函館市内から橋を渡るだけ。 なのに、どこか別の場所に来た気がする。 緑の島は、海に浮かぶ小さな公園だ。 観光客で混む函館山の喧騒とは無縁で、地元の人が犬を連れて歩いている。 そういう場所が、旅の途中にあると、なぜかほっとする。
緑の島のおすすめスポット
緑の島|波の音だけが聞こえる、函館の隠れ場所
橋を渡ってすぐ、潮の匂いが強くなった。
島といっても歩いて10分もあれば一周できる。
そのくらいの小さな場所だ。
芝生が広がっていて、ベンチがいくつか置いてある。
観光地っぽい売店もない。
案内板もほぼない。
それがいい。
津軽海峡を挟んで函館山が正面に見える。
こっちから山を眺めるという体験が、意外と新鮮だ。
函館山からの夜景ばかり有名だけど、ここから見る昼の山も悪くない。
平日の午後に行ったら、釣りをしているおじさんと、ジョギングしている女性しかいない。
観光地の隙間に、こういう時間が流れている場所がある。
函館に来て、ここだけ知らなかった人には教えたくなる。
そんな場所だ。
島の先端|防波堤の上で、海と空が混ざる
島の先端まで歩いていくと、突然視界が開けた。
右も左も海で、正面は函館港の入口になっている。
大きな船がゆっくり通っていく。
フェリーだ。
あの船がどこへ行くのか、なんとなく考えた。
防波堤に腰を下ろして20分ほどいた。
風が思ったより強くて、4月でも体が冷えた。
防寒は必要だ。
夏でも海風があるから1枚羽織るものを持っていくといい。
観光スポットとして「映える」場所ではない。
でも、海をただ見たいというときに、こういう場所は本当にありがたい。
函館観光の合間に2〜3時間、ここで時間を使ったのは正解だ。
夕方になると光の色が変わる。
港に夕日が落ちていくのを、誰とも喋らずに見ている。
それだけで、来た意味があった。
緑の島の芝生広場|函館を、遠くから眺める時間
島の中心部は芝生になっている。
広さはそれほどでもないけど、海に囲まれているせいか、開放感がある。
シートを敷いて寝転んでいる人がいた。
犬を走らせているおじさんもいた。
ピクニックをしている家族は、地元の人だろう。
ここで食べるものは持参するしかない。
自販機が1台あった気がするけど、飲み物以外は買えない。
函館駅の近くでサンドイッチを買ってきたのは正解だ。
正面に見える元町のレンガの建物と、港のクレーン。
その組み合わせが、なんとも函館らしい風景だ。
わざわざ写真を撮るような場所でもないけど、気づいたらシャッターを切っている。
函館の観光地をひととおり回ったあと、最後に来るといいだ。
疲れた足と頭が、少し軽くなる感じがした。
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緑の島への行き方
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