北海道

タウシュベツ山

自然絶景

冬の北海道に、湖に沈む橋がある。 タウシュベツ川橋梁——正式名称よりも、その姿で語られる場所。 結氷した糠平湖の上に、アーチが浮かぶ。 幻の橋、と呼ばれるのには理由がある。 水位が上がれば沈む。 冬だけ現れて、春には消える。 それを見に、零下の朝に踏み出した。

Best Season 1月〜2月が最もおすすめ。 氷が厚く安定し、橋が湖面の上にはっきり姿を見せる時期。 3月になると水位が上がり始め、橋が沈む年もある。

タウシュベツ山のおすすめスポット

01

タウシュベツ川橋梁|零下の湖に、コンクリートのアーチが静かに立っている

朝7時、外気温はマイナス15度だ。

防寒を3枚重ねて、それでも顔が痛い。

糠平湖の湖面は完全に凍っている。

ガイドと一緒に、その上を歩いた。

スノーシューを履いて、約40分。

近づくほど、橋がでかくなる。

写真で見ていたはずなのに、圧倒された。

1937年に旧国鉄が作った橋。

もう列車は走っていない。

廃線になって数十年、水の中に沈み続けてきた。

それでも、冬になると湖面の上に姿を見せる。

橋の下に立った。

アーチの向こうに、白い山が見える。

ここに来るまで、何枚写真を見ても伝わらなかった感覚。

ただ、静かだ。

風の音だけが、耳に届いた。

■ タウシュベツ川橋梁(ぬかびら湖畔) 住所:北海道上士幌町糠平 料金:ガイドツアー参加必須(NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンター主催) 冬期ツアー:約5,000円〜/人 所要:約3〜4時間(移動・歩行含む) 注意:単独での湖面立ち入りは危険。必ずガイド同行で。
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02

ひがし大雪自然ガイドセンター|橋に行くなら、まずここに来る

タウシュベツに行くには、ここを頼るしかない。

糠平温泉郷にある、小さなガイドセンター。

スタッフに話を聞いた。

「毎年、橋の状態が変わります。

今年は見られても、来年は水の底だ。」

それが、この場所の本質だ。

冬のツアーは、スノーシューで湖面を歩くコース。

初心者でも参加できる。

ガイドが氷の厚みを確認しながら進むから、安全だ。

センターでは地図や情報も手に入る。

橋の現在の状態、雪の状況、当日の天気。

前日に電話を入れておくと、よりスムーズだ。

出発前のブリーフィングで、橋の歴史を教えてもらった。

知ってから見るのと、知らずに見るのでは、まったく違う。

■ NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンター 住所:北海道河東郡上士幌町糠平温泉郷 TEL:01564-4-2261 営業:9:00〜17:00(季節変動あり) 冬期ツアー:11月下旬〜3月頃まで(氷の状態次第) WEB予約推奨。前日までに要連絡。
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03

糠平温泉|零下の外から戻ってきた体に、湯が染みた

湖から戻って、温泉に入った。

体の芯まで冷えている。

糠平温泉は、タウシュベツの拠点になる温泉郷。

宿は数軒しかない。

静かな場所だ。

泊まったのは、「湯元館」。

一泊2食付きで15,000円前後。

料理は地元の食材が中心で、量が多かった。

夜、窓の外が真っ暗になった。

星を見ようと外に出た。

マイナス20度に近かったが、それでも出た。

満天、という言葉は知っている。

でも実際に見たのは初めてだ。

オリオン座が、ほぼ真上にいた。

朝、5時に起きた。

また橋を見たくて、宿の窓から方向だけ確認した。

白い山の稜線が、オレンジに染まっている。

それだけで、来た意味があった。

■ 糠平温泉郷 住所:北海道河東郡上士幌町糠平 アクセス:帯広駅から車で約1時間30分 宿泊相場:1泊2食付き 12,000〜20,000円程度 日帰り入浴:一部宿で可(500〜800円) ※冬期は道路凍結あり。スタッドレスタイヤ必須。
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モデルコース

Day Trip 帯広発→車で1時間半→ガイドセンター受付→スノーシューツアーで橋へ(約4時間)→糠平温泉で日帰り入浴→帯広へ戻る
1 Night 1日目:帯広発→糠平温泉チェックイン→夕食・星空観察。2日目:早朝ツアー参加→タウシュベツ川橋梁へ→ガイドと湖面歩き(約4時間)→帯広へ。橋の感動を翌朝に持ち越せる、1泊がおすすめ。
Travel Tips ツアーは人数制限あり。週末は早めに埋まる。 防寒は「これで大丈夫」より一枚多く。 カメラのバッテリーは寒さで一気に落ちる。 予備バッテリーを内ポケットに入れておくこと。 帯広からのレンタカーはスタッドレス確認を忘れずに。

タウシュベツ山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間8分
水戸から 約10時間53分
前橋から 約11時間8分
高崎から 約11時間8分
甲府から 約11時間38分
備考 バス

札幌の宿を探す

タウシュベツ山へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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