富良野から車で20分ほど走ると、急に空気が変わる。 舗装路が細くなって、木々が迫ってくる。 ここは『北の国から』の舞台になった場所だ。 ドラマを知らなくても関係ない。 森の静けさが、ただそこにある。
麓郷の森のおすすめスポット
麓郷の森|木漏れ日の中に、ドラマの記憶が残っている
入口で500円払って、歩き始める。
すぐに、あの丸太小屋が現れた。
「本物だ」。
セットじゃない。
実際に人が生活していた空気がある。
森の中に点在する建物を、順番に見て回る。
所要時間は1時間もあれば十分だが、気づいたら2時間経っている。
足元は土と落ち葉。
舗装されていない。
それがいい。
観光地らしい整備のなさが、逆にリアルだ。
夏でも木陰は涼しくて、15度くらいしかない日もある。
カーディガン一枚は必ず持っていくべきだ。
平日の午前中に行ったら、ほぼ貸し切りだ。
ベンチに座って、鳥の声を聞いた。
富良野まで来て、ここまで静かな時間を過ごせるとは思っていない。
五郎の石の家|積み上げた石の重さが、すごかった
麓郷の森から車で5分ほど移動する。
そこに「石の家」がある。
最初は写真で見ていたから、なんとなくわかっていたつもりだ。
実際に目の前に立ったら、スケールが全然違った。
石を積み上げた壁。
モルタルじゃない。
本当にただ積んである。
一人の人間がこれを作ったのかと思ったら、しばらく動けない。
内部は見学できる。
天井が低い。
窓から差し込む光の角度まで計算されているような気がした。
入場料は麓郷の森との共通券で900円。
単体でも400円で入れる。
駐車場から石の家まで、少し坂道がある。
ヒールはやめたほうがいい。
絶対に。
麓郷展望台|ここからの富良野平野が、旅の答えだ
石の家から10分ほど走ると、小さな展望台がある。
案内板が控えめすぎて、一度通り過ぎた。
車を停めて、草の斜面を少し登る。
そこから見える景色に、声が出た。
富良野の平野が、全部見える。
区画整理された農地の緑。
遠くに大雪山の稜線。
雲の影が地面を滑っていく。
ここに来るために、北海道に来たんだ。
観光客がほぼいない。
観光マップにも小さくしか載っていない。
だから逆に、独り占めできる。
夕方16時ごろに行くと、光が柔らかくなる。
カメラを持っているなら、その時間帯がいい。
三脚があればもっといい。
入場無料。
駐車スペースは3台分くらいしかない。
それくらい、知る人ぞ知る場所だ。
モデルコース
麓郷の森への行き方
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