北海道

アトサヌプリ

自然絶景

硫黄の匂いが、まず鼻をつく。 足元からは白い煙が湧き上がり、地面がじわじわと温かい。 ここは北海道・弟子屈にある「アトサヌプリ」。 標高512mの活火山だ。 冬に来ると、雪と噴気が混ざって、この世のものとは思えない景色が広がる。 一度見たら、忘れられない。

Best Season 冬(12〜2月)がいちばん面白い。 噴気と雪のコントラスト、結氷した屈斜路湖、白鳥の飛来。 全部が重なるのはこの季節だけだ。

アトサヌプリのおすすめスポット

01

アトサヌプリ登山道|硫黄と雪煙の間を、ひたすら歩く

登山口に着いたのは朝8時。

気温はマイナス12度だ。

防寒対策は完璧なつもりだったけど、風が強くて顔が痛い。

それでも足を進めると、噴気孔のそばだけ妙に暖かい。

硫黄のにおいが濃くなる。

登山道は整備されているようで、冬は雪で埋まっている。

チェーンスパイクがないと正直きつい。

持参して正解だ。

山頂付近に近づくほど、植物がなくなっていく。

岩肌と噴気だけの世界。

雪が積もっているのに、地面から湯気が出ている。

その矛盾した光景が、やたらとかっこいい。

山頂から見える屈斜路湖は、冬は全面結氷している。

白い湖面が地平線まで続く。

ここでしか見られないやつだ。

往復で約2〜3時間。

体力的にはそこまできつくないが、装備だけはしっかり整えてから来てほしい。

■ アトサヌプリ 住所:北海道川上郡弟子屈町 登山口駐車場:無料 入山料:無料 営業時間:通年(冬期は天候次第で登山不可の日あり) 所要時間:往復2〜3時間 ※冬期はチェーンスパイク・防寒具必須
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02

砂湯エリア|屈斜路湖のほとり、地面を掘ると温泉が出る

アトサヌプリから車で10分ほど下ると、屈斜路湖の湖畔に出る。

そこが「砂湯」エリアだ。

湖のすぐそばの砂を手で掘ると、熱い湯が湧いてくる。

最初は信じられなくて、本当に素手で試する。

熱かった。本当に出た。

冬の時期、屈斜路湖にはオオハクチョウが飛来する。

湖が結氷していても、温泉が湧く砂湯付近だけは凍らない。

そこに白鳥が何十羽も集まっている。

白鳥と湖と、奥に見えるアトサヌプリの噴気。

全部が一枚の絵に収まる。

カメラのシャッターが止まらない。

入場料はかからない。

駐車場も無料。

温泉卵を売っている売店もあって、1個100円だ。

ほかほかのゆで卵を、極寒の湖畔で食べる。

これが妙にうまかった。

■ 砂湯(屈斜路湖畔) 住所:北海道川上郡弟子屈町屈斜路 入場料:無料 駐車場:無料 売店:冬期は営業縮小の場合あり 白鳥飛来時期:11月〜3月頃
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03

川湯温泉街|硫黄泉の強さに、最初は驚く

アトサヌプリの麓に広がるのが川湯温泉だ。

ここの温泉は強酸性の硫黄泉。

pH1.8という数字を聞いても最初はピンとこなかったが、入ってみてわかった。

肌がピリピリする。

本当に。

でも不快ではなく、むしろ「効いてる感」がある。

日帰り入浴ができる施設がいくつかある。

「御園ホテル」の立ち寄り湯は500円で入れた。

源泉かけ流し、湯量も豊富。

温泉街の雰囲気は、少し昭和が残っている感じ。

にぎやかではないけど、静かで落ち着く。

冬の夕方、雪が積もった温泉街をひとりで歩いた。

誰もいなくて、しんとしている。

それがよかった。

近くに「川湯エコミュージアムセンター」があって、アトサヌプリや周辺の自然についての展示がある。

無料で入れて、登山前に予習するのにちょうどいい。

■ 川湯温泉(御園ホテル立ち寄り湯) 住所:北海道川上郡弟子屈町川湯温泉2丁目 日帰り入浴:500円(施設により異なる) 営業時間:要確認 ■ 川湯エコミュージアムセンター 入館料:無料 営業時間:9:00〜17:00(月曜休)
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モデルコース

Day Trip 8:00 アトサヌプリ登山(約3時間)→ 11:30 砂湯で白鳥観察・温泉卵 → 13:00 川湯温泉で日帰り入浴 → 15:00 川湯エコミュージアムセンター → 帰路
1 Night 【1日目】アトサヌプリ登山 → 砂湯で白鳥観察 → 川湯温泉に宿泊(硫黄泉を堪能) 【2日目】早朝の屈斜路湖で朝焼け鑑賞 → 摩周湖展望台(冬の神秘的な霧氷) → 帰路
Travel Tips 冬のアトサヌプリは、チェーンスパイク・防寒インナー・目出し帽が必須。 硫黄ガスが強い日は無理して登らない。 川湯温泉の強酸性湯は長湯厳禁。 10〜15分が目安。 白鳥は朝が一番多く集まっている。

アトサヌプリへの行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間41分
水戸から 約11時間26分
前橋から 約11時間41分
高崎から 約11時間41分
甲府から 約12時間11分
備考 バス

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アトサヌプリへは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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