北海道

雄鉾岳

自然絶景

雲がかかっていても、稜線はわかった。 八雲町の山の中、ぽつんと立つその山は、 どこから見ても尖っている。 雄鉾岳。標高1185m。 派手な観光地でも、整備された登山道でもない。 それでも冬の朝、駐車場に着いたとき、 胸の奥がざわついた。

Best Season 1月〜2月が霧氷の見頃。 晴天が続いた翌朝がベスト。 夏(6〜9月)は花や緑が美しく、ルートも明瞭で登りやすい。

雄鉾岳のおすすめスポット

01

雄鉾岳 登山口〜山頂|冬の北海道で、こんなに静かな山がある

駐車場から登り始めたのは朝7時半。

気温はマイナス8度だ。

吐く息が白い。足元はアイスバーン。

チェーンスパイクを装着して、ゆっくり進む。

夏道があるのは知っていたけど、

冬はほぼトレースがない。

GPSと地形図を見ながら、自分で判断しながら登る。

それが、雄鉾岳の冬。

標高が上がるにつれて、木々に霧氷がついている。

太陽に反射してきらきらしている。

写真を撮ろうとするたびに立ち止まった。

山頂まで約4時間。

たどり着いた先には、遮るものが何もない。

噴火湾が見える。駒ヶ岳が見える。

晴れていれば羊蹄山まで見えると聞いている。

その日は少し霞んでいた。

それでも、十分すぎるほどだ。

■ 雄鉾岳 住所:北海道二海郡八雲町(登山口:雄鉾岳林道終点付近) 料金:無料 登山口アクセス:八雲ICから車で約40分 冬季の駐車場:林道入口付近に路駐(積雪状況による) 山頂標高:1185m 冬期コースタイム:往復約8〜9時間(ルートファインディング込み)
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02

霧氷の森|山の中腹で、時間が止まる

標高800m付近から、景色が変わった。

木が白くなっている。

霧氷だ。

枝の先まで、びっしり氷の結晶がついている。

風が吹くたびに、さらさら音がする。

北海道の山の霧氷を初めて見たのは別の山だったけど、

雄鉾岳のそれは密度が違った。

光の入り方が、独特だ。

午前10時ごろ、ちょうど日が差し込んできる。

木漏れ日の中、霧氷が光る。

スノーシューを止めて、しばらく立っている。

誰もいない。

風の音しかしない。

こういう瞬間のために来た、。

写真には収まらない空気がある。

匂い、温度、静けさ。

それをどう説明したらいいのか、今もわからない。

■ 霧氷スポット(中腹エリア) 標高目安:800〜1000m付近 見頃:1月〜2月の晴天翌日の早朝〜午前中 装備:スノーシューまたはワカン、チェーンスパイク、防寒着(体感温度マイナス15度以下になる場合あり) 注意:ルートは不明瞭なため地形図・GPS必携
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03

八雲温泉おぼこ荘|体の芯まで冷えた日は、ここしかない

下山したのは16時過ぎ。

足の感覚が少し戻ってきたあたりで、車に乗り込んだ。

向かったのは八雲温泉おぼこ荘。

登山口から車で約40分。

国道沿いにある、飾り気のない宿だ。

日帰り入浴は500円。

15時まで受け付けているけど、

この日は少し延長してもらえた。

湯は茶色っぽい。

ナトリウム・カルシウム塩化物泉。

とにかく温まる。

浴槽に沈んだとき、体の芯から力が抜けていった。

窓の外は暗くなり始めている。

冬山を歩いた日の風呂は、

特別においしい。

ビールじゃなくて、牛乳を買った。

自動販売機で120円。

それも、十分においしかった。

■ 八雲温泉おぼこ荘 住所:北海道二海郡八雲町鉛川191-1 電話:0137-63-2216 日帰り入浴料:500円 日帰り入浴時間:11:00〜15:00(要確認) 泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉 宿泊:1泊2食付きあり(要予約)
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モデルコース

Day Trip 7:30 登山口出発 → 11:30 山頂・昼食 → 15:30 下山 → 16:00 八雲温泉おぼこ荘で入浴 → 17:00 帰路へ
1 Night 【1日目】函館または長万部に前泊 → 7:00 移動 → 7:30 登山開始 → 16:00 下山 → おぼこ荘に宿泊 【2日目】朝風呂 → 八雲市内で朝食 → 帰路。体力に余裕が生まれる構成がいい。
Travel Tips 冬の雄鉾岳は単独入山は危険。 最低2名以上で行動したい。 地形図・GPS・非常食・ツェルトは必携。 天気予報は前日夜と当日朝に必ず確認。 八雲ICから登山口まで除雪されていない区間あり。 4WD車推奨。

雄鉾岳への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約8時間12分
水戸から 約8時間57分
前橋から 約9時間12分
高崎から 約9時間12分
名古屋から 約9時間15分
備考 バス

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雄鉾岳へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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