さい。

コンビニは1軒。飲食店も数えるほどだ。

でも、地元のスーパーで買った惣菜が妙に旨かった。

夕方4時を過ぎると、あたりは暗くなる。

星が出るのが早い。

夜、駐車場で空を見上げたら、天の川があった。

冬の北海道の夜空は、反則だ。

■ 香りの里たきのうえホテル渓谷 住所:北海道紋別郡滝上町字滝上297 電話:0158-29-2131 日帰り入浴:600円 営業時間:11:00〜20:00(最終受付19:30) 定休日:不定休(要確認)
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モデルコース

Day Trip 5:00 登山口出発 → 8:30 山頂 → 9:00 下山開始 → 12:30 下山完了 → 13:00 温泉入浴 → 14:30 滝上町発
1 Night 1日目:旭川または紋別泊 → 早朝移動 → 渚滑岳日帰り登山 → 滝上町温泉 → 町内宿泊。2日目:滝上渓谷散策 → 帰路。冬の夜空観察を忘れずに。
Travel Tips 冬の渚滑岳は、単独行厳禁。 スノーシュー・ビーコン・プローブ・シャベルは最低限必要だ。 天気予報はこまめに確認。 林道状況は滝上町役場(0158-29-2111)に前日必ず電話確認すること。

渚滑岳への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間40分
水戸から 約11時間25分
前橋から 約11時間40分
高崎から 約11時間40分
名古屋から 約12時間7分
備考 バス

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渚滑岳へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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