北海道

長万部温泉

温泉自然街歩き

函館から特急で1時間ちょっと。 長万部という地名を知っている人は、まだ少ない。 でも、駅を降りた瞬間にわかる。 ここには、余計なものが何もない。 冬の空気が刺さるほど澄んでいて、 湯けむりだけがゆっくり流れている。 誰かに話したくなる温泉町が、北海道の山裾にひっそりとある。

Best Season 冬(12月〜2月)がいちばんいい。 雪と湯けむりのコントラストが本物で、 余計な観光客もいない。 温泉の良さが体に直接届く季節だ。

長万部温泉のおすすめスポット

01

長万部温泉|湯けむりの向こうに、何もない夜がある

宿についたのは夕方5時過ぎ。

フロントで鍵を受け取って、浴場へ向かった。

源泉かけ流しで、湯温は約42度。

塩化物泉特有のじんわりした温かさが、

芯まで染みてくる。

驚いたのは浴槽の深さだ。

肩まで沈むと、体が一瞬浮く感覚がある。

そのまま天井を見ていたら、

10分が20分になっている。

湯上がりの廊下が、また良かった。

窓の外に街灯が一本だけ。

足元がぽかぽかしたまま、ぼーっと外を眺めた。

長万部温泉は日帰り入浴も受け付けている宿が多い。

料金は400〜500円が相場。

観光客より地元の人が多い。

それが、正直一番いいと思う理由だ。

■ 長万部温泉(各宿施設) 住所:北海道山越郡長万部町長万部 料金:日帰り入浴 400〜500円程度(宿により異なる) 営業時間:宿によって異なる(要事前確認) アクセス:JR長万部駅から徒歩約5〜10分
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02

長万部駅周辺の街歩き|日本で一番静かな朝市だ

朝8時に駅前を歩いた。

人がいない。

でも、静かすぎて怖いとは思わない。

駅のすぐそばに小さな商店が並んでいる。

地元の人が自転車で買い物に来ている。

野菜が一袋100円で売っている。

長万部といえばかにめしが有名だが、

個人的に刺さったのは駅そばの立ち食いだ。

朝から昆布だしが効いたそばを300円台で食べられる。

体が温まって、また外に出たくなる。

冬の商店街は風が強い。

体感気温はマイナス5度以下になる日もある。

でもその分、湯に戻ったときの気持ちよさが倍になる。

街の規模は小さい。

30分もあれば一周できる。

でも歩いてみると、時間の感覚がゆるんでいく。

それが長万部の正体だ。

■ 長万部駅周辺エリア 住所:北海道山越郡長万部町長万部 アクセス:JR函館本線・室蘭本線「長万部駅」すぐ 徒歩圏内に商店・食堂が点在 ※冬季は路面凍結に注意。防滑靴を推奨
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03

長万部公園と噴出口跡|自然が地面を突き破った場所

宿の人に「どこか見どころは」と聞いたら、

「公園に行ってみてください」と言われた。

長万部公園は駅から歩いて15分ほど。

冬は雪に覆われて、誰もいない。

でも、地面から湯気が出ている。

温泉の噴出口の跡がある場所で、

地熱が今も続いているのがわかる。

ただ白い蒸気が静かに立ち昇っているだけなのに、

足が止まった。

地面の下に、何かが生きている感じがした。

観光地でいうと全然映えない。

でも、理由もなく5分くらい見ている。

周辺は松の木が多く、

雪と木の白と緑のコントラストが鋭い。

冬にしか見えない景色だ。

誰もいない公園を一人でうろうろするのは、

旅の中でいちばん自由な時間だ。

入場無料。それも含めて好きだ。

■ 長万部公園 住所:北海道山越郡長万部町長万部 料金:無料 営業時間:自由(冬季は積雪・凍結に注意) アクセス:JR長万部駅から徒歩約15分 ※冬季は除雪状況により入りにくい場合あり
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モデルコース

Day Trip 10:00 長万部駅着 → 街歩き・かにめし昼食 → 13:00 長万部公園散策 → 15:00 日帰り温泉入浴 → 17:00 長万部駅発
1 Night 1日目:長万部着 → 街歩き・夕食 → 温泉でゆっくり就寝。2日目:朝風呂 → 駅そばで朝食 → 長万部公園 → 昼前に出発。温泉を2回入れるのが一泊の最大の理由。
Travel Tips 冬に行くなら防滑ブーツは必須。 路面が完全に凍る日がある。 宿は少ないので週末は早めの予約を。 日帰り入浴は14時〜16時が地元の人と被りやすく、 逆に言えばそれが一番味がある時間帯だ。

長万部温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約8時間37分
水戸から 約9時間22分
前橋から 約9時間37分
高崎から 約9時間37分
名古屋から 約9時間42分
備考 バス

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