北海道

鹿部温泉

温泉自然街歩き

函館から車で1時間ちょっと。 到着した瞬間、目に飛び込んできたのは噴き上がる湯気だ。 道路脇からも、砂浜からも、温泉が自然に湧いている。 ここ鹿部は、温泉と海と火山が、ごく当たり前に共存している場所だ。 観光地っぽさが一切ない。 それがかえって、刺さった。

Best Season 冬(12〜2月)がいちばん刺さる。 雪景色と湯煙のコントラストが、ここにしかない。 夏は海と温泉を同時に楽しめるが、静けさを求めるなら断然、冬だ。

鹿部温泉のおすすめスポット

01

鹿部温泉|砂浜の下からも、湯が湧いている

鹿部に来て最初に驚いたのは、「間歇泉」の存在だ。

公園の中に、本物の間歇泉がある。

約10分おきに、湯が最大15メートルほど噴き上がる。

タイマーじゃない。

自然が、そのまま噴いている。

入場料は大人300円。

安すぎて逆に不安になるくらいだ。

噴き上がる瞬間、隣にいた見知らぬ家族が一斉に声を上げた。

それが妙に嬉しかった。

温泉街はひっそりしている。

派手な看板も、呼び込みもない。

旅館が数軒、静かに並んでいるだけだ。

そのぶん、浸かる湯に集中できる。

泉質はナトリウム塩化物泉。

ぬるっとした肌触りで、上がったあとも体がずっと温かい。

冬の訪問だったが、湯から出ても寒さをほとんど感じない。

そういう温泉だ。

■ 鹿部温泉 間歇泉公園 住所:北海道茅部郡鹿部町鹿部18-1 料金:大人300円、子ども150円 営業時間:8:30〜18:00(冬季は17:00まで) 定休日:不定休(冬季要確認)
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02

海沿いの露天風呂|雪と海と、湯煙だけがある朝

泊まった宿の露天風呂は、海に向いている。

朝6時に入った。

誰もいない。

目の前は内浦湾。

対岸に羊蹄山が白く浮かんでいた。

気温はマイナス5度くらい。

湯は熱く、空気は鋭く冷たい。

その落差が、気持ちよかった。

湯煙が風に流れていく。

波の音だけが聞こえる。

30分、ほとんど何も考えない。

こういう時間のために、旅をしているんだ。

鹿部の温泉宿は、派手な施設を売りにしていない。

食事は地元の海産物が中心で、ホッケの開きが驚くほど大きかった。

ウニやイクラも出てきた。

ひとり1泊2食で1万2000円前後が相場だ。

安い。

というより、コスパという言葉が似合わない正直さがある。

■ 鹿部温泉 各宿泊施設 宿泊相場:1泊2食 約12,000〜18,000円 チェックイン:15:00〜/チェックアウト:10:00 ※冬季は積雪・道路凍結に要注意。函館からのアクセスは国道278号経由で約70km、約1時間10分。
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03

冬の街歩き|人が少ないことが、ごほうびになる

鹿部の集落を歩いてみた。

冬の平日。

人とほとんどすれ違わない。

海岸沿いに歩くと、漁港がある。

漁船が並んでいて、カモメが騒いでいた。

それだけで、しばらく眺めてしまった。

砂浜に近づくと、湯気が上がっている場所があった。

足元の砂が、温かい。

温泉が砂浜の下から染み出しているらしい。

説明書きもなく、ただそこに湧いている。

鹿部は、説明しない。

あるものが、ある。

それだけの場所だ。

商店はほとんどない。

コンビニも近くにあるが、徒歩圏とは言えない。

買い物は到着前に済ませておいた方がいい。

でも、そのくらい何もない方が、温泉に集中できる。

街歩きというより、ぼんやり歩き。

それが、鹿部の正しい使い方だ。

■ 鹿部町 海岸エリア 住所:北海道茅部郡鹿部町 入場:無料(海岸・漁港周辺は自由散策) 注意:冬季は路面凍結あり。防滑靴推奨。 周辺コンビニ:セイコーマートまで車で約5分
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モデルコース

Day Trip 函館発9:00 → 鹿部間歇泉公園(10:30〜11:30) → 日帰り温泉入浴(12:00〜13:30) → 海岸散歩 → 函館着16:00
1 Night 1日目:函館発昼 → 鹿部着14:00 → 間歇泉見学 → チェックイン → 露天風呂・夕食で海産物を堪能。2日目:早朝6時の露天風呂で内浦湾と羊蹄山を独り占め → 朝食 → 漁港散歩 → 函館へ。
Travel Tips 冬に行くなら、スタッドレスタイヤは必須だ。 函館からのルートは海沿いで景色がいいが、凍結しやすい。 間歇泉は噴気のタイミングが読めないので、15〜20分は待つつもりで。 宿の予約は直接電話が確実。年末年始は早めに動いた方がいい。

鹿部温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約8時間7分
水戸から 約8時間52分
前橋から 約9時間7分
高崎から 約9時間7分
名古屋から 約9時間21分
備考 バス

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