北海道

珠文岳

自然絶景

稚内から南へ約30km。 どこまでも続く原野の向こうに、なだらかな山影が見えてくる。 標高472m。低い山だと思って舐めてかかると、冬は別物になる。 一面の雪原と、その先に広がる天塩山地の眺望。 ここに来た人だけが知っている静けさが、確かにある。

Best Season 12月〜3月の積雪期が圧倒的におすすめ。 快晴の日に利尻富士と雪原が一度に見える。 ただし1月・2月はマイナス20度を下回る日もある。 ウェアは本気の冬山仕様で。

珠文岳のおすすめスポット

01

珠文岳登山口|アクセス30分、そこからが本番

幌延町の市街地を抜けると、急に道が細くなる。

駐車スペースは10台ほど。

シーズン外れの平日は、車が1台も停まっていない。

登山口の看板は小さくて見落としそう。

GPSを頼りに確認したほうがいい。

冬は登山口まで除雪されていないことがある。

その場合は手前200〜300mほどを歩くことになる。

それがまたいい。

トレースのない雪道を、自分で踏んでいく感覚。

軽アイゼンは必須だ。

12月中旬に訪れたとき、積雪は30cmを超えている。

スノーシューがあればもっと楽だったと後悔した。

登山口から山頂まで、のんびり歩いて1時間20分ほど。

急登はほぼない。

だからこそ冬山初心者にも選ばれている山だ。

■ 珠文岳登山口 住所:北海道天塩郡幌延町字下沼 料金:無料 駐車場:登山口付近に約10台(冬季は状況による) 備考:冬季は除雪状況を事前に幌延町役場へ確認推奨
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02

珠文岳山頂|472mが、遠くまで見せてくれた

山頂に着いた瞬間、声が出た。

思わず、だ。

北には稚内の街と日本海。

東には天塩川の蛇行。

西には利尻富士のシルエット。

快晴の日、利尻島まで見渡せる。

その日は雲がかかっていたけれど、それでも十分すぎた。

360度さえぎるものがない。

この開放感は、高い山では味わえないものだ。

標高があると、景色が「遠くなる」。

ここは、景色が「近い」。

頂上は風が強いことが多い。

体感温度はマイナス15度を下回ることもある。

防風のアウターは絶対に持っていくこと。

山頂標識の前で写真を撮って、しばらく動けない。

北海道の広さを、体で理解した場所だ。

■ 珠文岳山頂 標高:472m 山頂からの眺望:利尻島・天塩川・天塩山地 所要時間(登山口から):約1時間〜1時間30分 備考:冬季は強風注意。防寒・防風装備必須
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03

幌延ビジターセンター|登山前後に立ち寄る理由がある

珠文岳へ向かう前、幌延ビジターセンターに寄った。

入館無料。

トナカイ観光牧場も併設されていて、敷地内でトナカイを間近に見られる。

冬に来るとトナカイが雪の中を歩いていて、北欧みたいな風景になる。

ビジターセンター内では、湿原の自然や天塩川の生態系について展示している。

珠文岳の地図も置いてあった。

スタッフに登山道の積雪状況を聞けるのがありがたかった。

「今日は山頂まで行けますか」と聞いたら、

「アイゼンあれば大丈夫ですよ、でも午後から風が出るので早めに」と教えてくれた。

その情報のおかげで、行動計画を変えられた。

帰りに幌延の道の駅でソフトクリームを食べた。

マイナス8度の屋外で食べるソフトクリームは、なぜかうまい。

■ 幌延ビジターセンター(ビジターセンターとうふつ) 住所:北海道天塩郡幌延町字下沼232 電話:01632-5-9022 料金:無料 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動あり) 定休日:月曜・年末年始(要確認) トナカイ観光牧場:隣接(別途入場料あり)
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モデルコース

Day Trip 8:00 稚内発 → 9:00 幌延ビジターセンターで情報収集 → 10:00 登山口出発 → 11:30 山頂 → 13:00 下山 → 14:00 幌延道の駅で昼食 → 15:30 稚内帰着
1 Night 1日目:稚内泊。夕日を見てから前泊するのがベスト。 2日目:早朝7:30出発 → 幌延ビジターセンター → 珠文岳登山(晴天の午前中に山頂を狙う)→ 昼過ぎに下山 → 天塩川沿いをドライブして帰路。稚内のホテルは素泊まり4,000円〜あり。
Travel Tips 冬の登山は8時には登山口を出たい。 午後から急に天気が変わることが多い。 アイゼンとゲイター、防風アウターは必携。 幌延町役場(01632-5-1111)に前日電話すると、積雪・林道状況を教えてもらえる。 稚内から車で片道約40分。

珠文岳への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約11時間37分
水戸から 約12時間22分
前橋から 約12時間37分
高崎から 約12時間37分
名古屋から 約12時間53分
備考 バス

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珠文岳へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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