札幌から車で約1時間。 そこに、別世界がある。 キロロリゾートに着いた瞬間、空気が変わった。 冬は年間平均積雪量が約10メートルを超える。 パウダースノーの質は世界トップクラスと言われていて、実際に滑ってみて納得した。 スキーだけじゃない。 夏も、秋も、この山には理由がある。
キロロリゾートのおすすめスポット
キロロスノーワールド|この雪、反則じゃないか
朝8時半、ゴンドラに乗り込んだ。
気温マイナス12度。
それでも並ぶ人がいる。
理由はすぐわかった。
頂上から見下ろすと、ゲレンデ一面が白く光っている。
圧雪されていない斜面に、新雪がふかふかに積もっている。
板を入れた瞬間、ズボっと沈んだ。
「これが噂のパウダーか」。
ターンのたびに雪が顔にかかる。
笑いが止まらない。
ゲレンデは全部で15コース。
初心者から上級者まで対応している。
リフト1日券は大人7,000円(2024年シーズン参考)。
混雑が少ないのも正直うれしかった。
ニセコほど外国人観光客が集中していない。
穴場感がまだ残っている。
ゴンドラを3本乗り継いで、誰もいない斜面に出た。
その静けさが、忘れられない。
キロロの森・ネイチャーウォーク|夏のキロロを、知らない
正直に言う。
キロロは冬だけだ。
8月に来て、考えが変わった。
ホテルのスタッフに勧められて、早朝6時半に歩き始めた。
森の中に、ガイドと一緒に入っていく。
朝露が葉に光っている。
標高600〜1,100メートルの山あいにあるこのリゾート。
夏の気温は平地より5〜7度低い。
Tシャツでは少し肌寒いくらいだ。
川の音が近い。
赤井川が流れる谷に沿って歩いていく。
ガイドが足元の植物の名前を教えてくれた。
エゾ松、ダケカンバ、クルマバソウ。
トレッキングコースは全長約3キロ。
所要時間は約90分。
予約制で1人2,500円ほど。
派手さはない。
でも、静かな森の中にいると、頭が空っぽになっていった。
それが思いのほか、贅沢だ。
ホテルピアノ温泉|滑った後の1時間が、旅の核心だ
体中が疲れている。
朝から5時間、ゲレンデを滑り続けた結果だ。
ホテルピアノの大浴場に入ったのは、夕方16時過ぎ。
内湯から窓の外を見ると、白い山が広がっている。
温泉は塩化物・重炭酸土類泉。
お湯はやわらかく、少しとろみがある。
体の芯からじわじわ温まる感じがした。
露天風呂に出ると、空気が冷たい。
でも体は熱い。
その温度差が気持ちよくて、30分以上出られない。
サウナも併設されている。
温度は約85度。
水風呂の水は山の冷たさで、だいたい10度前後だ。
日帰り入浴も可能で料金は1,200円。
近隣に住む地元の人も来ている。
温泉を出ると、外はもう暗くなっている。
空を見上げると、星が出ている。
リゾートの灯りが少ないから、よく見える。
来てよかった、と思った瞬間だ。
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キロロリゾートへの行き方
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