粉雪が、静かに降り続けている。 リフトを降りた瞬間、風の音だけが残る。 ニセコアンヌプリの頂上付近、標高1308m。 眼下に広がる羊蹄山と、果てしない白銀の世界。 ここに来るまで、何度「本物のパウダースノー」という言葉を聞いただろう。 実際に膝まで埋まって、やっとその意味がわかった。
ニセコアンヌプリのおすすめスポット
ニセコアンヌプリ山頂|雲の中に立ったとき、言葉が出ない
ゴンドラで一気に標高約1000mまで上がる。
所要時間は約7分。
そこからさらにリフトを乗り継ぐと、頂上が近づいてくる。
晴れた日の山頂は別世界だ。
羊蹄山がどーんと正面に構えている。
積丹の海まで見えた日は、思わず声が出た。
でも正直に言うと、ガスがかかっていた日のほうが印象に残っている。
ホワイトアウト寸前の視界の中で、シュッとターンした感覚。
あれは怖かったし、最高だ。
コースは全部で30本以上ある。
初心者から上級者まで、飽きるタイミングがない。
1日で全部回ろうとしたら、完全に時間が足りない。
リフト券は1日券で大人6700円(2024年シーズン参考)。
朝8時半のオープンに合わせて動くのが正解。
午後になるとコースが荒れてくる。
パウダーゾーン|膝まで埋まって、笑いが止まらない
「ニセコのパウダーは世界一」という話、半信半疑で来た。
地元のイントラに案内されてツリーランエリアに入った瞬間、信じた。
雪が、軽い。
転んでも痛くない。
起き上がるのが大変なくらい深い。
ニセコの年間降雪量は約15メートル。
数字で聞いてもピンとこなかったけど、実際に立つとわかる。
とにかく雪が多い。
パウダーゾーンは早いもの勝ち。
新雪が入った翌朝は、オープン前からスキーヤーが並んでいる。
海外からのゲストも多く、英語が飛び交っている。
オーストラリア人のグループと一緒にリフトに乗ったら、「ニセコは毎年来る」と言っている。
その気持ち、よくわかる。
一度あの雪質を知ったら、ほかでは満足できなくなりそうだ。
山麓の温泉|滑り終わったあとの湯が、旅の仕上げだ
スキーを脱いだ足で、温泉に向かった。
ニセコ周辺には温泉施設が点在している。
向かったのは「ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄」の日帰り温泉。
露天風呂から羊蹄山が見える。
雪見風呂というやつ。
体中の筋肉がほぐれていく感覚が、じんわりとした。
湯は硫黄の香りが漂う本格的な源泉かけ流し。
pH値は9.4のアルカリ性。
肌がつるつるになった。
日帰り入浴は1500円前後で入れるところが多い。
混雑は夕方16時〜18時がピーク。
滑り終わって15時に入ると、わりと空いている。
温泉から上がって、外の空気を吸う。
冷たい夜風と、体の芯に残った熱。
このコントラストのために、冬のニセコに来ているだ。
モデルコース
ニセコアンヌプリへの行き方
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