北海道

温根湯温泉

温泉自然街歩き

北海道の内陸深く、北見市から車で30分ほど走ると、急に湯けむりが見えてくる。 温根湯温泉。 観光地らしい派手さは何もない。 でも、冬にここへ来ると、なぜかほっとする。 凍てつく外気と、じんわり熱いお湯の落差が、体の芯まで染みてくる場所だ。

Best Season 冬(12〜2月)がいちばんいい。 雪と湯けむりのコントラストは、この季節にしか見られない。 積雪は多いときで1メートルを超える。

温根湯温泉のおすすめスポット

01

大江本家|100年以上の湯に、ひとりで浸かる朝

チェックインのとき、女将さんに「朝6時からお風呂入れますよ」と言われた。

翌朝、誰もいない浴室に行ってみた。

外は−15度。

窓の向こうは雪景色。

お湯の温度は44度くらい。

熱い。でも出られない。

ここの源泉は塩化物泉で、なめるとしょっぱい。

肌につけると膜が張ったような感触がある。

保温力が強いらしく、上がってから1時間以上ぽかぽかしている。

部屋数は全15室ほど。

廊下の木の床が古くてきしむ。

それが気になるどころか、妙に落ち着く。

夕食は川魚と山菜が中心。

地のものばかりで、量も多すぎない。

ちょうどいい。

素泊まり8,000円〜。

1泊2食なら14,000円前後から。

予約は早めがいい。

冬の週末はわりと埋まる。

■ 大江本家 住所:北海道北見市留辺蘂町温根湯温泉 料金:1泊2食 14,000円〜(税込) 営業時間:通年営業 TEL:0157-45-2211
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02

熊の湯|入浴料400円、地元の人と肩を並べる

温根湯温泉には共同浴場がある。

その名も「熊の湯」。

入浴料は400円。

シャンプーもドライヤーも自前。

そういう場所。

脱衣所は狭い。

ロッカーもない。

棚に服を置いて、そのまま入る。

お湯は熱くて、最初は入れないか。

隣にいたおじさんが「最初だけだよ、すぐ慣れる」と笑った。

本当に慣れた。

湯上がりにベンチで休んでいたら、地元のおじいさんが話しかけてきた。

「昔はもっとにぎやかだったんだけどね」と言っている。

温泉街の変化を、長く見てきた人の言葉だ。

観光客も地元の人も、同じ湯に入っている。

その当たり前の感じが、なんかよかった。

冬の夕方5時ごろが好きだ。

外が暗くなって、湯けむりが白く浮かんで見える。

そういう時間帯に来てほしい。

■ 熊の湯 住所:北海道北見市留辺蘂町温根湯温泉 料金:400円 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30) 定休日:不定休
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03

温根湯の雪道散歩|しんとした15分が、忘れられない

宿から温根湯ダムまで、歩いて15分ほど。

誰も歩いていない。

車がたまに通るだけ。

雪を踏む音がうるさいくらいに聞こえる。

それ以外、何も聞こえない。

気温は昼間でも−8度だ。

息が白い。

カメラのバッテリーが10分で半分になった。

ダムは凍っている。

表面が青白くて、どこまで続いているのかわからない。

特に何があるわけじゃない。

でも、ここに来て、ここに立って、よかった。

帰り道、小さな食料品店があった。

地元の人向けのお菓子や惣菜が並んでいた。

ホタテの炊き込みご飯のおにぎりを買った。

150円だ。

こういう店に入るのが、旅の醍醐味だと毎回思う。

温根湯温泉は、温泉以外でも、静かな発見がある場所だ。

■ 温根湯ダム周辺散策 住所:北海道北見市留辺蘂町温根湯温泉(温根湯ダム周辺) 料金:無料 所要時間:往復約30〜40分 注意:冬期は防寒・滑り止め必須
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モデルコース

Day Trip 10時 熊の湯で入浴 → 12時 温根湯ダム散歩 → 13時 地元食料品店でランチ → 15時 再び熊の湯で温まってから帰路
1 Night 15時 宿チェックイン・源泉かけ流し入浴 → 18時 夕食(川魚・山菜料理) → 翌6時 誰もいない朝風呂 → 8時 朝食 → 10時 温根湯ダム雪道散歩 → 12時 熊の湯に立ち寄り → 帰路
Travel Tips 冬は道路が凍結する。 レンタカーはスタッドレス必須で、4WDにしておくと安心。 最寄りの北見駅からバスもあるが、1日数本しかない。 時刻表は事前に確認を。 カメラのバッテリーは予備を必ず持っていくこと。

温根湯温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間32分
水戸から 約11時間17分
前橋から 約11時間32分
高崎から 約11時間32分
甲府から 約12時間2分
備考 バス

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