襟裳岬の襟裳岬
北海道

襟裳岬

観光自然

Photo by A_CUVE / Wikimedia Commons (CC BY-SA 2.0)

自然と過ごすひとり旅向けカップル向け友達とゆっくり滞在

風が、強い。 そんな言葉では到底追いつかない。 立っているだけで体が持っていかれそうになる。 ここは北海道の最南端、襟裳岬。 岬の先に立った瞬間、自分がいかに小さいかを思い知る。 それでも、また来たくなる場所だ。

耳を劈く風の唸りが、まず旅人を迎える。太平洋から吹き付ける風は年中絶えず、断崖絶壁の上に立てば周囲360度、水平線まで何もない。数百メートル歩くだけで果ての世界に立っているような感覚に陥るのは、この岬ならではだ。襟裳岬風の館では強風を実際に浴びる体験ができ、アザラシ保護観察所では双眼鏡で沖合の岩礁に集まる野生アザラシを観察できる。時折、岩場に上がるアザラシの姿が見えることもある。拠点は札幌駅で、現地の移動はバスが中心。自由に巡るならレンタカーの利用もおすすめだ。

Best Season
6〜8月が最もアザラシが多く見られる。 春(5月)はハマナスが咲く前で風が激しい。 冬は道路凍結・施設閉鎖に注意。 意外と夏でも気温は低く、長袖必須。
Stay
・2泊以上

襟裳岬のおすすめスポット

01
襟裳岬の襟裳岬|風速20m超。それでも先端まで行きたくなる

襟裳岬|風速20m超。それでも先端まで行きたくなる

駐車場から岬の先端まで、歩いて約10分。

距離はたいしたことない。

でも風が強すぎて、前に進めない瞬間がある。

この日の風速は推定20m以上。

帽子は一瞬で飛んだ。

髪は顔に張り付いた。

それでも足が止まらない。

先端に近づくほど、視界が広がっていく。

太平洋が360度近く、どこまでも続いている。

水平線の丸みが、はっきりわかった。

岩場には数十頭のゼニガタアザラシがいた。

望遠鏡で覗くと、日向ぼっこしている。

完全に無警戒で、こっちを気にしていない。

「風の館」の展望台から見ると、より近く見える。

双眼鏡の貸し出しもある。

無料なのがありがたかった。

晴れていても、曇っていても、ここの景色は本物だ。

パンフレットに載っている写真より、ずっと荒々しかった。

■ 襟裳岬 住所:北海道幌泉郡えりも町えりも岬 入場:無料(岬展望エリア) 駐車場:無料・普通車約100台 アクセス:様似駅からバス約1時間(JR日高本線代替バス利用)
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02

風の館|風速25mを、室内で体感する

「風の館」は岬のすぐそばにある施設だ。

入館料は300円。

安いと思って入ったら、予想外に面白い。

館内には風速体験コーナーがある。

風速25mの風を体で受けるやつだ。

正直、なめている。

立った瞬間、目が開けられなくなった。

息をするのが少し苦しかった。

5秒で限界だ。

これが日常の襟裳岬なのか。

年間で風速10m以上の日が、260日以上あるらしい。

穏やかな日のほうが珍しい場所だ。

展示では、砂漠化した岬を緑に戻した話も知った。

昭和30〜40年代、乱伐で丸裸になった丘があった。

そこに地元の人たちがハマナスを植え続けた。

50年かけて、今の景色になった。

外の荒々しさと、その歴史を知ってから見ると、

景色の意味が変わった気がした。

■ 風の館 住所:北海道幌泉郡えりも町字えりも岬17 入館料:大人300円、小・中学生150円 営業時間:9:00〜18:00(季節により変動、12〜2月は〜17:00) 定休日:不定休(冬期閉館あり) TEL:01466-3-1133
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03

えりも町の食堂|昆布とウニで、胃袋まで北海道になる

襟裳岬といえば、昆布の産地だ。

日高昆布の主要産地がここ、えりも町。

岬近くの食堂に入った。

地元の漁師らしい人が、平日昼間から何人かいた。

観光客は自分だけだ。

頼んだのは「ウニ丼」。

2,800円。

北海道の食堂価格としては標準的だ。

出てきたものが、想像より多かった。

ドーンとウニが乗っている。

甘くて、とろけて、磯の香りが強かった。

新鮮さが違うと、こんなに味が変わるのか。

昆布ラーメンを頼んでいた地元の人のを見たら、

スープが黄金色に輝いている。

次に来たら、あれを頼む。

夕方以降は閉まる店が多い。

昼過ぎには食事を済ませておくのが正解だ。

えりも町内の飲食店は、全体的に数が少ない。

事前にリサーチが必要だ。

■ えりも町内の食堂(参考) 営業時間:11:00〜14:00前後(夜営業なしの店が多い) ウニ丼の目安:2,500〜3,500円 ※季節・仕入れにより価格・提供状況が変わる ※事前に電話確認を推奨
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モデルコース

Day Trip 札幌発早朝5時→高速・一般道で約4時間→風の館・岬散策2時間→昼食→アザラシ観察→帰路4時間。弾丸だが、行く価値はある。
1 Night 1日目:札幌発→浦河・様似で昼食→襟裳岬・風の館→えりも町泊(素泊まり4,000〜7,000円)。2日目:早朝の岬を再訪→日高沿岸をドライブしながら帰路。朝の岬は人が少なく別格の静けさだ。
Travel Tips 風対策は本気でやること。 ウィンドブレーカーだけでは足りない。 帽子は紐付きか、最初から諦めるかどちらか。 コンビニは岬の手前30km圏内にほぼない。 飲み物・食料は浦河か様似で調達しておく。

襟裳岬への行き方

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Parking
襟裳岬 駐車場:無料・普通車約100台
襟裳岬 駐車場から先端まで徒歩約10分
備考 バス

襟裳岬はレンタカーがおすすめ

現地で自由に動きたいならレンタカーが便利です


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