北海道

荒井山

自然絶景

札幌市内から車で20分もかからない。 なのに、そこには街の喧騒とは別の時間が流れている。 荒井山。 地元の人でも知らない人がいるくらい、静かな山だ。 冬に来ると、世界が白く塗り替えられる。 その静けさに、少し怖くなるくらいだ。

Best Season 冬(12月〜3月)が断然おすすめ。 特に積雪直後の朝は、足跡のない雪面が広がっていて別世界だ。 防寒さえしっかりすれば、寒さより感動が上回る。

荒井山のおすすめスポット

01

荒井山シャンツェ|飛んだことがなくても、ここに立つと何かがわかる

荒井山といえば、スキージャンプの台がある。

1972年の札幌オリンピック、その聖火が灯された場所だ。

今は現役の競技施設として使われている。

台の下から見上げると、首が痛くなる角度だ。

「ここから人間が飛ぶのか」。

冬の朝、9時ごろに訪れると練習中の選手がいた。

助走して、踏み切って、空中に放り出される。

その一瞬が、あまりにも美しかった。

写真を撮るのを忘れるほどだ。

台に上がれる日もある。

頂上から見下ろす景色は、膝がガクガクするほどの高さ。

札幌の街が一望できて、それだけでも来た意味がある。

入場は無料の日がほとんどだが、イベント開催日は変わることもある。

事前に確認してから行くのが無難だ。

■ 荒井山シャンツェ 住所:北海道札幌市中央区大倉山1番地付近 料金:見学無料(一部イベント時を除く) 営業時間:9:00〜17:00ごろ(季節により変動) アクセス:地下鉄東西線「円山公園駅」からバスまたはタクシーで約10分
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02

荒井山緑地|人がいない森の中で、雪の重さを聞いた

シャンツェから少し歩くと、緑地エリアに入る。

整備されているようで、されていない。

そのくらいの自然さがちょうどいい。

冬は雪が積もって、木の枝がしなっている。

シーンとしている。

本当に、音がない。

雪が落ちる「ドサッ」という音だけが聞こえる。

トレイルは短くて、1周30分もあれば回れる。

急斜面もなく、スノーブーツがあれば十分歩ける。

途中、狐の足跡らしいものを見つけた。

エゾリスに会えることもあるらしい。

この日は会えなかったが、それでも十分だ。

観光地化されていないから、誰とも会わないこともある。

ひとりで来るのに、向いている場所だ。

静かにしていたい日に、ここを思い出す。

■ 荒井山緑地 住所:北海道札幌市中央区荒井山周辺 料金:無料 利用時間:終日開放(冬季は日没後の単独行動は注意) トイレ:近隣に公衆トイレあり(冬季閉鎖の場合あり)
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03

荒井山からの夕景|午後4時、空が橙色に染まる瞬間だけを待っている

冬の札幌は日が暮れるのが早い。

16時ごろには空がオレンジに変わり始める。

荒井山の高台から眺めると、街と空の境界線がぼやける。

その時間を狙って来た。

結果として、それが正解だ。

手袋をしていても指が冷えてくる。

マイナス5度くらいだ。

それでも動けない。

札幌の街がシルエットになって、空が燃えている。

「綺麗」という言葉が軽く感じるほどだ。

三脚を持ってきている人が、ひとりいた。

地元の人らしく、慣れた様子でシャッターを切っている。

声をかけたら「毎週来てる」と言っている。

そういう場所なんだ、ここは。

特別な日じゃなくても来たくなる場所。

帰り道、また来よう。

■ 荒井山展望ポイント 住所:北海道札幌市中央区荒井山付近 料金:無料 ベストタイム:冬季は15:30〜16:30ごろ(日没時間は毎日変わるため要確認) 注意:積雪・凍結があるため、滑り止め付きの靴は必須
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モデルコース

Day Trip 9:00 荒井山シャンツェ見学 → 11:00 緑地トレイル散策 → 13:00 円山エリアでランチ → 15:30 夕景スポットで日没鑑賞 → 17:00 解散
1 Night 1日目:シャンツェ見学・緑地散策・夕景鑑賞。円山周辺の宿に泊まり、すすきのや大通で夜を過ごす。2日目:円山動物園や大倉山展望台など近隣スポットと合わせて周遊。札幌駅へ戻る前に〆のスープカレー。
Travel Tips 冬に行くならスノーブーツは絶対に必要だ。 ヒールや普通のスニーカーでは歩けない場面がある。 駐車場は無料スペースがあるが、台数は少ない。 公共交通機関とタクシーを組み合わせると動きやすい。 平日の午前中が一番人が少なくて静かだ。

荒井山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約9時間18分
水戸から 約10時間3分
前橋から 約10時間18分
高崎から 約10時間18分
名古屋から 約10時間32分
備考 バス

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