雪に埋もれた北海道の冬。 そこにサンタがいた。 旭川から車で約1時間、占冠村の奥に突然現れる白い斜面。 リフトに乗りながら「ここ、本当にあるんだ」。 観光地然としていない、ちょっとひっそりとした雰囲気が、逆にいい。
サンタプレゼントパーク・マロースゲレンデのおすすめスポット
サンタプレゼントパーク・マロースゲレンデ|雪の斜面に、静かな興奮がある
標高は高くない。
でもコースの白さが妙にきれいだ。
リフト1本、全長約600m。
規模は小さめだが、その分人が少ない。
土日でも混雑とは無縁で、自分のペースで滑れた。
ゲレンデの横に小さなログハウスがある。
そこで売っていたホットチョコレートが250円で、飲んだ瞬間に体が戻ってくる感じがした。
外は体感マイナス10度以下。
手袋を外すと1分で感覚がなくなる。
「サンタプレゼントパーク」という名前のせいか、家族連れが多い。
でも平日は本当に静かで、雪の音しか聞こえない時間があった。
ゲレンデというより、雪山の中に迷い込んだような感覚。
その静けさが、ここの一番の魅力だ。
ゲレンデ周辺の雪原|誰も踏んでいない白が、そこにある
リフトを降りた先。
コースを外れた視線の先に、手つかずの雪原が広がっている。
足を踏み入れると、膝まで沈んだ。
雪の重さって音がある。
ズボッという音と、静寂が交互にくる。
カメラを出すと、レンズが曇った。
それでも撮りたくなる景色だ。
樹木に雪が積もって、枝が白い塊になっている。
北海道の人は「樹氷」と当たり前に言うけど、初めて見ると言葉を失う。
ゲレンデ脇の林の中に入ってみた。
風が止まる。
音が消える。
太陽の光が雪を透過して、青白く光っている。
5分も立っていると足先から冷えてくるが、それでも動けない。
冬の北海道に来て、正解だ瞬間だ。
占冠村の夜|誰もいない村で、星が多すぎた
ゲレンデを出て、村の宿に泊まった。
チェックイン後、外に出た。
空が、おかしかった。
星の数が、明らかに多かった。
オリオン座の形が、逆に分からなくなるくらい星があった。
気温はマイナス18度だ。
10分で耳が痛くなる。
でも上を向いたまま動けない。
占冠村の夜間人口は数百人。
光源がほぼない。
だから星が見える。
シンプルな理由なのに、現地に来るまで気づかない。
翌朝、宿の窓から見た雪景色も静かだ。
除雪車が来る前の道路。
誰も踏んでいない雪が、朝日でオレンジに染まっている。
そういう景色を見るために、ここに来たのだ。
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サンタプレゼントパーク・マロースゲレンデへの行き方
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