北海道

硬石山

自然絶景

札幌市南区に、こんな山があったのか。 街から車で30分も走れば、別世界に入り込む。 標高は低い。でも冬の硬石山は、想像よりずっと本気だ。 トレースのない雪面、静かすぎる稜線、遠くに見える札幌の街並み。 誰かに教えたいような、でも教えたくないような場所だ。

Best Season 12月下旬〜3月上旬の冬がおすすめ。 新雪直後の晴れた日は別格の静けさがある。 春の残雪期もいいが、雪が腐り始めると歩きにくくなる。

硬石山のおすすめスポット

01

硬石山|雪に埋まった登山口で、ひとり立ち尽くした

登山口にたどり着くまでが、すでに冒険だ。

南区石山の住宅街を抜け、採石場の脇を歩く。

アスファルトが終わると、いきなり雪道になる。

トレースは薄く、先行者は1人か2人といった感じ。

標高は547メートル。数字だけ見れば軽い山だ。

でも積雪期は別物。膝まで潜ることもある。

アイゼンよりスノーシューが正直向いている。

チェーンスパイクで登ったが、下りで何度か滑った。

所要時間は往復で2時間半から3時間ほど。

途中、視界がひらける場所がある。

樹林帯を抜けた瞬間、突然札幌の街が見える。

思わず足が止まった。

あの景色を見るためだけに、また来てもいい。

■ 硬石山 住所:北海道札幌市南区石山(登山口付近に駐車スペースあり・数台) 料金:無料 登山口へのアクセス:地下鉄真駒内駅からバスまたはタクシーで約15分 標高:547m/冬季はスノーシューまたはアイゼン必携
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02

山頂からの眺め|札幌が、手のひらサイズに見える

山頂は広くない。

ベンチもない。標識が一本あるだけ。

でもそこから見える景色が、全部持っていく。

晴れた冬の日、石狩平野が白く広がっている。

札幌ドームが小さく見える。

遠くには樽前山のシルエットも確認できる。

風が強い日は体感温度がマイナス15度以下になる。

手袋は必ず二重にした方がいい。

スマホのバッテリーも、寒さで一気に減る。

山頂で食べたカップラーメン、最高だ。

湯を沸かすのに少し時間がかかったが、それも含めて好きだ。

人が少ないから、静かに食べられる。

それが一番の贅沢だ。

下山後、足が笑っている。

低山をなめてはいけない。冬は特に。

■ 山頂展望エリア 標高547m地点/360度眺望あり(天候次第) 冬季の滞在時間:風が強い日は15〜20分が限界 持ち物:防風ジャケット・手袋2枚重ね・ホットドリンク必携 ※山頂にトイレ・売店なし
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03

下山後の石山温泉|冷えた体を、ここで終わらせる

硬石山から車で10分も走れば、石山温泉エリアに入る。

日帰り入浴できる施設がいくつかある。

この動線が、冬登山の正解だ。

登山で濡れた靴下、汗で冷えたベースレイヤー。

そのまま帰ったら後悔する。

温泉に入るために登ったとも言える。

石山温泉は単純温泉系が多く、肌当たりがやさしい。

料金は施設によって異なるが、500円台から入れるところもある。

浴場から窓の外を見ると、雪が積もった木々が見える。

さっきまであの山にいたと思うと、不思議な気持ちになった。

帰り道、日が暮れかけている。

空がオレンジとグレーの間の色になっている。

硬石山が遠くに見える。

低い山だけど、ちゃんとそこにいた。

■ 石山温泉エリア(硬石山下山後の立ち寄りに) 住所:北海道札幌市南区石山周辺 日帰り入浴料:500〜1,000円程度(施設により異なる) 営業時間:施設により異なる(事前確認推奨) アクセス:硬石山登山口から車で約10分
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モデルコース

Day Trip 9:00 登山口スタート → 11:30 山頂到着・昼食 → 13:00 下山完了 → 14:00 石山温泉で日帰り入浴 → 16:00 札幌市内へ帰還
1 Night 1日目:午後から硬石山ハイク→定山渓温泉泊。2日目:朝の定山渓渓谷を散策→雪の藻岩山ロープウェイへ。硬石山の余韻を引きずりながら、もう一山分の自然を重ねる贅沢なコース。
Travel Tips 冬の硬石山は軽アイゼンだと下りで滑る。 スノーシューかチェーンスパイク+ストックが安心。 トイレは登山口前に済ませること。 山中にトイレはない。 駐車スペースは数台分しかないため、週末は朝8時前に到着したい。

硬石山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約9時間13分
水戸から 約9時間58分
前橋から 約10時間13分
高崎から 約10時間13分
名古屋から 約10時間28分
備考 バス

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